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ふるさと納税の返礼品が同じ週に3つ届き、冷蔵庫の冷凍室がカニの箱だけで埋まってしまう。200L級の上開き冷凍庫を検討し始めるのは、たいていこんな日です。
200Lクラスで2026年10月時点に新品で手に入る定番は、ハイアールJF-CW20A、アイリスオーヤマICSD-20B、AQUAAQF-F20CRの3機種です。前の2つは霜取りが手作業の直冷式、AQUAだけが霜取り不要のファン式で、実勢価格は3万円台から8万円台まで倍以上の開きがあります。
この記事では、3社の公式仕様表と取扱説明書、楽天市場レビュー・価格.comクチコミの傾向をもとに、本体価格だけでなく10年間の電気代、霜取りの手間、すき間込みの設置幅まで並べて比較しました。なお、AQUAの直冷式200L「AQF-20CP」はメーカー公式で生産終了品となり、楽天市場・Amazonとも新品の流通が途絶えているため、同社で現在販売中の200L級チェストであるAQF-F20CRを比較対象にしています。
Bell
Kura、200Lの冷凍庫って3万円台のもあれば8万円台のもあるよね。冷やすだけなのに、何がそんなに違うの?
Kura
一番大きいのは霜取りだね。安い2台は庫内に霜が付くから、年に何回か中身を出して溶かす作業がいるんだ。AQUAはそれを自動でやってくれる
Bell
霜取りかぁ……。実家の古い冷凍庫で手伝わされたことあるけど、床が水びたしになって大変だったんだよね
Kura
その手間をいくらで買うか、って話になるね。ただ電気代は安い方がむしろ上だったりするから、順番に見ていこう
✅ この記事でわかること
- JF-CW20A・ICSD-20B・AQF-F20CRのスペック・価格帯を一覧比較
- 3機種それぞれの強み・弱みと口コミ傾向
- 直冷式とファン式で霜取りの手間がどれだけ違うか
- 使い方・設置場所別のおすすめ機種
- 2026年10月時点の価格帯と10年間の総額試算
- 購入前に知っておきたい設置の注意点とFAQ
【結論】200L上開き冷凍庫はこの3機種から選ぶ
先に結論です。迷ったらハイアールJF-CW20Aを選んでください。本体はアイリスより1万円ほど高いものの、年間消費電力量が3機種で最も少なく、10年使うと総額はほぼ並びます。そのうえでキャスター・急冷凍・LED庫内灯がそろっています。
霜取りを一度もしたくない方はAQUA AQF-F20CR、とにかく今の出費を抑えたい方はアイリスオーヤマICSD-20Bが向いています。
※価格帯は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方)。価格は変動します。リンク先でご確認ください。
200L上開き冷凍庫の選び方|見るべきポイントは4つ
200Lクラスは容量がほぼ横並びです。差がつくのは容量ではなく、冷やし方・電気代・置き場所・温度の決め方の4点です。
1. 冷却方式:霜取りの手間を許容できるか
直冷式は、庫内の壁に冷却パイプを巡らせて壁ごと冷やす方式です。構造が単純なので本体価格が安く、冷気が自然に下へたまるため上開きと相性が良い一方、壁面に霜が少しずつ育ちます。ハイアールは霜が1cm程度、アイリスは5mm以上付いたら霜取りをするよう取扱説明書で案内しています。
霜取りは、中身を別の場所へ避難させ、電源を切って霜を溶かし、底の排水栓から水を抜く作業です。200Lを満杯にしていると、中身の避難場所を確保するだけでもひと仕事になります。
ファン式は、冷却器で作った冷気をファンで庫内に送る方式で、霜取りを自動で行います。AQF-F20CRは霜取りの操作が不要で、溶けた水は外から見えない蒸発皿で蒸発させる仕組みです。この手間をなくせる代わりに、本体価格は直冷式の約2倍になります。
2. 電気代:本体価格の差は10年で縮む
年間消費電力量は、ハイアール275kWh、AQUA310kWh、アイリス312kWhです。目安単価31円/kWhで換算すると、年間電気代はそれぞれ約8千5百円・約9千6百円・約9千7百円になります。
