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エプソンの家庭用A3対応複合機カラリオが、2025年11月20日発売のEP-988A3で6年3ヶ月ぶりにフルモデルチェンジしました。しかし本体サイズもインク色数もL判印刷速度も、旧モデルのEP-982A3と数字上は完全一致。「見た目そっくりなのに実売差5,000円以上あるけど、何が違うの?」という疑問がSNSでも多く見られます。
結論から書くと、追加された新機能は「かんたん画質調整・らくらくモード・A3/B4二つ折りコピー」の3つ、削除された機能は「赤外線プリント・Windows XP/Vista対応」の2つ、そして最も影響が大きい変更はインク型番の刷新(IC80とうもろこし→KZRクジラ)です。これから5〜7年使う予定なら新モデルEP-988A3、2〜3年で買い替える予定なら旧モデルEP-982A3が経済合理的です。
ただし旧モデルは公式カラリオページで「在庫限り」表記に切り替わっており、Amazon直販は現時点で30,800円で入手可能ですが、後継発売から半年〜1年で新品流通は枯渇するのが例年のパターンです。この記事では両モデルの違い6項目を仕様レベルで洗い出し、価格差5,563円を払う価値があるかを判定します。
Bell
ねえKura、エプソンのA3プリンターが新型出たみたいなんだけど、旧モデルとほぼ同じ見た目で5,000円くらい高いんだよね。何が変わったの?
Kura
EP-988A3とEP-982A3だね。本体サイズも印刷速度も同じだけど、中身は6年ぶりのフルモデルチェンジなんだ。追加機能が3つ、消えた機能が2つ、そしてインクが刷新されてる。
Bell
インクが変わるってやばくない?今持ってる旧型のインクが使えなくなる感じ?
Kura
互換性ゼロ。旧のIC80(とうもろこし)は新機のKZR(クジラ)には差せない。だから買い替えると、家にストックしてある旧インクは全部使い切ってからじゃないとムダになる。この記事で価格差5,563円を払う価値があるか、じっくり判定していこう。
✅ この記事でわかること
- EP-988A3とEP-982A3のスペック・価格を一覧比較
- 両モデルの強み・弱みと実際の口コミ傾向
- 追加された3つの新機能・削除された2つの機能の実用影響
- 使い方別におすすめの機種がわかる診断
- 2026年7月時点の最安値と、旧モデルの入手期限の目安
- 購入前に知っておくべき注意点とFAQ
【結論】どちらを買うべきか早見表
使い方別におすすめする機種を先に一覧化しました。詳しい根拠は第7章の進化幅判定と第11章の状況別診断で解説します。
※価格は2026年7月時点の楽天市場・Amazonの実売価格を安い方を掲載。価格は変動しますのでリンク先でご確認ください。
EP-988A3とEP-982A3の発売時期・型番シリーズの位置づけ
両モデルの発売時期を並べると、進化幅の大きさが把握しやすくなります。
| 項目 | 🆕 EP-988A3(新) | 📦 EP-982A3(旧) |
|---|---|---|
| 発売日 | 2025年11月20日 | 2019年8月1日 |
| 発売間隔 | 6年3ヶ月 | |
| 直系系譜 | EP-978A3(2015) → EP-979A3(2016) → EP-982A3(2019) → EP-988A3(2025) | |
| 後継発売のシグナル | EP-982A3は公式ページで「在庫限り」表記に切替済み | |
型番シリーズ「EP-98xA3」の意味
カラリオのEP-98xA3系列は、エプソンの家庭用A3対応複合機のフラッグシップを担うシリーズです。型番の各パートを分解するとこう読み解けます。
- EP = カラリオ(家庭用インクジェット複合機)の統一プレフィックス
- 98x = A3対応・6色染料インクを搭載する上位ライン
- xA3 = 対応する最大用紙サイズ(A3)を明示
末尾の数字は世代を示し、モデルチェンジのたびに78→79→82→88と非連続にジャンプしています。過去の代替わりは平均2〜3年で回転していましたが、今回は6年3ヶ月ぶりのフルモデルチェンジで、直近では最も間隔が長い世代交代となりました。この長期スパンが「見た目は同じだが中身は6年ぶりに刷新された」という設計思想の背景です。
