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360度カメラは通常のアクションカメラの上位版だと思われがちですが、実際はまったく別の道具です。GoPro MAX2とHERO13 Blackを並べると、その差がはっきり出ます。
HERO13 Blackは撮る前にカメラを向けた方向が映像になります。MAX2は前後2つのレンズで周囲をまるごと記録し、撮った後にどこを見せるかを決めるカメラです。この違いは画質やスペックの優劣ではなく、撮影の作法そのものの違いです。だから「MAX2の方が新しくて高いから良いはず」という選び方をすると、編集に時間を取られて後悔します。
この記事では、GoProの公式仕様と実際に使った人の声をもとに、どちらの作法が自分に合うのかを判断できる材料を並べます。5.3K60fpsで撮って出しできるHERO13 Blackと、8Kの全天球から好きなアングルを切り出せるMAX2。両方の得意分野と、はっきりした弱点まで正直に書きます。
Bell
MAX2の方が新しくて高いんだよね? じゃあHERO13より全部いいってこと?
Kura
そこが一番の誤解なんだ。センサーはHERO13の方が大きいし、防水も10mでMAX2の倍だよ。
Bell
えっ、新しい方が防水弱いの!? 僕、夏に川で使うつもりだったんだけど…
Kura
MAX2が勝つのは「撮り逃さない」ことだけ。そのかわり、その1点がものすごく強い。
✅ この記事でわかること
- GoPro MAX2とHERO13 Blackのスペック・価格を一覧比較
- 2機種それぞれの強み・弱みと実際の口コミ傾向
- 360度撮影と通常画角の使い分け、そして編集にかかる手間の差
- 用途別(バイク・水中・旅行・SNS投稿)のおすすめ機種がわかる診断
- 2026年9月時点の実勢価格帯と賢い購入方法
- 熱停止・暗所性能など、購入前に知っておくべき注意点とFAQ
【結論】GoPro MAX2とHERO13 Blackはどちらを買うべきか
先に結論を書きます。迷っている段階の方にはHERO13 Blackをおすすめします。撮った映像がそのまま作品になり、水深10mまで裸で潜れて、本体も軽いからです。MAX2を選ぶ理由は「撮り逃しをなくしたい」「1回の撮影から複数のアングルを作りたい」という明確な目的がある場合に限られます。
※価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方)にもとづく価格帯です。変動しますので最新価格はリンク先でご確認ください。
360度カメラと通常アクションカメラ、選び分けの基準
2機種はどちらもGoProですが、選ぶ基準はスペックの数値ではありません。撮影から公開までの流れのどこに時間をかけたいかで決まります。ここでは購入前に必ず考えておきたい5つの基準を整理します。
1. 構図を「撮る前」に決めるか「撮った後」に決めるか
これが最大の分かれ道です。HERO13 Blackはレンズを向けた方向だけが映ります。撮影中に被写体を追う必要があり、外せばその瞬間は残りません。MAX2は前後2つのレンズで周囲全部を記録するので、後からアプリで「この瞬間は右を見せる」と決められます。
山道を走りながら「今、横に鹿がいた」という場面を残せるのはMAX2です。一方で、被写体が正面に決まっている撮影(スキーで滑る前方、料理の手元、子どもの運動会)では、後から選ぶ余地が要りません。撮影中にカメラを気にする余裕があるかどうかが判断材料になります。
2. 編集に使える時間が週にどれくらいあるか
360度素材はそのままでは公開できません。全天球のまま出しても、見る側は視点を動かさないと何が写っているか分かりません。実際に使う手順は、素材を取り込む→見せたい方向を決める(リフレーミング)→書き出す、の3段階です。1本の動画を作るのに、通常のカメラより1.5〜2倍の作業時間がかかります。
MAX2の利用者からは、編集アプリの動作が不安定だという指摘や、パソコンのソフトだけでは仕上げきれず別の編集ソフトが必要になるという声が出ています。撮ったその日に共有したい方にはHERO13 Blackが向きます。
3. 水に入れるか、どこまで入れるか