ハイアールとアイリスの差は年1千1百円ほどです。本体の価格差が約1万円なので、9年目あたりで総額が並ぶ計算です。冷凍庫は10年前後使う家電なので、本体価格だけで決めると見誤ります。
3. 設置スペース:すき間込みの幅で測る
本体の幅はハイアール820mm・アイリス823mm・AQUA940mmです。ただし取扱説明書が求める放熱用のすき間は、ハイアールが左右各2cm以上、アイリスが左右各6cm以上、AQUAが左右・背面とも各10cm以上と大きく違います。
すき間を足した必要幅は、ハイアール約86cm、アイリス約94cm、AQUA約114cmです。本体幅がほぼ同じハイアールとアイリスでも、実際に必要な幅は8cm違います。上開きなので、扉を開けたときの上方スペースも忘れずに確保してください。
4. 温度調節と急速冷凍:長期保存なら-24℃前後まで下げたい
3機種とも冷凍室の性能はフォースター(-18℃以下)で、冷蔵への切り替えもできます。違いは温度の決め方です。ハイアールとアイリスはダイヤル式で、目盛りごとの目安温度が決まっています。AQUAはタッチパネルで-24〜-16℃を1℃単位で設定できます。
買ってきた肉や釣った魚を早く凍らせたいなら、急速冷凍の有無も見ておきましょう。ハイアールは「急冷凍」、AQUAは「クイック冷凍」を備えていますが、アイリスICSD-20Bの取扱説明書には急速冷凍の機能がありません。
総合スコア&ランキング
公式仕様・取扱説明書の記載と口コミの傾向をもとに、5つの評価軸で3機種を10点満点で独自に採点しました。今回の3機種の相対的な位置関係を示すもので、他の記事のスコアと絶対比較するものではありません。

📊 採点基準
- 冷凍力・温度調節:設定できる最低温度、温度設定の細かさ、急速冷凍の有無を取扱説明書で確認
- 霜取り・収納の手間:霜取りの要否と目安頻度、バスケットの数と動かしやすさ
- 省エネ・電気代:年間消費電力量(冷凍使用時)を31円/kWhで換算した年間電気代
- 設置・移動のしやすさ:放熱すき間を含めた必要幅、質量、キャスターの有無
- コスパ:2026年10月時点の実勢価格と、本体価格+10年分の電気代の総額
※スペックは各メーカー公式サイト(ハイアール・AQUA・アイリスオーヤマ)と各社の取扱説明書を参照。口コミは楽天市場レビュー・価格.comクチコミを分析。価格は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)。
| 評価項目 | 🏆 ハイアール JF-CW20A | 🥈 AQUA AQF-F20CR | 🥉 アイリス ICSD-20B |
|---|---|---|---|
| 冷凍力・温度調節 | 7.5 | 9.0 | 7.0 |
| 霜取り・収納の手間 | 6.5 | 9.5 | 6.0 |
| 省エネ・電気代 | 9.0 | 7.0 | 7.0 |
| 設置・移動のしやすさ | 8.5 | 6.0 | 6.5 |
| コスパ | 9.0 | 5.5 | 8.5 |
| 総合評価 | 8.1 | 7.4 | 7.0 |
1位のハイアールJF-CW20Aは、突出した項目こそないものの、電気代・設置・価格の3つで最高点を取りました。弱点は直冷式ゆえの霜取りだけで、これはアイリスも同じ条件です。
悩んだのは2位と3位の順番です。コスパだけならアイリスが上で、AQUAは本体価格が倍以上します。それでもAQUAを2位にしたのは、200Lを満杯に近い状態で使う家庭ほど、霜取りのたびに中身を全部出す作業が重くなるからです。容量の大きい機種ほど、霜取り不要の価値は大きくなります。一方で、冷凍庫を半分程度しか埋めない使い方なら霜取りの負担は軽く、この順位はアイリスと入れ替わります。
【1位】ハイアール JF-CW20A|電気代が最も安く、動かしやすい直冷式
Bell
ハイアールって、アイリスより1万円くらい高いんだよね?同じ直冷式なのに、なんでこっちが1位なの?