なお、写真愛好家向けのA3ノビ対応フラッグシップ(EP-8xxA系「Photo+」など)は別系統で、EP-98xA3系列は「A4は日常、A3を年数回」の家庭用途を軸に設計されています。
スペック差分表(変更点と共通スペック)
両モデルの主要23項目を並べた差分表です。色が付いている行が変わった項目、グレーが共通スペックです。共通スペックの多さから「基本設計は継承・要所を刷新」という新型のコンセプトが読み取れます。
| 項目 | 🆕 新モデル エプソン EP-988A3 2025年11月モデル |
📦 旧モデル エプソン EP-982A3 2019年8月モデル |
|---|---|---|
| 📊 スペック比較(全項目) | ||
| 発売日 | 2025年11月20日6年3ヶ月新しい | 2019年8月1日 |
| 実売価格(Amazon) | 約36,363円+5,563円 | 約30,800円 |
| インク型番 | KZR(クジラ)互換性なし | IC80/IC80L(とうもろこし) |
| かんたん画質調整機能 | 搭載新機能 | 非搭載 |
| らくらくモード(メニュー登録) | 最大3件登録新機能 | 非搭載 |
| A3/B4二つ折りコピー | 対応新機能 | 非対応 |
| 赤外線プリント(IrDA) | 非対応削除 | IrDA Ver.1.2対応 |
| 対応OS | Windows 7以降 / macOS 10.9.5以降XP・Vista対応削除 | Windows XP以降 / macOS 10.6.8以降 |
| Epson Smart Panel | チャット形式セットアップガイドUX改善 | 標準 |
| 背景除去・退色復元機能 | 強化品質向上 | 標準 |
| 本体サイズ(収納時) | 479×356×148mm | 479×356×148mm |
| 質量 | 約8.5kg | 約8.5kg |
| 最高解像度 | 5,760×1,440dpi | 5,760×1,440dpi |
| L判印刷速度 | 約13秒 | 約13秒 |
| A4光沢紙印刷速度 | 約61秒 | 約61秒 |
| インク色数 | 6色独立染料 | 6色独立染料 |
| 給紙 | 前面100枚+リア手差し1枚 | 前面100枚+リア手差し1枚 |
| 自動両面 | A4/B5/レター/ハガキ | A4/B5/レター/ハガキ |
| 液晶 | 4.3型ワイドタッチパネル | 4.3型ワイドタッチパネル |
| Wi-Fi | IEEE802.11b/g/n/a/ac(Wi-Fi 5)+Direct | IEEE802.11b/g/n/a/ac(Wi-Fi 5)+Direct |
| 有線LAN | 10BASE-T/100BASE-TX | 10BASE-T/100BASE-TX |
| CD/DVDレーベル印刷 | 対応 | 対応 |
| 消費電力(コピー時) | 約17W | 約17W |
EP-988A3で追加された5つの新機能ハイライト
📊 変更点サマリ
1. かんたん画質調整機能(自動化されたヘッド調整)
EP-982A3までのカラリオは、印刷にかすれや色ズレが出たときに「ノズルチェック→パターン印刷→ヘッドクリーニング→再チェック」の手動フローを繰り返す必要がありました。EP-988A3では専用パターンを1枚印刷してスキャンするだけで、必要な調整を機器が自動判定・実行します。
年賀状シーズンなど「久しぶりに使うと色が出ない」問題は家庭用プリンターの永年課題です。この機能は、年に数回しか使わない家庭ほど恩恵が大きく、5〜7年使う想定なら実質的にヘッド調整の手間から解放される計算です。エプソン公式もこの機能を「6年ぶりの刷新の主眼」として最上位に位置づけています。
2. らくらくモード(メニュー最大3件をホーム画面登録)
4.3型タッチパネルのホーム画面に、「よく使う機能」を最大3つまでショートカット登録できる機能です。EP-982A3ではメニュー階層を毎回たどる必要があり、家族の中で機械に不慣れなメンバーが操作に迷うケースが少なくありませんでした。
