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日立の公式仕様表を2機種ぶん1行ずつ突き合わせると、数字が違う行は「あたため」と「メニュー数」の区画にしかありません。30Lの庫内、310℃・2段のオーブン、Wスキャンのセンサー、幅497mmの本体寸法、約18.0kgの質量、年間消費電力量まで、残りはすべて同じ値です。
2026年8月上旬に発売されたヘルシーシェフ MRO-W1Eが変えたのは、温度の違う料理を最大4品まで同時にあたためる機能です。2025年6月上旬発売のMRO-W1Dは最大2品までで、冷凍・冷蔵・常温の3つを一度に温めることはできません。
一方で実売価格は、2026年9月末時点でMRO-W1Eが8万円台、MRO-W1Dが5万円台です。差額は約3万4千円あり、MRO-W1Dは日立の公式サイトで「生産完了・在庫品限り」の表示に切り替わりました。
この記事では、日立の公式仕様データと両機のニュースリリースを一次情報として、4品同時あたために3万円台を払う価値があるのはどんな家庭かを具体的に切り分けます。発売から日が浅く口コミが少ない点も、隠さずに書きます。
Bell
Kura、ヘルシーシェフの新しいのが出たんだよね? 今のレンジが10年目で扉のパッキンが割れてきたから、ちょうど買い替えたいんだ。
Kura
新型はMRO-W1Eだね。ただ、1年前のMRO-W1Dと本体の中身はほとんど同じなんだ。変わったのは「何品まとめて温められるか」だけ、と言っていいくらいだよ。
Bell
えっ、1年でそれだけ? 新しいほうが焼き目もきれいになってるんだと思い込んでた…。
Kura
オーブンは310℃・2段で数字は全部同じだよ。だからこの2台は「温め直しを何品いっぺんにやるか」で選ぶのが正解。その判断材料を順番に見ていこう。
✅ この記事でわかること
- MRO-W1EとMRO-W1Dのスペック・価格帯を公式仕様で全項目比較
- 両機の強み・弱みと、少数ながら集まっている口コミの傾向
- 「4品同時あたため」と「2品同時あたため」の実用上の差
- 家族構成・食事スタイル別にどちらを選ぶべきかの判断基準
- 2026年9月時点の実売価格帯と、生産完了した旧モデルの買い方
- 購入前に知っておきたい設置・お手入れの注意点とFAQ
【結論】MRO-W1EとMRO-W1D、どちらを買うべきか早見表
先に結論をまとめます。温め直しを3品以上まとめてする家庭はMRO-W1E、それ以外はMRO-W1Dが基本線です。オーブン・グリル・スチームの性能は同一なので、焼き物やお菓子作りを理由に新型を選ぶ必要はありません。
※価格帯は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)。MRO-W1Eは2026年9月時点でAmazonの商品ページを確認できなかったため、楽天市場の価格です。
発売時期の違いと「W1」シリーズの型番ルール
2機種の発売時期は約1年2か月離れています。MRO-W1Dは2025年6月上旬、MRO-W1Eは2026年8月上旬の発売です。どちらも日立グローバルライフソリューションズのニュースリリースで発表されました。
| MRO-W1E | 2026年8月上旬発売/フロストホワイト・フロストブラックの2色 |
|---|---|
| MRO-W1D | 2025年6月上旬発売/同じ2色/公式サイトで生産完了・在庫品限り |
型番は「MRO-W1」までがシリーズ名で、末尾のアルファベットが世代を表します。W1C、W1D、W1Eと1文字ずつ進み、数字の部分は変わりません。店頭やネットで型番を見るときは、最後の1文字だけを確認すれば新旧を取り違えずに済みます。
なお、同じヘルシーシェフでもMRO-W10Bは5インチの大型カラータッチ液晶を積んだ別系統の最上位機です。MRO-W1D・W1Eはバックライト付きのフルドット液晶と、ボタン一体型ダイヤルの操作で、「W10」と「W1」は1文字違いでも別物として扱ってください。