Kura
年間消費電力量が275kWhで、3台の中で一番少ないんだ。アイリスとの差は年1千1百円ちょっと。9年くらいで本体の差額を取り返す計算だよ
Bell
へぇ、長く使うなら逆転するのか。うちはガレージに置きたいから、キャスター付きなのも気になってたんだ
JF-CW20Aは、2025年4月に発売されたハイアールの200L上開き冷凍庫です。冷却は直冷式で霜取りは手作業ですが、省エネ・移動性・急冷凍の3点で、同じ直冷式のアイリスより一歩進んだ装備になっています。
| 発売 | 2025年4月 |
|---|---|
| 定格内容積 | 200L(直冷式・霜取り手動) |
| 外形寸法 | 幅820×奥行565×高さ870mm(据付必要奥行665mm) |
| 質量 | 30.0kg |
| 年間消費電力量 | 275kWh/年(電気代目安 年約8千5百円) |
| 温度調節 | ダイヤル式(冷凍 弱・通常・強・急冷凍/冷蔵 1〜2) |
| 運転音 | 約25dB(公称) |
| 装備 | キャスター・LED庫内灯・水抜き栓・バスケット2個 |
| 実勢価格 | 4万円台 |
出典:ハイアール公式・取扱説明書/価格は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
3機種で最も電気代が安い
JF-CW20Aの年間消費電力量は275kWhで、2021年度省エネ基準の達成率は114%です。アイリスICSD-20B(312kWh)より37kWh少なく、31円/kWhで年1千1百円あまりの差になります。
本体価格と10年分の電気代を足すと、ハイアールは約13.5万円、アイリスは約13.7万円です。購入時は1万円高くても、10年で見るとハイアールの方がわずかに安く収まります。
キャスターと急冷凍が付いている
本体にキャスターが付いており、掃除や模様替えで位置を変えるときに引きずらずに済みます。同じ直冷式のアイリスは調節脚のみなので、ここは明確な差です。
温度調節ダイヤルを「急冷凍」に合わせるとコンプレッサーが連続運転になり、まとめ買いした肉などを早く凍らせられます。ただし取扱説明書では、長時間の連続運転は圧縮機の寿命を縮めるため24時間以内に解除するよう求めています。AQUAのように自動で終わる仕組みではないので、戻し忘れには注意が必要です。
温度はダイヤルの目安で決める
冷凍は「通常」で約-18℃が目安で、「強」はそこから約6℃低く、「弱」は約6℃高くなります(周囲温度32℃・食品なしの目安)。冷蔵に切り替えると約3〜8℃です。数値を直接指定するAQUAに比べると大まかですが、日常のストック用途なら困る場面は少ないです。
冷凍から冷蔵へ切り替えるときは、一度霜取りをしてから使うよう取扱説明書に書かれています。霜が溶けて食品が傷むのを防ぐためで、季節ごとに使い分けたい方は覚えておきましょう。
口コミの傾向
JF-CW20Aは楽天市場・価格.comとも口コミが数件しか投稿されておらず、傾向として読める量に達していません。そのため、この機種の評価は公式仕様と取扱説明書の記載をもとにしています。
✅ メリット
- 年間消費電力量275kWhで3機種中もっとも少ない
- 放熱すき間が左右各2cmで済み、すき間込みの必要幅が約86cmと最小
- キャスター付きで掃除や移動がしやすい
- 急冷凍・LED庫内灯・冷蔵切替をひととおり備える
- 運転音の公称値(約25dB)を公表している
⚠️ デメリット
- 直冷式なので霜が1cm程度付いたら手作業で霜取りが必要
- 急冷凍は手動解除で、24時間以内に戻す必要がある
- 温度はダイヤルの目盛りで、1℃単位では決められない
- 口コミがまだ少なく、長期使用の評判を確かめにくい
こんな人におすすめ:10年近く使うつもりで、電気代を含めた総額で選びたい方。ガレージや廊下など、ときどき動かす場所に置く方。
逆に向かない人:霜取りの作業そのものを避けたい方は、本体価格が上がってもAQUAを選ぶ方が後悔が少ないです。
【2位】AQUA AQF-F20CR|霜取り不要のファン式チェスト
Bell
霜取りしなくていいなら、それだけで8万円台でもアリな気がしてきた!
Kura
気持ちはわかるけど、ファン式だから電気代が安いってわけじゃないんだ。年間310kWhで、むしろ直冷式のハイアールより多いよ
Bell
えっ、高いうえに電気代も上なの?それじゃ何にお金を払ってるの?