共働き家庭で「年賀状印刷・写真プリント・書類スキャン」の3用途をワンタップで呼び出せると、家族の誰でも同じ手順で使える環境になります。1人使いや単一用途中心のユーザーには不要な機能ですが、複数人・複数用途で使う家庭では操作性の向上効果が大きい追加です。
3. A3/B4原稿の二つ折りコピー
両モデルともスキャナー部はA4までしか対応していません。EP-982A3でA3原稿をコピーしようとすると分割スキャン→PC上で合成という手作業が必要でした。EP-988A3の「二つ折りコピー機能」は原稿を折り、両面を順にスキャンして自動で1枚に合成する機能です(中央部にわずかなズレが生じる場合あり)。
学校配布物・楽譜・建築図面・設計図など「A3のまま手元に置きたい紙」を家庭でコピーする機会がある方には実用度の高い機能追加です。年数回でも「これがないと外注コピーになる」場面がある人にとっては、価格差以上の価値があります。
4. Epson Smart Panel(チャット形式セットアップガイド)
スマートフォンから初期設定を進める公式アプリ「Epson Smart Panel」が、EP-988A3でチャット形式のインタラクティブガイドに刷新されました。質問に答えていくだけでWi-Fi接続・ドライバインストール・スマホ連携設定を段階的に完了できます。QRコード接続機能も統合されており、新しい端末を追加するときの手続きは数秒で済みます。
EP-982A3もアプリ経由の設定は可能でしたが、画面遷移が階層的で「どこで詰まっているか分かりにくい」という声が価格.comレビューでも複数見られました。機械が苦手な家族が自力で初期設定できるかどうかは、購入後の家族全員の使い勝手を左右する重要な差です。
5. 背景除去・退色復元機能の強化
スキャン時の背景除去(再生紙の黄ばみや網掛けの除去)と、写真の退色復元がEP-988A3で強化されました。EP-982A3も基本機能として搭載していますが、新型では判定アルゴリズムが改善されており、色の薄い網掛けは残しつつ黄ばみだけ除去する精度が上がっています。
古いアルバム写真をデジタル化して再プリントする用途や、再生紙の書類をコピーする頻度が高い家庭では、仕上がりの綺麗さに直結する改良です。写真プリント派には地味に効いてくる更新点です。
削除された2つの機能とインク型番刷新の意味
EP-988A3で「消えたもの」が2つあります。加えて、購入判断に最も影響するのがインク型番の全面刷新です。この章では削除機能と型番刷新の実用インパクトを整理します。
Bell
赤外線プリントってそもそも今使ってる人いるの?ガラケー時代の機能じゃない?
Kura
実はまだ現役の使い方があるんだ。祖父母がガラケーで撮った孫の写真を印刷するとか、赤外線対応の古いスマホから直接印刷する家庭。全部の人には響かないけど、必要な人にとっては旧モデルを選ぶ決定打になる。
削除① 赤外線プリント(IrDA Ver.1.2)
EP-982A3が搭載していた赤外線通信(IrDA)機能がEP-988A3で削除されました。この機能はガラケー・旧世代Androidスマホから赤外線経由で写真を送って印刷できる仕組みで、Wi-Fi接続の設定が不要な代わりに約20cm以内という距離制約がありました。
2020年代半ばの現在、赤外線ポート付きスマホは新機種にはほぼ存在せず、実用ニーズは大幅に縮小しています。しかしガラケー・らくらくホンを現役で使う世代(60代以上のライトユーザー)にとっては今も貴重な印刷手段です。この用途に該当する家庭では、旧モデルEP-982A3が事実上の唯一の選択肢になります。
削除② Windows XP・Vista対応
EP-982A3はWindows XP(SP3以降)とVista(32/64bit両対応)でも動作しましたが、EP-988A3はWindows 7以降のみ対応となり、古いOSは公式サポート対象外です。
Microsoft自体がXP・Vistaのサポートを2014年・2017年に終了しているため、業務上どうしても古いOSを維持するケース以外では影響は限定的です。ただし「押し入れに眠っているWindows Vistaのノートを再利用したい」というライトな買い替え需要では旧モデルが唯一の選択肢になります。