防水性能は本体だけでHERO13 Blackが水深10m、MAX2が水深5mです。数字の差以上に重要なのは、GoPro純正のダイブハウジング(ADDIV-001)の対応機種にMAX2が含まれていない点です。シュノーケリングやプール、雨天のツーリング程度ならどちらも問題ありませんが、ダイビングで深く潜る、水圧のかかる使い方をするならHERO13 Black一択になります。
4. 「8K」という数字をそのまま受け取らない
MAX2の8Kは全天球(360度全部)を展開した状態での解像度です。ここから16:9の1画面を切り出すと、実際に使う部分の解像度は大きく下がります。「8Kだから5.3KのHERO13より上」という比較は成立しません。
GoProは他社の360度カメラに対して最大21%高い解像度だと説明していますが、これは360度カメラ同士の比較です。切り出し後の1画面の精細さで比べるなら、5.3K60fpsをそのまま記録するHERO13 Blackの方が有利な場面が多くなります。
5. 熱で止まるリスクをどう回避するか
どちらも高負荷設定では録画が停止します。MAX2は8K撮影で20〜30分、HERO13 Blackは4K60fpsで30分台という報告が複数のレビューで一致しています。特に風の当たらない場所(三脚での定点撮影、室内、無風の炎天下)は停止しやすくなります。
回避策は、解像度を1段落とす・給電しながら回す・風の当たる場所に付ける、の3つです。1時間以上の連続撮影が前提なら、どちらを選んでも設定の工夫が必要です。この点は買ってから気づくことが多いので、先に知っておいてください。
総合スコア&ランキング
スペックと口コミをもとに、5つの評価軸で各機種を10点満点で独自評価しました。これは今回の2機種の相対的な位置関係を示すもので、他の記事と絶対比較する目的のものではありません。用途が違う2台なので、総合点の高さだけで選ぶ機種を決めないでください。

📊 採点基準
- 映像表現の幅:撮影後にできることの多さで評価しました。全方位から切り出せるか、スローモーションの選択肢がどれだけあるか、1本の素材から何通りの映像を作れるかを見ています。
- 画質の作り込み:公式仕様のセンサーサイズ・レンズF値・記録ビット深度・最大ビットレートと、実際の作例レビューでの評価を突き合わせました。数値だけでなく暗所での実用性も加味しています。
- 取り回し・装着性:本体重量・サイズ・防水性能・マウントの選択肢を評価しました。装着したまま長時間動けるか、水や衝撃を気にせず使えるかが判断基準です。
- 撮影から共有までの手軽さ:撮った素材が公開できる形になるまでの工程数で採点しました。編集の必須度、アプリの安定性に関する口コミの傾向を反映しています。
- コスパ:実売価格に対して得られる機能の量で評価しました。別途必要になる周辺機器(メモリーカード・マウント・予備バッテリー)の負担も考慮しています。
※スペックは各メーカー公式サイト(GoPro MAX2・GoPro HERO13 Black)の仕様表を参照。口コミは楽天市場レビュー・価格.comクチコミおよび実機レビュー記事を分析。価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)。
| 評価項目 | 🏆 HERO13 Black | 🥈 MAX2 |
|---|---|---|
| 映像表現の幅 | 6.5 | 9.5 |
| 画質の作り込み | 8.0 | 8.0 |
| 取り回し・装着性 | 9.0 | 7.0 |
| 撮影から共有までの手軽さ | 8.5 | 6.0 |
| コスパ | 8.5 | 7.0 |
| 総合評価 | 8.1 | 7.5 |
総合ではHERO13 Blackが上に来ました。ただしこれは「多くの人にとって扱いやすい」という意味であって、MAX2が劣っているという評価ではありません。映像表現の幅の3.0点差は、他の軸をすべてひっくり返すだけの価値になり得ます。撮り逃しをなくしたい人にとって、その1点は代替がききません。
順位付けで迷ったのは画質の作り込みです。センサーサイズとレンズの明るさで見るとHERO13 Blackが有利ですが、MAX2は10bit記録とGP-Logで後から色を作り込める点が評価されています。どちらの「画質」を重視するかで結論が変わるため、同点の8.0としました。ここは好みが分かれる部分です。
GoPro HERO13 Black の詳細レビュー
Bell
HERO13って1年前のモデルだよね。今から買っても古くない?