なぜ1年で新型が出たのか
MRO-W1Dの世代で日立が力を入れたのは、冷凍・冷蔵・常温の食材を一度に焼き上げる自動調理と、分量の違う2品の同時あたためでした。MRO-W1Eはその流れの延長で、あたためる品数を2品から最大4品へ広げたモデルです。
ニュースリリースが見出しに掲げたのも「温度の異なる複数品を最大4品まで同時にあたため」の一点でした。調理機能の刷新ではなく、毎日の食事の準備を短くする方向の改良だと読むのが実態に合っています。
MRO-W1EとMRO-W1Dのスペック比較表(全項目)
日立公式の仕様データから主要項目を並べました。色付きのセルが両機で値の違う行、グレーのセルが同じ値の行です。旧モデルのほうが数の多いメニュー区分もあるため、優れている側を行ごとに強調しています。
| 項目 | 🆕 新モデル 日立 MRO-W1E 2026年8月発売 |
📦 旧モデル 日立 MRO-W1D 2025年6月発売・生産完了 |
|---|---|---|
| 📊 スペック比較(全項目) | ||
| 発売時期 | 2026年8月上旬 | 2025年6月上旬 |
| 実売価格帯 | 8万円台 | 5万円台 |
| 複数品同時あたため | 最大4品3温度帯同時も可 | 最大2品 |
| 冷凍+冷蔵+常温の同時あたため | 対応 | 非対応 |
| オートメニュー数 | 250+3 | 247 |
| 簡単ボウルメニュー | 77わがやのスープ追加 | 74 |
| スピードメニュー | 53 | 54 |
| 最短1分スピードメニュー | 4 | 5 |
| 食品メーカーコラボレシピ | 22 | 23 |
| 総庫内容量 | 30L | 30L |
| センサー | Wスキャン+温度センサー | Wスキャン+温度センサー |
| レンジ最高出力 | 1,000W | 1,000W |
| オーブン | 最高310℃・2段 | 最高310℃・2段 |
| グリル | 大火力平面グリル | 大火力平面グリル |
| 熱風旨み焼き | 45メニュー | 45メニュー |
| ノンフライ | 17メニュー | 17メニュー |
| 外形寸法 | 幅497×高さ375×奥行442mm | 幅497×高さ375×奥行442mm |
| 質量 | 約18.0kg | 約18.0kg |
| 年間消費電力量 | 70.5kWh/年 | 70.5kWh/年 |
| スマホ連携 | ヘルシーシェフアプリ | ヘルシーシェフアプリ |
| 購入リンク | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
出典:日立 MRO-W1E 公式・日立 MRO-W1D 公式/価格帯は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
表を見ると、メニュー数の増減はどれも1〜3の範囲です。スピードメニューや食品メーカーコラボレシピはむしろMRO-W1Dのほうが1つずつ多いため、「新型はメニューが大幅に増えた」と受け取るのは誤りです。
MRO-W1Dからの変更点|数字が動いたのは3か所だけ
📊 変更点サマリ
① 複数品同時あたため:最大2品から最大4品へ
最大の変更点は、分量や温度の違う料理を最大4品まとめて温められるようになったことです。MRO-W1Dは2品までで、組み合わせは冷凍+冷蔵、冷凍+常温、冷蔵+常温のいずれか。冷凍・冷蔵・常温の3つを同時に温めることはできません。
MRO-W1Eは3つの温度帯を混ぜても対応します。たとえば冷凍ご飯、冷蔵庫の煮物、常温に置いた味噌汁を一度に入れて、ボタンひとつで温め終わるイメージです。
仕組みは、Wスキャン(重量センサーとセンター赤外線センサー)で食品の重さと表面温度を測り、庫内を4つのエリアに分けて温まり具合を見ながらマイクロ波を重点的に当てるというものです。マイクロ波を制御するアンテナが、重点的に加熱するエリアで往復回転します。