Kura
霜取りの手間と、1℃単位の温度設定、動かせる3つのバスケットだね。200Lを詰め込んで使う家ほど、この差が効いてくるんだ
AQF-F20CRは、AQUAが2025年9月に発売したファン式のチェストフリーザーです。AQUAは「国内家庭用ノンフロン冷凍庫で霜取り作業が不要なチェストタイプは当社だけ」(2025年9月時点・同社調べ)としています。上開きの冷気が逃げにくい構造と、霜取り不要を両立したい方に向けた機種です。
| 発売 | 2025年9月 |
|---|---|
| 定格内容積 | 198L(食品収納スペースの目安192L・ファン式) |
| 外形寸法 | 幅940×奥行568×高さ895mm(据付必要奥行668mm) |
| 質量 | 40kg |
| 年間消費電力量 | 310kWh/年(冷凍使用時・電気代目安 年約9千6百円) |
| 温度調節 | タッチパネル 1℃単位(冷凍 -24〜-16℃/冷蔵 0〜5℃) |
| 急速冷凍 | クイック冷凍(56時間で自動終了) |
| 装備 | 可動式バスケット3個・360°回転キャスター(前輪ストッパー)・操作ロック |
| 実勢価格 | 8万円台 |
出典:AQUA公式・同社ニュースリリース・取扱説明書/価格は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
霜取りの作業がゼロになる
直冷式の2機種は、霜が育つたびに中身を出して溶かす作業が発生します。AQF-F20CRは霜取りを自動で行い、取扱説明書でも「霜取りの操作は不要」「霜取り時も食品を取り出す必要はない」と明記しています。溶けた水は本体内部の蒸発皿で蒸発させるので、排水の作業もありません。
霜でバスケットが壁面に張り付かないため、3つのバスケットは左右にスライドでき、取っ手を折りたためば底にも置けます。上開き冷凍庫の弱点である「底の物が取り出しにくい」を、バスケットのスライドや上下の入れ替えで和らげられるのは、3機種の中でこの機種だけです。
温度を1℃単位で決められる
冷凍は-24〜-16℃、冷蔵は0〜5℃の範囲を、タッチパネルで1℃刻みで設定できます。購入時は-18℃設定で、取扱説明書では長期保存の場合は-24℃に設定するよう案内しています。温度切り替えは庫内全体で行うため、冷凍と冷蔵を同時には使えません。
クイック冷凍は、ボタンを押すと56時間後に自動で終了し、元の設定温度に戻ります。ハイアールの急冷凍のように手で戻す必要はありません。ただしクイック冷凍中の消費電力量は、通常より約181%増える(同社試験条件)とされています。
本体は大きく重い
同じ200L級でも幅は940mmで、直冷式2機種より12cmほど広くなります。取扱説明書が求める放熱すき間は左右・背面とも10cm以上なので、すき間込みで約114cmの幅が必要です。質量も40kgあり、3機種で最も重い機種です。
ファン式だから電気代が安くなるわけではない点にも注意してください。冷凍使用時の年間消費電力量は310kWhで、アイリス(312kWh)とほぼ同じ、ハイアール(275kWh)より35kWh多くなっています。
口コミの傾向
AQF-F20CRは発売から1年ほどで、楽天市場・価格.comとも口コミが数件しか投稿されていません。傾向として読める量ではないため、評価は公式仕様と取扱説明書の記載をもとにしています。
✅ メリット
- 霜取りの操作が不要で、食品を取り出す必要もない
- -24〜-16℃を1℃単位で設定でき、長期保存に向く
- クイック冷凍が56時間で自動終了する
- 可動式バスケット3個で、底の物を取り出す手間を減らせる
- 360°回転キャスターと前輪ストッパーを装備
⚠️ デメリット
- 実勢価格が8万円台で、直冷式の約2倍
- 年間消費電力量は310kWhで、ハイアールより多い
- 幅940mm・すき間込み約114cmと、設置に最も場所を取る
- 質量40kgで、搬入時の負担が大きい
こんな人におすすめ:200Lをいつも満杯に近い状態で使う方、霜取りのたびに食品の避難場所を確保するのが難しい方。
逆に向かない人:置き場所の幅が90cm前後しかない方や、冷凍庫を半分程度しか埋めない方は、直冷式で十分です。
【3位】アイリスオーヤマ ICSD-20B|購入時の出費が最も少ない直冷式
Bell
3万円台で200Lってすごくない?冷凍食品を箱買いしても余裕で入りそう!