Kura
今もGoProの通常アクションカメラでは最上位だよ。発売から時間が経った分、値段がこなれてる。
Bell
なるほど、型落ちじゃなくて「値段が下がった現行機」ってことか。
基本スペック
| 発売日 | 2024年9月 |
|---|---|
| 型番 | CHDHX-131-FW |
| 最高解像度 | 5.3K60fps(4K120fps・2.7K240fps・1080p240fps対応) |
| イメージセンサー | 1/1.9インチCMOS(有効27.6MP) |
| レンズF値 | F2.5 |
| 手ブレ補正 | HyperSmooth 6.0 |
| 防水性能 | 水深10m(本体のみ) |
| バッテリー | 1900mAh Enduro(取り外し可能) |
| 本体重量 | 159g(バッテリー込み/本体のみ125g) |
| 本体サイズ | 幅71.8×高さ50.8×奥行33.6mm |
| ディスプレイ | 背面2.27インチタッチ+前面1.4インチカラー |
| マイク | 3つ |
| 動作温度 | -10〜40℃ |
| 実勢価格帯 | 5万円台 |
出典:GoPro公式/価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
撮って出しで完結する完成度
HERO13 Blackの価値は、撮った映像に手を加えなくても見られる状態になっていることです。理由は3つあります。1つ目は5.3K60fpsという記録解像度で、切り出しやトリミングをしても精細さが残ること。2つ目はHyperSmooth 6.0による手ブレ補正で、自転車やサーフィンでも揺れがほとんど目立たないこと。3つ目は水平維持機能で、カメラが傾いても映像の水平が保たれることです。
実際の使用報告でも、バイクの走行動画やサーフィンで揺れの少ない滑らかな映像になったという評価が集まっています。撮影した素材を編集ソフトに通さず、そのままSNSへ上げられるのがこの機種の強みです。
前モデルから戻ってきたGPSと、マグネット式マウント
HERO12 Blackで省かれていたGPSが復活しました。速度・標高・移動距離を映像に重ねられるため、ツーリングやランニングの記録に使えます。買い替えの決め手にこれを挙げる人が目立ちます。
もう1つの変更点がマグネット式のマウントです。マウントの着脱が片手で数秒になり、撮り直しのたびに工具を出す手間がなくなりました。固定力も上がっており、バイクの振動で角度が下がってしまう不満が解消されたという報告があります。ただしこのマグネット式マウント本体は別売りで、追加費用がかかる点は注意が必要です。
近接撮影とレンズ拡張
HBシリーズレンズに対応し、レンズを装着するとカメラが自動で認識して設定を切り替えます。別売のマクロレンズモッドを装着すれば、本体単体の場合より4倍近くまで寄れる近接撮影ができ、アクションカメラが苦手としていた「小さいものを大きく写す」用途が埋まります。超広角レンズモッドやNDフィルターを足していけば、1台で対応できる撮影の幅が広がります。ただしレンズ類はすべて別売りです。
※以下は楽天市場レビュー・価格.comクチコミおよび実機レビュー記事を分析した結果です。記事中のワードクラウドは、編集部が読み込んだ口コミの傾向を独自にまとめた要約をもとに言及テーマを集計・可視化したイメージ図で、レビュー原文から自動生成したものではありません。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- バッテリーが増量され、フルHD設定なら2時間近く連続で回せたという報告が最も多く見られます
- マグネット式の着脱と固定力の向上で、マウント周りのストレスが減ったという評価が集まっています
- 本体だけで水深10mの防水なので、使用後にそのまま水洗いできる手軽さが支持されています