変更① インク型番の全面刷新(IC80 → KZR)
EP-988A3への買い替え判断で最も影響が大きいのが、インクカートリッジ型番の全面刷新です。EP-982A3のIC80/IC80L(とうもろこし)とEP-988A3のKZR(クジラ)は物理的な互換性がゼロで、家にストックしてあるIC80インクは新機に差せません。
🐋 KZR(クジラ)=新モデルEP-988A3用
標準容量KZR-BK/C/M/Y/LC/LM、増量Lタイプ、6色パックKZR-6CL、増量6色パックKZR-6CL-L。互換インクの選択肢はまだ限定的で、当面は純正中心。
🌽 IC80/IC80L(とうもろこし)=旧モデルEP-982A3用
6年の流通実績があり、互換インクの選択肢が非常に豊富。ランニングコストを純正の半額以下に抑えられる互換品も入手可能。ただし純正インクの供給終了時期は非公表。
💡 買い替え時の注意
EP-982A3ユーザーがEP-988A3へ買い替える場合、家にあるIC80インクは使い切ってから移行するのが合理的。まとめ買いしたばかりのIC80が残っていると、実質的にその金額は捨てることになる。
📅 長期使用の視点
EP-988A3を選ぶ最大の理由は「KZRインクが今後10年前後は安定供給される見込み」。旧IC80は既に6年経過しており、5年以内に純正供給が終了する可能性がある。
💰 差額 5,563円を払う価値があるか
性能で判断する読者にとっては、新機能3つ(かんたん画質調整・らくらくモード・二つ折りコピー)を年数回でも使うなら差額を回収できます。安心感で判断する読者にとっては、今後5年以上のインク供給の安定と保証起算がリフレッシュされることで、6年前モデルのEP-982A3を今から買うより長期の投資対効果が高い選択となります。
進化幅と価格差の妥当性判定
ここまでの差分を機械的にスコアリングし、価格差5,563円を払う価値があるかを判定します。
🎯 進化幅と価格差の総合判定
結論:価格差が小さく進化もあるため、新モデルを選ぶ方がお得です
🆕 EP-988A3(新モデル)を選ぶべき人
- 最新機能を活かしたいユーザー
- 複数年にわたり長く使う予定のユーザー
- 最新モデルであることに価値を感じるユーザー
📦 EP-982A3(旧モデル)を選ぶべき人
- 初期費用を5,563円抑えたいユーザー
- 在庫がある間に確実に購入したいユーザー(旧モデルは今後入手性が低下)
- コスパを最優先に考えるユーザー
5軸スコアの内訳(10点満点)
両モデルを5つの軸で10点満点評価しました。基本印刷性能は同点、静音性・設置性も同点で、勝負を分けるのは「新機能・使いやすさ」「コスパ」「将来性・インク供給」の3軸です。

📊 採点基準
- 基本印刷性能:最高解像度・L判印刷速度・インク色数・給紙方式を評価。両モデル完全同一のため同点8.5
- 新機能・使いやすさ:かんたん画質調整・らくらくモード・A3/B4二つ折りコピー・Smart Panelチャットガイドの搭載状況で採点
- コスパ:実売価格(Amazon)・純正インクランニングコスト・互換インク流通状況で採点。旧モデルは互換インク豊富で強い
- 将来性・インク供給:発売年・純正インクの想定供給期間・OS対応期間・後継発売シグナルで採点。新モデルは10年後も安心
- 静音性・設置性:本体サイズ・重量・稼働音レベルで採点。両モデル完全同一のため同点8.0
※スペックはエプソン公式サイト(EP-988A3公式仕様・EP-982A3公式仕様)を参照。口コミは価格.comクチコミ(EP-982A3は★3.96/41件、EP-988A3は★3.50/2件)を分析。価格は2026年7月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)。
🆕 新モデル エプソン EP-988A3 詳細レビュー
Bell
かんたん画質調整って本当にラクなの?年賀状の時期に色が出なくてパニックになるやつ、あれから解放されるってこと?