ただし条件があります。1品100〜300g、合計800gまでで、いちばん多い品は少ない品の1.3倍までに収める必要があります。冷凍品は、冷蔵・常温品の数以下にしなければなりません。大皿のおかずと小鉢を一緒に入れる使い方は、この分量差の条件から外れます。
② 簡単ボウルメニューに「わがやのスープ」を追加
耐熱ボウルに好みの食材を入れて自動調理する「わがやのアレンジ料理」に、スープが加わりました。従来の煮物・パスタ・カレー・シチューに1ジャンル増えた形で、簡単ボウルメニューは74から77になっています。
冷蔵庫の余り野菜とベーコンを刻んで入れるだけで一品になるので、朝食や夜食の汁物を手早く用意したい方には効きます。一方で、鍋でスープを作る手間を苦にしていない方にとっては、差として感じにくい部分です。
③ オートメニュー数は247から250へ
オートメニューは3つ増え、レシピ数も292から295になりました。ただし、スピードメニューは54から53、最短1分スピードメニューは5から4、食品メーカーコラボレシピは23から22と、減った区分もあります。
メニューが入れ替わった結果として総数が少し増えた、という理解が正確です。どちらを選んでも日常の料理で困ることはありません。
- 変わっていない点:30L・ワイド&フラット庫内、310℃・2段の熱風コンベクションオーブン、大火力平面グリル、ボイラー熱風式の過熱水蒸気、熱風旨み焼き45メニュー、ノンフライ17メニュー
- 設置も同一:幅497×高さ375×奥行442mm(ハンドル含む495mm)、約18.0kg、左右・背面は壁にぴったり、上方は10cm以上
- 電気代の目安も同一:年間消費電力量はどちらも70.5kWh/年
4品同時あたためは誰の役に立つのか
「最大4品」という数字だけを見ると便利そうに映りますが、実際に効くかどうかは温め直しの習慣で決まります。ここでは、MRO-W1Eを選ぶ理由になる場面と、ならない場面を分けて整理します。
🍱 時間差の夕食
帰宅の遅い家族の分をワンプレートではなく小皿で取り分けておく家庭では、ご飯・主菜・副菜・汁物の4品を1回で温め終えられます。2品ずつ2回に分ける手間と待ち時間が消えます。
🧊 冷凍ストックの活用
冷凍ご飯と冷蔵の作り置き、常温のスープを混ぜても1回で済みます。MRO-W1Dではこの3温度帯の組み合わせができず、どれか1品を別に温めることになります。
🔧 部品保有期間
日立の電子レンジの補修用性能部品は、製造打ち切り後8年保有されます。MRO-W1Dはすでに生産完了のため、MRO-W1Eのほうが修理を受けられる期間の終わりが後ろにずれます。
🍲 スープの自動調理
耐熱ボウルに具材を入れるだけのスープが加わりました。朝の汁物をレンジ任せにしたい方には小さくない追加です。
逆に、次のような使い方なら4品同時あたためはほぼ出番がありません。一人暮らしで温め直しは1品か2品、食事はできたてを食べるのが基本、冷凍ストックは解凍してから調理に使う、というスタイルです。
また、メーカー保証はどちらもお買い上げ日から本体1年・マグネトロン2年です。旧モデルをいま新品で買っても保証の長さは変わらないので、「新しいほうが保証で得をする」ということはありません。新旧で差が出るのは、上の部品保有期間のほうです。
💰 差額 約3万4千円を払う価値があるか
性能で判断するなら、差額で手に入るのは「4品同時あたため」と「スープの自動調理」の2点です。平日に3品以上を温め直す日が週の半分以上ある家庭なら元が取れますが、そうでなければMRO-W1Dで困る場面はほとんどありません。長く使う前提で修理の期間を重視するなら、差額は安心料として意味を持ちます。
Bell
うちは夫婦ふたりで、温め直すのはだいたいご飯とおかずの2品なんだよね。それでも4品のほうがいいのかな?
Kura
2品で足りてるなら、MRO-W1Dでも2品同時に温められるよ。3温度帯を混ぜる日がなければ、差はほぼ出ないんだ。
Bell
でも、あとで家族が増えたら品数も増えるよね? 先回りして新型にしておくのはアリ?