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- 高負荷設定では熱で録画が止まり、4K60fpsでは30分台、直射日光下では20分台という検証結果が出ています
- センサーと画質が前モデルからほぼ据え置きで、買い替える価値が薄いという厳しい声もあります
- バッテリーが新形状になり前モデルの予備が使えず、マウントも別売りのため追加出費がかさみます

✅ メリット
- 5.3K60fpsから1080p240fpsまで、解像度と滑らかさを用途で選べる
- 本体のみで水深10m防水。丸洗いでき、水中撮影の画質も評価が高い
- 159gと軽く、マウントの選択肢が豊富で装着場所を選ばない
- GPSが復活し、速度や標高を映像に重ねられる
- 編集せずにそのまま公開できる完成度で、撮影当日に共有できる
⚠️ デメリット
- 4K60fpsの長回しは熱停止のリスクがある(解像度を落とすか給電しながら使うと回避できます)
- 暗所や夜景は苦手で、暗い場面ではスマートフォンの方がきれいだという声がある
- 前モデルのバッテリーが流用できず、予備を買い直す必要がある
- マグネット式マウントが別売りで、本体価格のほかに費用がかかる
- 前面ディスプレイがタッチ非対応で、自撮り中心だと操作しにくい
こんな方におすすめします。走る・滑る・潜るといった動きのある被写体を、撮ったその日に共有したい方。水中で使う予定がある方。マウントを付け替えながら1日中撮り続ける方。撮影中に構図を意識できるなら、この機種で不足はありません。
GoPro MAX2 の詳細レビュー
Bell
全部撮れるって最高じゃない? 僕、構図を決めるのが下手だから助かるかも。
Kura
その代わり、決める作業が撮影後に移るだけなんだ。撮った分だけ後で選ぶ手間が増える。
Bell
うっ…僕、撮った動画を放置しがちなんだよね。それだと宝の持ち腐れか。
Kura
正直だね。編集する時間が取れないなら、MAX2の一番の強みが使えないままになる。
基本スペック
| 発売日 | 2025年9月 |
|---|---|
| 型番 | CHDHZ-311-FW |
| 最高解像度 | 360度8K30fps(7680×3840)/5.6K60fps/4K100fps |
| シングルレンズ撮影 | 4K60fpsまで |
| イメージセンサー | 1/2.3インチ |
| レンズF値 | F1.8 |
| 写真解像度 | 360度29MP/シングルレンズ12MP |
| 手ブレ補正 | Max HyperSmooth+360度水平ロック |
| 防水性能 | 水深5m(本体のみ) |
| バッテリー | 1960mAh Enduro |
| 本体重量 | 195g |
| 本体サイズ | 幅64.0×高さ69.7×奥行48.7mm |
| ディスプレイ | 1.82インチタッチLCD |
| マイク | 6つ(360度オーディオ対応) |
| 動作温度 | -10〜35℃ |
| 実勢価格帯 | 6万円台 |
出典:GoPro公式/価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
撮り逃しがなくなる、という一点突破
MAX2の存在理由は「撮影中に構図を決めなくていい」ことに尽きます。前後2つのレンズが周囲すべてを記録するので、撮影後にどの方向を見せるかを選べます。バイクで走りながら、後ろから来た車も、横を流れる景色も、自分の表情も、すべて1回の撮影に含まれています。
付属の延長ポールを使うと、そのポールが映像から消える処理が入ります。空中にカメラが浮いているようなドローン風の映像が、1本の棒で撮れます。実際に使った人からは、景色ではなく空間そのものを記録する体験が新鮮で、撮っていて楽しいという声が多く挙がっています。
自分でレンズを交換できるという安心感
360度カメラの弱点は、レンズが本体から出っ張っていて傷が付きやすいことでした。MAX2は工具を使わず、ひねるだけでレンズを交換できます。傷が付いてもレンズだけ買い替えれば済むため、カメラ本体を丸ごと交換する必要がありません。