Kura
安さは本物だよ。ただ急冷凍もキャスターも付いてないし、電気代は年1千1百円くらいハイアールより高いんだ
Bell
じゃあ安いのは最初だけってこと?
Kura
9年くらい使うと総額が並ぶ、って感じだね。引っ越しが多い人とか、5年くらいで買い替えるつもりなら、むしろアイリスの方が得になるよ
ICSD-20Bは、2025年4月に発売されたアイリスオーヤマの199L上開き冷凍庫です。直冷式で、急速冷凍やキャスターといった付加機能を省き、3機種で最も安い3万円台に収めています。
| 発売 | 2025年4月 |
|---|---|
| 定格内容積 | 199L(直冷式・霜取り手動) |
| 外形寸法 | 幅823×奥行556×高さ860mm |
| 質量 | 27kg |
| 年間消費電力量 | 312kWh/年(冷凍設定時・電気代目安 年約9千7百円) |
| 温度調節 | ダイヤル式(冷蔵/冷凍 弱・中・強) |
| 急速冷凍 | なし |
| 装備 | 庫内灯・排水栓・バスケットケース2個・調節脚(キャスターなし) |
| 実勢価格 | 3万円台 |
出典:アイリスオーヤマ公式・取扱説明書/価格は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
「強」で約-24℃以下まで冷やせる
温度調節ダイヤルは、冷凍が「弱」約-12〜-18℃、「中」約-18〜-24℃、「強」約-24℃以下の3段階です(周囲温度32℃・食品なしの目安)。通常は「中」で使い、長期保存したい食材が多いときは「強」に回します。ダイヤル式でも、最も低い側の温度はAQUAと同じ水準まで下げられます。
冷蔵にすると約2〜8℃です。取扱説明書では、冷蔵と「弱」の間でダイヤルを止めないよう注意しています。中途半端な位置では、水分の多い食品が凍ったり、冷凍食品が溶けたりするためです。
急速冷凍とキャスターは付いていない
取扱説明書の機能説明に急速冷凍の項目はなく、脚は高さを合わせる調節脚4か所です。ハイアールやAQUAのような急冷モードもキャスターもありません。そのぶん質量は27kgと3機種で最も軽く、搬入時の負担は小さめです。
放熱すき間は左右各6cm以上が必要で、ハイアールの2cmより広く取ります。本体幅はハイアールとほぼ同じでも、すき間込みの必要幅は約94cmになります。
口コミの傾向
楽天市場では、199L単体で出品されている2店舗に計29件のレビューが集まっており(★平均は18件の店舗が4.67、11件の店舗が4.27)、3機種で唯一、傾向が読める量があります。
※以下は楽天市場レビュー・価格.comクチコミを分析した結果です。記事中のワードクラウドは、編集部が読み込んだ口コミの傾向を独自にまとめた要約をもとに言及テーマを集計・可視化したイメージ図で、レビュー原文から自動生成したものではありません。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- この容量をこの価格で買えたことへの満足が、評価の中心になっています
- 運転音について、リビングや室内に置いても気にならないとする声が目立ちます
- ふるさと納税の返礼品や釣った魚など、まとまった量の保管用途で評価されています
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- 庫内の深さと付属バスケットの重さから、底の食品を出し入れしにくいという指摘が複数あります
- 扉のバネが強めで、開けたときに勢いよく跳ね上がると感じる人がいます

✅ メリット
- 実勢3万円台で、3機種中もっとも安い
- 「強」設定で約-24℃以下まで下げられる
- 質量27kgと最も軽い
- アイリスオーヤマ公式の楽天店で買うと保証が2年になる
⚠️ デメリット
- 年間消費電力量312kWhで、3機種中もっとも多い
- 急速冷凍の機能がない
- キャスターがなく、設置後に動かしにくい
- 霜が5mm以上付いたら手作業で霜取りが必要
ハイアールとの違いは、急冷凍とキャスターの有無、そして年1千1百円ほどの電気代です。5〜6年で買い替える予定の方や、置いたら動かさない方は、ハイアールより1万円安いICSD-20Bの方が満足度は高くなります。逆に10年使うつもりなら、総額はほぼ変わらないのでハイアールを選ぶ方が装備のぶん得です。