Kura
そこは好みが分かれるね。ただ4品同時は1品100g以上が条件だから、少量の小分けは対象外になりやすい。先の予定より、いまの暮らしで差額を残すほうが外れにくいと思うよ。
進化幅と価格差の総合判定
変更点の大きさと差額の比率を、同じ物差しで点数化しました。高影響の変更は4品同時あたための1項目だけで、進化幅は「小幅な改良」の判定です。これに対して価格は旧モデル比で約6割高く、差額の大きさに見合う変化とは言いにくい結果になりました。
🎯 進化幅と価格差の総合判定
結論:本体・オーブン・センサーは同一で、差は「同時にあたためられる品数」にほぼ集約されます。3品以上をまとめて温める習慣がなければ、MRO-W1Dを選ぶ方が満足度は高くなります
🆕 MRO-W1E(新モデル)を選ぶべき人
- 家族の食事時間がずれ、おかずを3〜4品まとめて温め直す日が多い家庭
- 冷凍ご飯・冷蔵のおかず・常温の汁物を一度に温めたい家庭
- 生産完了品ではなく、これから長く部品が保有される現行機を選びたい人
📦 MRO-W1D(旧モデル)を選ぶべき人
- 温め直しは1〜2品ずつで足りる一人暮らし・二人暮らし
- オーブンの310℃・2段や熱風旨み焼きを目当てに選ぶ人(性能は新型と同じ)
- 差額の3万円台を調理器具や食費に回したい人(生産完了品のため在庫があるうちに)
5軸スコアの内訳
スペックと口コミの傾向をもとに、2機種を5つの軸で10点満点で評価しました。今回の2機種の相対的な位置関係を示すもので、他の記事の点数と横並びで比べる目的のものではありません。

| 評価項目 | 🆕 MRO-W1E | 📦 MRO-W1D |
|---|---|---|
| あたため機能 | 9.5 | 8.0 |
| オーブン・グリル | 8.5 | 8.5 |
| メニュー・自動調理 | 8.5 | 8.0 |
| お手入れ・設置 | 8.5 | 8.5 |
| コスパ | 6.5 | 9.0 |
| 総合評価 | 8.3 | 8.4 |
📊 採点基準
- あたため機能:同時にあたためられる品数と、冷凍・冷蔵・常温の組み合わせ対応(公式仕様)。最大4品・3温度帯対応のMRO-W1Eを上にしました
- オーブン・グリル:最高温度・段数・ヒーター方式・グリル出力(公式仕様)。両機とも同一の値のため同点です
- メニュー・自動調理:オートメニュー数、簡単ボウルメニューの内容。スープの追加分だけMRO-W1Eを0.5点上にしました
- お手入れ・設置:丸洗いできるテーブルプレート、お手入れコース、設置スペース(公式仕様)と口コミの傾向。同一構造のため同点です
- コスパ:実売価格帯と、価格差に対して得られる機能差の比率
※スペックは日立公式サイトの仕様データを参照。口コミは価格.comクチコミおよび実機レビュー記事を分析。価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)。
総合点はMRO-W1Dが0.1点上回りました。ここは正直に迷ったところで、あたため機能の1.5点差をコスパの2.5点差が上回ったことがそのまま結果に出ています。3品以上を日常的に温め直す家庭なら、あたため機能の重みが増すので順位は逆になると考えてください。
日立 MRO-W1E(新モデル)のレビュー|4品同時あたための現行機
MRO-W1Eは、ヘルシーシェフの2段オーブン機にあたための新機能を載せた2026年モデルです。焼く・蒸す性能はMRO-W1Dと同じまま、毎日の温め直しを1回で済ませる方向へ進化しました。
Bell
冷凍ご飯と作り置きと味噌汁を、まとめて1回で温められるってこと? 朝ごはんが一気に楽になりそう!
Kura
そう、そこがMRO-W1Eだけの芸当だね。ただ1品100〜300gで、多い品は少ない品の1.3倍までっていう条件付き。大盛りと小鉢の組み合わせは別々になるよ。
| 発売日 | 2026年8月上旬 |
|---|---|
| 総庫内容量 | 30L(ワイド&フラット庫内) |
| 複数品同時あたため | 分量が異なる最大4品(冷凍+冷蔵+常温の同時も可) |
| オーブン | 最高310℃(予熱有り時・短時間運転)・2段・熱風コンベクション式 |
| レンジ最高出力 | 1,000W(手動 最大5分・自動 最大3分) |
| センサー | Wスキャン(重量センサー+センター赤外線センサー)+温度センサー |
| オートメニュー/レシピ | 250/295 |
| 外形寸法・質量 | 幅497×高さ375×奥行442mm(ハンドル含む495mm)・約18.0kg |
| 実売価格帯 | 8万円台 |
出典:日立公式/価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