これは実用面で大きい変更です。予備レンズを持っていけば撮影現場で交換して撮り続けられます。ラフに使うほど価値が出る仕組みで、この点を評価する声が目立ちます。
暗いところと、熱には正直に弱い
センサーは1/2.3インチで、HERO13 Blackの1/1.9インチより小さくなります。360度を2つのレンズで分担する構造上、1レンズあたりの受光面積は限られます。夕暮れや夜間はノイズが出やすく、ネオンのような強い光源があると明るい部分が白く飛びやすいという指摘が繰り返し出ています。
熱についても同様です。8K撮影では20〜30分ほどで録画が止まったという報告が数多くあり、無風の場所ではさらに短くなります。夜景や長時間の定点撮影を主目的にするなら、この機種は向きません。晴天の日中に、動きながら撮る。それがMAX2の得意な条件です。
※以下は価格.comクチコミおよび実機レビュー記事を分析した結果です。MAX2は発売から日が浅く、楽天市場での本体レビューはまだ集まっていないため、実機レビュー記事の比重が高くなっています。記事中のワードクラウドは、編集部が読み込んだ口コミの傾向を独自にまとめた要約をもとに言及テーマを集計・可視化したイメージ図で、レビュー原文から自動生成したものではありません。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- 晴天の日中はディテールが細かく残り、拡大しても粗さが出にくいという評価が目立ちます
- 彩度が控えめで、10bit記録と合わせて後から色を作り込む前提の撮影に向くと評価されています
- 工具なしでレンズを交換でき、傷を気にせず外へ持ち出せるという安心感が支持されています
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- 8K撮影では20〜30分で熱停止したという報告が数多く、風の当たらない場所ではさらに短くなります
- 暗所での画質低下がはっきり出るため、夜景や薄暗い室内には向きません
- 本体の画面が小さく文字も細かいため、設定内容が読み取りにくいという不満が複数あります
- スマートフォンアプリの接続が不安定で、途中で落ちるという報告が挙がっています
- 純正の防水ケースがなく、水中で本格的に使うには社外品に頼ることになります

✅ メリット
- 撮影後に見せる方向を選べるので、構図の失敗という概念がなくなる
- 1回の撮影から複数アングルの映像を作れる(前方・自撮り・見下ろし)
- 本体レンズを工具なしで交換でき、傷や破損のダメージが小さい
- マイク6つによる360度オーディオで、音の方向感まで記録できる
- 延長ポールが映像から消えるため、ドローン風の映像が手軽に撮れる
⚠️ デメリット
- 8Kの長回しで熱停止する。給電しながら使うか、解像度を1段下げる運用が前提になります
- 暗所性能が弱く、夜景では白飛びとノイズが目立つ
- 編集を通さないと公開できず、作業時間が通常のカメラの1.5〜2倍かかる
- 防水は水深5mまでで、GoPro純正ダイブハウジング(ADDIV-001)の対応機種に含まれない
- レンズの出っ張りが大きく、置き方や持ち運びに気を使う
- 本体重量195gはHERO13 Blackより36g重い
こんな方におすすめします。バイクや自転車の走行動画を撮り、あとから見せ場を切り出したい方。1回の撮影素材からSNS用の縦動画とYouTube用の横動画を両方作りたい方。旅の記録を、その場の空間ごと残したい方。
逆に、撮った動画をほとんど編集せずに保存している方は、MAX2を選ぶ意味がありません。360度素材は編集して初めて見られる形になるため、編集しない使い方では通常のアクションカメラの下位互換になってしまいます。この場合はHERO13 Blackを選んでください。
GoPro MAX2とHERO13 Blackのスペック比較表
| 項目 | 🏆1位 GoPro HERO13 Black CHDHX-131-FW/通常画角 |