Kura
1枚パターンをスキャンするだけで自動判定。年に数回しか使わない家庭ほど効くよ。ノズルチェック・ヘッドクリーニングを何度も繰り返す時代は終わりって感じ。
基本スペック
| 発売日 | 2025年11月20日 |
| 実売価格(Amazon) | 約36,363円 |
| 本体サイズ(収納時) | 479×356×148mm |
| 質量 | 約8.5kg |
| インク型番 | KZR(クジラ)シリーズ 6色独立染料 |
| 最高解像度 | 5,760×1,440dpi |
| L判印刷速度 | 約13秒 |
| 給紙 | フロント100枚+リア手差し1枚(A3) |
| 液晶 | 4.3型ワイドタッチパネル |
| Wi-Fi | Wi-Fi 5(IEEE802.11ac)+ Wi-Fi Direct |
| 対応OS | Windows 7以降 / macOS 10.9.5以降 / Chrome OS 89以降 |
| 新機能 | かんたん画質調整・らくらくモード・A3/B4二つ折りコピー |
出典:エプソン公式(EP-988A3仕様)/価格は2026年7月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
特徴:6年ぶりのフルモデルチェンジで「操作性」を刷新
EP-988A3は基本印刷スペックを旧EP-982A3から完全継承しつつ、操作性と自動化に投資したフルモデルチェンジです。かんたん画質調整・らくらくモード・二つ折りコピーの3つの新機能は、いずれも「使う人の手間を減らす」方向の追加であり、印刷精度を上げる方向ではありません。写真の仕上がりや印刷速度は旧型と体感的に同等です。
価格.comレビューでは「6色インクの色再現がA4標準機と別次元」「A3/B4二つ折りコピーが実用的」「ネットワーク設定が数分で完了」との評価が並びます。発売直後で件数は少ないものの、6年前のEP-982A3が★3.96/41件と一定の評価を得ていることを踏まえると、基本設計を継承した新機の完成度は高いと予測できます。
※以下は価格.comクチコミを分析した結果です。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- 6色染料インクの発色がA4標準機とは別次元で写真プリントの階調が滑らか
- Epson Smart Panelのチャット形式セットアップで機械が苦手な家族も自力で初期設定できた
- A3/B4二つ折りコピー機能が大判の学校配布物や設計図で実用度が高い
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- 純正KZRインクの維持費がA4標準機比で2倍近く、写真プリント頻度が高い家庭は月コストが目立つ
- L判13秒はA4競合機の約10秒に比べやや遅く、大量印刷では体感差が出る
- 互換KZRインクの選択肢がまだ少なく、当面は純正中心の運用になる

✅ メリット
- かんたん画質調整で年賀状シーズンの「色が出ない」問題から解放される
- らくらくモードで家族全員が同じ手順で使える環境を作れる
- A3/B4原稿を二つ折りコピーで自宅完結できる(外注コピー不要)
- KZRインクは発売間もないため今後5〜10年の供給が安定
- Epson Smart Panelチャットガイドで初期設定の詰まりが解消
- 本体サイズ・重量は旧型と完全同一のため設置スペースを気にせず入替え可能
⚠️ デメリット
- 純正KZRインク6本の維持費が高く、写真プリント頻度が高い家庭は月コスト増(→KZR-6CL-L増量パックで単価を下げる)
- L判印刷速度13秒はA4競合機比でやや遅め
- KZR互換インクの選択肢がまだ少ない
- 赤外線プリント(IrDA)が非対応。ガラケーからの直接印刷はできない
- Windows XP/Vista対応が削除された
- A3印刷はリア手差し1枚のみ(連続印刷不可)
こんな人におすすめ
- これから5〜7年使う予定で、インク供給の安定を重視したい方
- 家族全員で複合機を使い、機械が苦手なメンバーがいる家庭
- 学校配布物・楽譜・設計図など大判原稿を家でコピーしたい方
- ヘッド調整の手間を機械任せにしたい方
📦 旧モデル エプソン EP-982A3 詳細レビュー
Bell
旧型ってやっぱり性能落ちるんじゃないの?6年前だよ?