温め直しの回数が減る、という効き方
MRO-W1Eの価値は、料理を「おいしく」するより「待ち時間と操作回数を減らす」ところにあります。4品を別々に温めると、出し入れとボタン操作が4回になり、先に温めた皿が冷めていきます。1回で済めば、テーブルに並ぶタイミングがそろいます。
発表時の市場想定価格は約11万5千円でしたが、発売から約2か月で実売は8万円台まで下がりました。発売直後の新製品は時間とともに実売が動くため、購入直前に最新価格を確認することをおすすめします。
口コミはまだ少ない
発売から日が浅く、2026年9月末時点で集まっている購入者の声は楽天市場で数件、価格.comではまだ投稿がありません。傾向として語れる量ではないため、この記事では口コミの要約を載せていません。本体の構造がMRO-W1Dと同じなので、使い勝手やお手入れについては次のMRO-W1Dの口コミ傾向がそのまま参考になります。
✅ メリット
- 温度帯の違う料理を最大4品まで1回で温められる
- 冷凍・冷蔵・常温の3つを混ぜた組み合わせにも対応する
- 耐熱ボウルで作れる自動調理にスープが加わった
- 現行モデルのため、補修用部品の保有期間が長く残る
⚠️ デメリット
- MRO-W1Dより約3万4千円高く、差額で得られる機能は実質1つ
- 4品同時には1品100〜300g・合計800gまで・分量差1.3倍以内という条件がある
- オーブン・グリルの性能は旧モデルと同じで、焼き物の仕上がりは変わらない
- 2026年9月時点ではAmazonの商品ページが見当たらず、購入先は楽天市場や量販店が中心
こんな方に:家族の食事時間がずれて温め直しの品数が多い家庭、冷凍ご飯と作り置きを日常的に組み合わせる方。
こういう方は買わなくていい:温め直しが1〜2品で足りる方、焼き物の仕上がりを良くしたくて新型を検討している方。オーブン性能が目的ならMRO-W1Dで同じものが手に入ります。
日立 MRO-W1D(旧モデル)のレビュー|性能は同じで5万円台
MRO-W1Dは2025年6月に登場したヘルシーシェフの2段オーブン機です。2026年9月時点で公式サイトは「生産完了・在庫品限り」の表示ですが、販売店には新品がまだ多く並んでいます。オーブン・グリル・スチームはMRO-W1Eと同一で、実売は5万円台です。
Bell
MRO-W1Dはもう生産完了なんだよね? いまから買っても大丈夫なの?
Kura
販売店にはまだ新品が十分あるし、メーカー保証も買った日から数えるから新型と同じだよ。気にするなら、修理部品の保有が製造打ち切りから8年っていう点くらいだね。
| 発売日 | 2025年6月上旬(生産完了・在庫品限り) |
|---|---|
| 総庫内容量 | 30L(ワイド&フラット庫内) |
| 複数品同時あたため | 分量が異なる最大2品(冷凍・冷蔵・常温のうち2つの組み合わせ) |
| オーブン | 最高310℃(予熱有り時・短時間運転)・2段・熱風コンベクション式 |
| レンジ最高出力 | 1,000W(手動 最大5分・自動 最大3分) |
| センサー | Wスキャン(重量センサー+センター赤外線センサー)+温度センサー |
| オートメニュー/レシピ | 247/292 |
| 外形寸法・質量 | 幅497×高さ375×奥行442mm(ハンドル含む495mm)・約18.0kg |
| 実売価格帯 | 5万円台 |
出典:日立公式/価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
2品同時あたためと、3温度帯の自動調理
MRO-W1Dでも、分量の違う2品を同時に温められます。ご飯とおかず、おかずと汁物といったふたり分の温め直しなら1回で済むので、日常の使い勝手で新型に見劣りする場面は限られます。
また、冷凍・冷蔵・常温の食材を一緒に並べて焼き上げる自動調理はMRO-W1Dの世代で採り入れられた機能です。「3温度帯を同時に扱う」のが新型だけの特徴だと思われがちですが、調理のほうはMRO-W1Dでもできます。MRO-W1Eで増えたのは、あくまで「あたため」の品数です。
※以下は価格.comクチコミおよび実機レビュー記事を分析した結果です。2026年9月時点で購入者の口コミは価格.com・楽天市場とも数件と少なく、傾向の目安としてお読みください。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- 運転音が控えめで、以前の機種より静かになったと感じる人がいる
- テーブルプレートを外して丸洗いでき、庫内の掃除が負担にならない
- キッチンに収まりやすい大きさで、2品同時あたためも日常使いで便利