JF-CW20A・AQF-F20CR・ICSD-20Bのスペック比較表
| 項目 | 🏆1位 ハイアール JF-CW20A 200L・直冷式 |
🥈2位 AQUA AQF-F20CR 198L・ファン式 |
🥉3位 アイリスオーヤマ ICSD-20B 199L・直冷式 |
|---|---|---|---|
| ⚡ 基本性能 | |||
| 定格内容積 | 200L | 198L食品収納目安192L | 199L |
| 冷却方式 | 直冷式 | ファン式 | 直冷式 |
| 冷凍温度 | 通常 約-18℃強は通常より約6℃低い | -24〜-16℃1℃単位で設定 | 弱〜強 約-12〜-24℃以下3段階ダイヤル |
| 年間消費電力量 | 275kWh約8,525円/年 | 310kWh約9,610円/年 | 312kWh約9,672円/年 |
| 運転音 | 約25dB | 公表なし | 公表なし |
| ❄️ 霜取り・急速冷凍 | |||
| 霜取り | 手動霜1cm程度が目安 | 不要(自動)霜取り水は蒸発皿へ | 手動霜5mm以上が目安 |
| 急速冷凍 | 急冷凍24時間以内に解除 | クイック冷凍56時間で自動終了 | なし |
| 冷蔵切替 | あり約3〜8℃ | あり0〜5℃ | あり約2〜8℃ |
| 🧺 使い勝手 | |||
| バスケット | 2個引っ掛け式 | 3個可動式・底置き可 | 2個 |
| 温度操作 | ダイヤル | タッチパネル操作ロック付き | ダイヤル |
| 庫内灯 | LED | 取説に記載なし | あり |
| 📐 本体設計 | |||
| 外形寸法 | 幅820×奥行565×高さ870mm | 幅940×奥行568×高さ895mm | 幅823×奥行556×高さ860mm |
| 質量 | 30.0kg | 40kg | 27kg |
| キャスター | あり | 360°回転4輪前輪ストッパー付き | なし調節脚4か所 |
| 保証 | 本体1年冷媒回路5年 | 本体1年特定部品5年 | 本体1年公式楽天店は2年 |
| ⭐ 総合スコア(10点満点) | |||
| 冷凍力・温度調節 | 7.5 | 9.0 | 7.0 |
| 霜取り・収納の手間 | 6.5 | 9.5 | 6.0 |
| 省エネ・電気代 | 9.0 | 7.0 | 7.0 |
| 設置・移動のしやすさ | 8.5 | 6.0 | 6.5 |
| コスパ | 9.0 | 5.5 | 8.5 |
| 総合評価 | 8.1 | 7.4 | 7.0 |
| 👤 おすすめ対象 | |||
| こんな方に | 電気代と移動のしやすさを両立したい | 霜取りを一切したくない | 初期費用を最小にしたい |
| 💳 価格情報 | |||
| 実勢価格 | 4万円台▶ 最新価格はリンクで確認 | 8万円台▶ 最新価格はリンクで確認 | 3万円台▶ 最新価格はリンクで確認 |
| 🛒 購入リンク | |||
| 販売ストア | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
3機種の注目比較ポイント
スペック表だけでは見えにくい差を4つに絞って解説します。
10年総額では、ハイアールとアイリスがほぼ並ぶ
本体価格に10年分の電気代(31円/kWhで計算)を足した総額は、ハイアール約13.5万円、アイリス約13.7万円、AQUA約18.1万円です。購入時に1万円あった直冷式2機種の差は、10年でほぼ消えます。
AQUAは10年総額でも直冷式より4万円以上高く、この差がそのまま「霜取りをしない権利」の値段です。年に数回の霜取りを1回あたりいくらで外注したいか、と考えると判断しやすくなります。
💰 10年総額の目安(本体+電気代)
- ハイアール JF-CW20A:本体 約5万円+電気代 約8.5万円=約13.5万円
- アイリスオーヤマ ICSD-20B:本体 4万円弱+電気代 約9.7万円=約13.7万円
- AQUA AQF-F20CR:本体 約8.5万円+電気代 約9.6万円=約18.1万円