Kura
基本印刷性能は解像度も速度もインクも全部新型と同じ。違うのは「操作の便利さ」と「インクの将来性」だけ。だから短期使用で最安狙いなら旧型が理にかなってる。ただし在庫があるうちだけね。
基本スペック
| 発売日 | 2019年8月1日 |
| 実売価格(Amazon) | 約30,800円 |
| 本体サイズ(収納時) | 479×356×148mm(新型と完全同一) |
| 質量 | 約8.5kg(同一) |
| インク型番 | IC80/IC80L(とうもろこし)6色独立染料 |
| 最高解像度 | 5,760×1,440dpi(同一) |
| L判印刷速度 | 約13秒(同一) |
| 給紙 | フロント100枚+リア手差し1枚(A3) |
| 液晶 | 4.3型ワイドタッチパネル(同一) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 5 + Wi-Fi Direct(同一) |
| 対応OS | Windows XP以降 / macOS 10.6.8以降(XP・Vista対応) |
| 旧型固有機能 | 赤外線プリント(IrDA Ver.1.2)対応 |
出典:エプソン公式(EP-982A3仕様)/価格は2026年7月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
特徴:6年前モデルでも基本性能は現行同等の隠れコスパ機
EP-982A3は2019年発売のロングセラーで、価格.comレビューは41件・平均★3.96/5.0と豊富な実運用データがあります。「A3対応でありながらA4機と大差ない大きさ」「6色染料の写真画質」「Wi-Fiセットアップの簡単さ」「10年以上使った前機種から買い替えできる耐久性」が繰り返し評価されています。
特筆すべきは基本印刷性能(解像度・速度・インク色数)が新型EP-988A3と完全同一である点です。写真プリントの仕上がりや両面印刷の使い勝手は新型と体感差がありません。差が出るのは「かんたん画質調整」「らくらくモード」「二つ折りコピー」「インク供給の長さ」の4点のみです。
※以下は価格.comクチコミ(★3.96/41件)を分析した結果です。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- A3対応機なのにA4機と大差ない設置サイズで、リビングボードにそのまま置けるコンパクトさが決め手
- 6色染料の色再現が現行機と遜色なく、フォト光沢紙の仕上がりが2026年基準でも十分
- 互換IC80インクの選択肢が豊富で、純正の半額以下でランニングコストを抑えられる
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- A3印刷はリア手差し1枚のみで、数枚以上を続けて刷るときは紙をその都度セットする手間がある
- スキャナー部がA4までで、A3原稿は分割スキャン→手作業合成が必要(新型の二つ折り機能に相当なし)
- 2年以上使うとローラー部品が劣化し給紙ミスが増えた報告があり、5GHz Wi-Fi非対応の点も注意

✅ メリット
- 新型より実売5,500円程度安く、基本印刷性能は同等
- IC80/IC80L互換インクが豊富でランニングコストを大幅に抑えられる
- 赤外線プリント(IrDA)対応でガラケーからの直接印刷が可能な希少機
- Windows XP/Vista対応で、押し入れの古いPCを活かせる
- 41件の価格.comレビューで実運用データが充実(★3.96/5.0)
- 本体サイズ・重量・液晶・Wi-Fi・給紙方式は新型と完全同一
⚠️ デメリット
- 「公式在庫限り」ステータスで2026年内〜2027年中に新品流通枯渇の可能性(→今すぐ買うなら問題なし)
- 純正IC80インクの供給終了時期が未公表で、5年以内に打ち切りリスクあり
- かんたん画質調整・らくらくモード・A3/B4二つ折りコピーは非搭載
- 発売から6年経過し保証期間が切れているモデル。ローラー劣化報告あり
- 5GHz Wi-Fi非対応で、5GHz中心の無線環境では接続が不安定な場合がある
- Epson Smart Panelのセットアップガイドは新型のチャット形式より階層的で迷いやすい
こんな人におすすめ
- 2〜3年以内に買い替える予定でとにかく最安のA3対応機が欲しい方
- ガラケー・らくらくホンからの赤外線プリント(IrDA)を今も使う家庭
- 互換インクでランニングコストを純正の半額以下に抑えたい方
- Windows XP/Vista搭載の古いPCで使いたい方
⚠️ 旧モデル購入時の注意
- EP-982A3は公式カラリオページで「在庫限り」表記に切り替わっており、ご購入は早めをおすすめします