🥈2位 GoPro MAX2 CHDHZ-311-FW/360度 |
|---|---|---|
| 🎥 撮れる映像 | ||
| 撮影方式 | レンズ1つの通常画角撮る前に構図を決める | 前後2レンズで全方位撮った後に構図を決める |
| 最高解像度 | 5.3K60fps平面映像 | 360度8K30fps切り出し前の全天球 |
| 通常画角での最高画質 | 5.3K60fps | 4K60fpsシングルレンズモード |
| 高フレームレート | 2.7K240fps/1080p240fpsバーストは400fps | 4K100fps3倍スローモーション |
| 撮影後のアングル変更 | 不可画角はレンズモッドで拡張 | 可能全方位から切り出せる |
| 📷 画質のハードウェア | ||
| イメージセンサー | 1/1.9インチCMOS有効27.6MP | 1/2.3インチ |
| レンズF値 | F2.5 | F1.8数値が小さいほど明るい |
| 写真解像度 | 27.13MP | 360度29MP/単眼12MP |
| カラービット深度 | 8-bit/10-bit(4K以上) | 8-bit/10-bit |
| 最大ビットレート | 120Mbps | 120Mbps |
| 🛡 タフさ・電源 | ||
| 防水性能 | 水深10m本体のみで | 水深5m本体のみで |
| バッテリー | 1900mAh Enduro | 1960mAh Enduro |
| 動作温度の上限 | -10〜40℃ | -10〜35℃ |
| レンズの保護 | 交換可能な撥水レンズカバー | 本体レンズを工具なしで交換可能傷が付いても交換できる |
| 📐 本体設計 | ||
| 本体重量 | 159gバッテリー込み | 195gバッテリー込み |
| 本体サイズ | 71.8×50.8×33.6mm横長 | 64.0×69.7×48.7mmレンズが前後に出っ張る |
| ディスプレイ | 背面2.27型+前面1.4型 | 1.82型タッチ |
| マイク | 3つ | 6つ360度オーディオ対応 |
| ⭐ 総合スコア(10点満点) | ||
| 映像表現の幅 | 6.5 | 9.5 |
| 画質の作り込み | 8.0 | 8.0 |
| 取り回し・装着性 | 9.0 | 7.0 |
| 撮影から共有までの手軽さ | 8.5 | 6.0 |
| コスパ | 8.5 | 7.0 |
| 総合評価 | 8.1 | 7.5 |
| 👤 おすすめ対象 | ||
| こんな方に | 走る・滑る・潜るを撮りたい/撮って出しで完結したい/水中で使う | 撮り逃しをなくしたい/1本の素材から複数アングルを作りたい/編集する時間がある |
| 💳 価格情報 | ||
| 実勢価格帯 | 5万円台▶ 最新価格はリンクで確認 | 6万円台▶ 最新価格はリンクで確認 |
| 🛒 購入リンク | ||
| 販売ストア | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
注目すべき比較ポイント
「8K」対「5.3K」、実際に見える解像度はどちらが上か
結論から言うと、完成した1本の動画の精細さではHERO13 Blackが有利です。MAX2の8Kは全天球を平面に展開したときの解像度で、そこから視聴用に16:9の画面を切り出すと、使う範囲は全体の一部になります。切り出し後の解像度は4K前後まで落ちるのが一般的です。
一方でHERO13 Blackの5.3Kは、そのまま1画面として記録された5.3Kです。編集で多少トリミングしても4Kの精細さが残ります。GoProがMAX2について説明している「他社比で最大21%高い解像度」は360度カメラ同士の比較であり、通常のアクションカメラとの比較ではありません。数字の桁だけで判断しないでください。
防水5mと10m、この差が効く場面