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- オーブンやグリルの焼き色が期待より弱かったという感想が見られる
- 一部の機能はアプリとWi-Fi接続、アカウント登録が前提で、手間に感じる人がいる
- 初回の空焼きで扉のすき間から煙が出て、密着させて置いた隣の家電が熱くなったという報告がある
✅ メリット
- オーブン・グリル・スチーム・センサーはMRO-W1Eと同一で、5万円台で手に入る
- 分量の違う2品を同時に温められ、ふたり分の温め直しなら1回で済む
- 冷凍・冷蔵・常温の食材を一緒に焼き上げる自動調理に対応している
⚠️ デメリット
- 冷凍・冷蔵・常温の3品を同時に温めることはできない
- 生産完了品のため、補修用部品の保有期間(製造打ち切り後8年)の終わりが新型より先に来る
- ハンドルが角ばった形状で、手に当たって気になるという声もある
⚠️ 旧モデル購入時の注意
- 日立の公式サイトでは「生産完了・在庫品限り」と表示されています。販売店の在庫がなくなり次第、新品は手に入らなくなります
- 2026年9月末時点では楽天市場に新品の出品が30件以上あり、大手量販店・Amazonでも新品を購入できます
- メーカー保証はお買い上げ日から本体1年・マグネトロン2年で、新型と変わりません
こんな方に:温め直しは1〜2品で足りる一人暮らし・二人暮らし、310℃・2段オーブンや熱風旨み焼きを手頃な価格で使いたい方。
価格差 約3万4千円の妥当性
2026年9月末時点の実売は、MRO-W1Eが8万円台、MRO-W1Dが5万円台です。差額は約3万4千円で、旧モデルの価格に対して約6割の上乗せになります。
差額を「1回あたり」に割ると
レンジの買い替えサイクルを8年とすると、差額は1年あたり4千円強、1か月あたり3百円台です。4品同時あたためを使う日が月に20日あれば、1回あたり20円弱で「温め直しを1回にまとめる手間」を買っている計算になります。
この金額を安いと感じるかどうかは、温め直しの手間をどれだけ負担に感じているかで決まります。平日の夜に家族の分を2回、3回と分けて温めている方にとっては、十分に見合う出費です。
差額で代わりにできること
逆に、差額の約3万4千円をほかに回す選択肢も具体的に考えておくと判断しやすくなります。
- 耐熱ガラスの保存容器セットをそろえ、作り置きを冷蔵で回す運用に切り替える
- ハンドブレンダーや電気圧力鍋など、別の調理家電を1台追加する
- MRO-W1Dの延長保証に加入して、生産完了品の修理面の不安を補う
3つ目は、生産完了品を選ぶときの現実的な対策です。販売店の長期保証を付ければ、部品保有期間の差を気にする場面はさらに減ります。
電気代の差はない
年間消費電力量はどちらも70.5kWh/年です。電気代の目安単価31円/kWhで計算すると、年間の電気代は両機とも約2千2百円で、差はありません。ランニングコストで新旧の差額を取り戻すことはできないので、判断は購入価格と機能差だけで行ってください。
ほかのメーカーの30Lクラスとも比べたい方は、MRO-W1DとパナソニックNE-BS9Dの比較や、過熱水蒸気オーブンレンジのおすすめもあわせて参考にしてください。
どちらを選ぶべき?——状況別の選び方
2機種の違いは実質1つなので、判断の分かれ目もはっきりしています。自分の台所の使い方に近いものを選んでください。
MRO-W1Eが向いている方:温め直しの品数が多い家庭
家族の帰宅時間がばらばらで、取り分けたおかずを後から温める日が多い家庭です。冷凍ご飯・冷蔵のおかず・常温の汁物を一度に温められるのはMRO-W1Eだけなので、毎晩の手間がそのまま減ります。現行モデルで部品保有期間を長く確保したい方にも向いています。
MRO-W1Dが向いている方:温め直しは1〜2品、オーブンも使いたい
一人暮らしや二人暮らしで、温め直しはご飯とおかずの2品程度という方です。310℃・2段のオーブンや熱風旨み焼きは新型と同じなので、焼き物やお菓子作りを楽しみたい方もMRO-W1Dで不足はありません。生産完了品のため、在庫があるうちに選ぶのが前提です。
どちらでもよい方:温め直しより調理が中心
レンジは主に下ごしらえやオーブン調理に使い、温め直しはあまりしない方は、どちらを選んでも使い勝手は変わりません。この場合は価格の安いMRO-W1Dを選び、浮いた予算を食材や調理器具に回すほうが満足度は上がります。
型落ちのMRO-W1Cとの違いも気になる方は、MRO-W1CとMRO-W1Dの比較記事で世代ごとの変化を確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q. MRO-W1EとMRO-W1Dの違いは何ですか?