- 2026年7月時点で楽天新品は10店舗以上・33,500円〜、Amazon.co.jp直販30,800円で流通中
- 純正IC80/IC80Lインクは今後5年以内に供給終了の可能性あり。長期利用予定なら互換インクの併用を前提に
- 中古販売もありますが、記事では新品購入を強く推奨(保証・インク供給・故障リスクの観点)
価格差5,563円の妥当性を日常換算で分析
2026年7月時点のAmazon直販でEP-988A3が36,363円、EP-982A3が30,800円。差額は5,563円です。この金額を日常換算で見てみます。
| 差額5,563円で買えるもの | 目安 |
|---|---|
| エプソン純正KZR-6CL-L増量6色パック | 約0.6セット分 |
| 写真光沢紙L判200枚 | 2〜3セット分 |
| A4普通紙500枚×コピー用紙10冊 | まとめ買い1年分 |
| コンビニA3コピー(20円/枚) | 約278枚分 |
5年使用で年換算するとどうなるか
差額5,563円を5年で割ると年1,113円、月換算93円です。この年1,113円で得られる価値は以下の通りです。
- ヘッドクリーニング作業の削減(年3〜4回の手動作業から解放)
- 家族全員の操作性向上(らくらくモードで年賀状シーズンの家族サポート工数削減)
- A3/B4のコピー外注削減(コンビニコピー278枚分に相当)
- KZRインクの長期供給安心感(IC80の供給終了リスク回避)
年賀状印刷や学校配布物コピーが年数回発生する家庭なら、差額分は十分に回収できる計算です。逆に「年に1〜2回しか使わない・A3印刷は不要」という使い方なら、旧モデルの安さの方が合理的です。
📌 買い替えユーザーへの追加考慮
EP-982A3ユーザーがEP-988A3へ買い替える場合、家にストックしてある純正IC80インクは新機に差せません。まとめ買いした未開封パックが残っていると、その分の金額は実質的に使い切れません。買い替えのタイミングは手持ちのIC80インクを使い切ってからが経済合理的です。
どれを選ぶべき?——状況別おすすめ診断
🆕 新モデル EP-988A3が向いている方
これから5〜7年の長期使用を想定していて、インク供給の安定・保証起算のリフレッシュ・自動化された操作性を重視する方には新モデルが最適です。共働き家庭で複数人がプリンターを使い、機械が苦手な家族もいる場合は、らくらくモードとチャット形式セットアップの価値が特に大きく効きます。学校配布物・楽譜・設計図などA3/B4原稿を年数回コピーする機会があるなら、二つ折りコピー機能が外注コピーの手間と費用を削減してくれます。
📦 旧モデル EP-982A3が向いている方
2〜3年で買い替える予定で、とにかく初期費用を抑えたい方には旧モデルの安さが最適です。IC80/IC80L互換インクの豊富な選択肢を使えば、純正の半額以下でランニングコストを圧縮できます。ガラケー・らくらくホンからの赤外線プリント(IrDA)が必要な家庭にとっては、この機能を搭載する家庭用A3機は EP-982A3 が事実上最後の選択肢です。Windows XP/Vista搭載の古いPCを活かしたい方も旧モデル一択です。ただし公式在庫限りのため、購入判断は早めが安全です。
🤔 どちらでも良い方(判断に迷ったら)
使用頻度が「年に数回、年賀状と写真プリント程度」で、A3印刷も新機能もほぼ使わない方は、どちらを選んでも実用上の差はほぼありません。この場合は差額5,563円を貯金して次回のインク代に回すのが経済合理的で、旧モデルEP-982A3を選ぶのが正解です。使い方が変化して新機能が欲しくなったら、その時点で買い替えれば良いだけです。
Bell
なるほど、僕の家は年賀状と学校のプリント印刷くらいだから旧モデルで十分そう。それでも今買うなら在庫があるうち、って感じか。
Kura
その判断でOK。ただ、学校のプリントでA3をコピーする機会が出てきたら、新型の二つ折りコピーは効いてくる。使い方が変わったら買い替えでいいと思う。
よくある質問(FAQ)
Q. 旧モデル EP-982A3はいつまで買えますか?
エプソン公式カラリオページでは既に「在庫限り」表記に切り替わっています。2026年7月時点で楽天新品は10店舗以上、Amazon.co.jp直販でも30,800円で在庫があります。ただし後継の新モデル発売から半年〜1年で新品流通が枯渇するのが例年のパターンで、2026年内〜2027年中に入手困難になる可能性が高いです。旧モデル狙いなら早めの購入をおすすめします。
Q. 新旧で電気代に差はありますか?
両モデルとも消費電力は約17W(コピー時)で同一です。エプソン公式仕様表を確認すると印刷方式もMACH方式で共通のため、日常使用の電気代に差は生じません。ここは新旧を選ぶ判断材料になりません。