※本体は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方)。電気代は年間消費電力量(冷凍使用時)×31円/kWh×10年。価格は変動します。
設置に必要な幅は86cm・94cm・114cm
本体幅はハイアール820mm、アイリス823mmとほぼ同じですが、放熱すき間の指定が違います。ハイアールは左右各2cm以上、アイリスは左右各6cm以上、AQUAは左右各10cm以上です。すき間込みでハイアール約86cm、アイリス約94cm、AQUA約114cmになります。
洗濯機置き場の横や廊下の突き当たりなど、90cm前後の隙間に入れたい場合、3機種の中で収まるのはハイアールだけです。購入前に、置き場所の幅をメジャーで測っておきましょう。
急速冷凍は「手動で戻す」か「自動で終わる」か
ハイアールの急冷凍はダイヤルを回すとコンプレッサーが連続運転になり、24時間以内に手で戻す必要があります。AQUAのクイック冷凍は56時間で自動終了し、元の温度に戻ります。アイリスには急速冷凍がありません。
まとめ買いの肉や釣った魚を頻繁に入れる家庭ではあると便利な機能ですが、市販の冷凍食品をストックする用途が中心なら、なくても困る場面は多くありません。
電気代はファン式だから高い・低いとは言えない
一般にファン式は霜取り用のヒーターを使うぶん電気を多く使う傾向があり、AQF-F20CRにも電熱装置(132W)が組み込まれています。それでも年間消費電力量は310kWhで、直冷式のアイリス(312kWh)とほぼ同じです。電気代の差を決めているのは方式ではなく機種ごとの設計で、3機種の中ではハイアールが頭ひとつ抜けています。
🤝 逆に、ここは共通です(どれを選んでも変わらない点)
- 容量は198〜200Lで実質同じ。上開きで冷気が逃げにくい構造も共通です
- 冷凍室の性能は3機種ともフォースター(-18℃以下)です
- 3機種とも冷蔵に切り替えられ、夏場の飲料ストックにも使えます
- メーカーの本体保証はいずれも1年、補修用性能部品の保有期間は製造打ち切り後9年です
どれを選ぶべき?——使い方別おすすめガイド
Bell
うち、実はまだ迷ってるんだ。霜取りは嫌だけど、置き場所が洗濯機の横の90cmくらいしかないんだよね
Kura
それだとAQUAはすき間込みで114cm要るから、まず入らないね。ハイアールなら86cmで収まるよ
Bell
じゃあ霜取りはがんばるしかないってこと?
Kura
霜が付きにくい使い方はあるよ。開ける回数を減らして、開けたらすぐ閉める。それと中身を避難させるクーラーボックスを1つ用意しておくと、霜取りの日がだいぶ楽になるんだ
10年近く使うつもりで、総額を抑えたい方に
ハイアールJF-CW20Aが最適です。購入時はアイリスより1万円ほど高いものの、年間消費電力量が最も少なく、10年総額ではわずかに安くなります。キャスターと急冷凍が付くぶん、使い勝手も上です。
霜取りのために中身を出す作業から解放されたい方に
AQUA AQF-F20CRを選んでください。霜取りの操作が不要で、食品を取り出す必要もありません。200Lを詰め込んで使う家庭、霜取り中に食品を避難させる場所がない家庭ほど価値があります。置き場所に幅114cm(すき間込み)を確保できるかは必ず先に測ってください。
購入時の出費を最小限にしたい方、5〜6年で買い替える予定の方に
アイリスオーヤマICSD-20Bが向いています。電気代の差がハイアールとの本体価格差を埋めるのは9年目あたりなので、それより短い期間で使うならアイリスの方が総額でも安く済みます。一度置いたら動かさない場所に置く方にも合っています。
冷凍庫を半分くらいしか埋めない方に
容量に余裕がある使い方なら、霜取りのときに中身を寄せたり、少量をクーラーボックスへ移したりするだけで済み、霜取りの負担は小さくなります。この場合、AQUAの8万円台を払う理由は薄く、ハイアールかアイリスで十分です。そもそも200Lが大きすぎると感じたら、100L級の上開き冷凍庫も検討してみてください。
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よくある質問(FAQ)