いちばん大きな違いは複数品同時あたためで、MRO-W1Eは最大4品(冷凍・冷蔵・常温の3温度帯を混ぜても可)、MRO-W1Dは最大2品です。ほかに簡単ボウルメニューへのスープ追加と、メニュー数の小さな入れ替えがあります。庫内容量・オーブン・センサー・本体寸法は同じです。
Q. 旧モデルのMRO-W1Dはいつまで買えますか?
日立の公式サイトでは2026年9月時点で「生産完了・在庫品限り」と表示されています。販売店の在庫がなくなった時点で新品は購入できなくなります。9月末時点では楽天市場・Amazon・量販店に新品在庫が十分あるため、急いで買う必要まではありませんが、在庫のあるうちに決めるのが安全です。
Q. 新モデルと旧モデル、電気代に差はありますか?
ありません。年間消費電力量はどちらも70.5kWh/年で、31円/kWhで計算すると年間約2千2百円です。レンジ・オーブン・グリルの出力と消費電力もすべて同じ値です。
Q. 旧モデルの保証・修理サポートはいつまでですか?
メーカー保証はどちらもお買い上げ日から本体1年・マグネトロン2年です。修理に使う補修用性能部品は、製造打ち切り後8年保有されます。MRO-W1Dはすでに生産完了のため、部品保有の終わりはMRO-W1Eより先に来ます。
Q. 中古の旧モデルを買っても大丈夫ですか?
新品の購入を強くおすすめします。中古はメーカー保証の対象外になることが多く、スチームの給水タンクまわりやテーブルプレートの状態も外から判断できません。MRO-W1Dは新品でも5万円台で買えるため、中古を選ぶ利点は小さいです。
Q. 新モデルの値下がりを待つべきですか?
MRO-W1Eは発表時の市場想定価格約11万5千円から、発売約2か月で8万円台まで下がっています。4品同時あたためが必要ないなら、待つよりMRO-W1Dを選ぶほうが確実に安く済みます。新型が必要な方は、購入直前に最新価格を確認してください。
Q. 4品同時あたためはどんな組み合わせでも使えますか?
条件があります。1品の分量は100〜300gで合計800gまで、いちばん多い品は少ない品の1.3倍以内に収める必要があります。冷凍品は、冷蔵・常温品の数以下にしてください。
Q. 本体サイズや設置スペースは同じですか?
同じです。どちらも幅497×高さ375×奥行442mm(ハンドル含む495mm)、質量約18.0kgで、左右と背面は壁にぴったり付けて置け、上方は10cm以上空けます。MRO-W1Dから買い替える場合も置き場所はそのまま使えます。
Bell
うーん、うちは2品で足りてるし、W1Dにしようかな。でも生産完了って聞くと、ちょっと迷うんだよね。
Kura
迷うなら、1週間の夕食で温め直しを何品やったか数えてみるといいよ。3品以上の日が半分を超えるならW1E、それ以下ならW1Dで困らないはずだから。
Bell
数えてから決めるの、地味だけど確実だね。扉のパッキンが持つうちに、今週やってみる。
Kura
それがいいね。どっちを選んでもオーブンは同じだから、焼き物の出来で差がつくことはないよ。
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まとめ|差は「同時に温められる品数」だけ
- MRO-W1EとMRO-W1Dの差は、複数品同時あたため(最大4品・3温度帯と最大2品)にほぼ集約される
- 庫内容量30L・310℃2段オーブン・Wスキャン・本体寸法・年間消費電力量はすべて同一
- 実売はMRO-W1Eが8万円台、MRO-W1Dが5万円台で、差額は約3万4千円
- MRO-W1Dは公式に生産完了・在庫品限り。保証の長さは同じで、差が出るのは部品保有期間の終わり
判断基準はひとつです。温め直しを3品以上まとめる日が多ければMRO-W1E、そうでなければMRO-W1Dを選んでください。
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