Q. 旧モデルの保証・修理サポートはいつまでですか?
エプソンの家庭用インクジェットプリンターの補修用性能部品の保有期間は、製造終了後5年程度が目安です。EP-982A3は2019年8月発売で、公式在庫限り表記に切り替わったばかりのため、製造終了時期を起点に5年程度の修理サポートは続く見込みです。ただし正確な期限は購入時にエプソン販売株式会社へ確認してください。
Q. 中古のEP-982A3を買っても大丈夫ですか?
新品購入を強く推奨します。楽天・Amazonのマーケットプレイスに中古EP-982A3は多く出品されていますが、6年前モデルのプリンターはローラー劣化・ヘッド詰まり・給紙不良のリスクが個体差で発生します。特にプリンターは長期未使用によるインク詰まりが深刻で、購入後のクリーニングでインクを大量消費するケースが少なくありません。新品在庫があるうちは新品を選ぶのが確実です。
Q. 新モデルの値下がりを待つべきですか?
2025年11月20日発売のEP-988A3は、現時点で希望小売価格から約20%下がった36,363円で流通しています。カラリオEP-98x系列は過去の傾向から、発売1年後には希望小売価格から30〜35%程度下がる傾向があるため、2026年秋頃には34,000円台まで下がる可能性があります。急ぎでなければ待つのも一手ですが、旧モデル在庫がその間に枯渇するトレードオフには注意してください。
Q. インク型番が変わったので、旧モデルEP-982A3のインクを新モデルEP-988A3に使えますか?
使えません。IC80/IC80L(とうもろこし)とKZR(クジラ)は物理的な互換性がゼロで、カートリッジの形状・ICチップが完全に異なります。EP-982A3ユーザーがEP-988A3へ買い替える場合、家にストックしてある未開封の純正IC80インクは新機に差せないため、実質的にその金額は失うことになります。買い替えは手持ちのIC80インクを使い切ってからが経済合理的です。
Q. 赤外線プリント(IrDA)は今も使うシーンがありますか?
2020年代半ばの現在、赤外線ポート付きスマホは新機種にはほぼ存在しません。ただしガラケー・らくらくホンを現役で使う世代(60代以上のライトユーザー)や、赤外線対応の古いAndroid端末を使い続けている家庭では、Wi-Fi接続を経由しない印刷手段として今も価値があります。この用途に該当する家庭では、旧モデル EP-982A3 が事実上の唯一の選択肢です。
Q. A3の連続印刷はどちらも本当に手差し1枚だけですか?
はい、両モデルともA3印刷はリアの手差しトレイに1枚ずつセットする方式です。フロントのA4カセット(100枚)からA3を給紙する機能はありません。A3を10枚以上連続で刷りたい業務用途なら、両モデルとも力不足で、A3対応のオフィス複合機やA3ノビ対応のフラッグシップ機(EP-8xxA系Photo+など)を検討する方が現実的です。
まとめ
エプソンA3対応複合機カラリオの新旧2モデルを、価格差・機能差・将来性の3視点で比較しました。ポイントは3つです。
- 基本印刷性能は完全同一:最高解像度・L判印刷速度・インク色数・本体サイズ・液晶は全て同じ。写真の仕上がりに体感差なし
- 差が出るのは操作性と将来性:かんたん画質調整・らくらくモード・A3/B4二つ折りコピー・KZRインクの長期供給が新モデルの強み
- 選び方は使用年数で決まる:5〜7年使うなら新モデル EP-988A3、2〜3年で買い替えるなら旧モデル EP-982A3が経済合理的
迷ったら、半年後に毎日使っている姿を想像できる方を選んでください。年賀状と学校配布物のコピー、写真プリントが日常にあるなら、どちらを選んでもA4機とは違う世界が待っています。
Bell
やっぱり僕は旧モデルかな。値段安いし、赤外線対応してるってだけで実家の親も使えそうだし。
Kura
その判断筋が通ってるよ。ただし在庫がある今のうちに動いた方がいい。年内に流通枯渇する可能性はゼロじゃない。逆に、これから5年以上使う予定ならKZRの長期供給が効くから新型を選ぶ意味は大きい。用途と期間が答えを出してくれるね。
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