Q. 直冷式の霜取りはどのくらいの頻度で必要ですか?
霜の付き方は開け閉めの回数や季節で変わるため、決まった周期はありません。目安として、ハイアールJF-CW20Aは霜が1cm程度、アイリスICSD-20Bは5mm以上付いたら霜取りをするよう取扱説明書で案内しています。霜が厚くなるほど冷却力が落ちるので、早めに行う方が結果的に楽です。
Q. 霜取りはどうやって行いますか?
食品を別の冷凍庫やクーラーボックスへ移し、電源プラグを抜いて扉を開け、霜が溶けるのを待ちます。溶けた水は庫内底部の排水栓から排出します。ナイフなど金属の道具で霜を削ったり、熱湯やドライヤーで溶かしたりするのは、庫内を傷めるため直冷式2機種の取扱説明書で禁止されています。付属のヘラ(スクレーパー)でかき落とすのは問題ありません。
Q. 3機種とも冷蔵庫として使えますか?
使えます。ハイアールは約3〜8℃、アイリスは約2〜8℃、AQUAは0〜5℃に切り替えられます。どの機種も庫内全体での切り替えで、冷凍と冷蔵を同時に使うことはできません。ハイアールは冷凍から冷蔵へ切り替える前に霜取りをするよう取扱説明書に書かれています。
Q. 200Lの冷凍庫の電気代は月いくらですか?
年間消費電力量を31円/kWhで換算すると、ハイアールJF-CW20Aが月7百円ほど、AQUA AQF-F20CRとアイリスICSD-20Bが月8百円ほどです。実際の電気代は設置場所の温度や開閉回数で変わります。
Q. 上開きと前開き、200Lならどちらが良いですか?
同じ容量なら上開きの方が本体価格が安く、扉を開けても冷気が下にたまって逃げにくい構造です。一方で、底の物が取り出しにくく、本体の上に物を置けないのが弱点です。食材を長期間ストックする用途なら上開き、毎日頻繁に出し入れするなら前開きが向いています。
Q. AQUAの直冷式200L「AQF-20CP」はもう買えませんか?
AQF-20CPはAQUA公式サイトで生産終了品と表示されており、2026年10月時点で楽天市場・Amazonとも新品の販売が見当たりません。AQUAの200L級チェストで現在販売されているのは、この記事で取り上げたファン式のAQF-F20CRです。直冷式で選ぶなら、ハイアールJF-CW20AかアイリスICSD-20Bが代わりになります。
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まとめ
- ハイアールJF-CW20A:電気代が最も安く、10年総額でアイリスとほぼ並ぶ。キャスター・急冷凍付きで、すき間込みの必要幅も最小
- AQUA AQF-F20CR:霜取り不要で1℃単位の温度設定。本体は約2倍、設置幅は約114cm必要
- アイリスオーヤマICSD-20B:3万円台で最安。急冷凍とキャスターはないが、短期間で買い替えるなら総額でも得
3機種の差は、霜取りをするかどうかと、何年使うかの2つでほぼ決まります。迷ったら、置き場所の幅を測ったうえで、霜取りを年に数回やる自分の姿を想像してみてください。苦にならないならハイアール、どうしても嫌ならAQUAです。
Bell
僕は置き場所が90cmだから、ハイアール一択かなぁ。霜取りはクーラーボックスを買ってがんばるよ
Kura
それがいいと思う。ただ、もし将来ガレージに移す話が出たら、そのときはAQUAも見直してみて。場所さえあれば霜取りゼロは快適だからね
免責事項
本記事の価格帯は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方)をもとにしています。価格・在庫・仕様は変更される場合がありますので、購入前に各販売ページおよびメーカー公式サイトで最新情報をご確認ください。
スペックは各メーカーの公式サイト・ニュースリリース・取扱説明書を参照しています。年間電気代は年間消費電力量に目安単価31円/kWhを掛けた試算で、実際の電気代は使用環境により異なります。スコアは公式情報と口コミ傾向をもとにした編集部の独自評価です。
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