プールや川遊び、雨の中の撮影であれば、5mでも10mでも実用上の差はありません。差が出るのは、水圧のかかる使い方です。素潜りで数メートル潜る、波打ち際で強い水流を受ける、ダイビングで水中撮影をする——こうした場面ではHERO13 Blackの10mが安心です。
より重要なのは、GoPro純正のダイブハウジング(ADDIV-001)がHERO13 Blackなどには対応する一方、MAX2は対応機種に含まれていない点です。HERO13 Blackはこのハウジングを使えば、さらに深い水深まで対応できます。水中撮影を計画しているなら、この差は購入判断を決めるレベルの違いになります。
熱停止の起き方が違う
どちらも高負荷で止まりますが、止まる条件が違います。MAX2は8K撮影で20〜30分という報告が中心で、解像度を落としても電池が半分残った状態で停止した例が報告されています。360度撮影は2つのレンズの映像を常時つなぎ合わせる処理をしているため、発熱の下限が高いのです。
HERO13 Blackは4K60fpsで30分台、直射日光下では20分台という検証結果があります。ただしフルHD設定なら2時間近く連続で回せたという報告もあり、設定を落としたときの伸びしろはHERO13 Blackの方が大きいと言えます。公式の動作温度も上限がHERO13 Blackは40℃、MAX2は35℃で、5℃の差があります。
編集の手間は「1.5倍」ではなく「工程が1つ増える」
360度素材の編集は、単に時間が長いのではなく作業の種類が増えます。通常のカメラなら「切って並べる」だけですが、MAX2では「どの方向を見せるか」を時間軸に沿って決めていく作業が加わります。カメラワークを後から作る作業と言い換えられます。
これは慣れれば楽しい作業ですが、撮影本数が増えるほど負担になります。実際の利用者からも、パソコン用ソフトだけでは編集が完結せず別の編集ソフトが必要になった、自動編集の便利な機能が有料プラン前提になっている、という指摘が出ています。月に何本作るかを先に考えておくと判断しやすくなります。
🤝 逆に、ここは共通です(どちらを選んでも変わらない点)
- 画像処理プロセッサーはどちらもGP2で、最大ビットレートも同じ120Mbpsです
- 10bit記録とGP-Logに対応し、後から色を作り込む撮影ができます
- Wi-Fi 6(2.4/5GHz)・Bluetooth 5.3・GPSを搭載し、スマートフォンとの連携方法は同じです
- 必要なメモリーカードはどちらもA2 V30以上のmicroSDで、使い回せます
- 折りたたみ式マウントと1/4-20インチのネジ穴を本体に備え、汎用の三脚やクランプがそのまま使えます
- 動作温度の下限は両方とも-10℃で、冬場の使用条件に差はありません
- 暗所が苦手という弱点は共通です。夜景を主目的にするなら、どちらもベストな選択ではありません
どれを選ぶべき?——状況別おすすめガイド
バイク・自転車の走行動画を撮りたい方に
MAX2をおすすめします。ヘルメットやハンドルに1台付けるだけで、前方・後方・自分の顔・追い越していく景色がすべて記録されます。編集時に「ここは後ろを見せる」「この直線は前方」と切り替えれば、カメラを2台使ったような映像になります。走行中にカメラの向きを変えられないという制約が、そのままMAX2の強みに変わる用途です。
ツーリング先で雨に降られる可能性を考えると、防水5mでも十分です。ただし夜間走行が多い方は、暗所性能の弱さが効いてくるので注意してください。
水中・マリンスポーツで使う方に
HERO13 Blackを選んでください。本体だけで水深10mまで対応し、純正の保護ハウジングを足せばさらに深くまで潜れます。使用後は真水で丸洗いできる手軽さも支持されています。水中撮影の画質が想像以上によかったという声が、ダイビングやシュノーケリング用途で多く挙がっています。
子どもや家族の記録を残したい方に
HERO13 Blackが扱いやすい選択です。運動会や発表会は被写体の位置が決まっているため、後からアングルを選ぶ必要がありません。むしろ撮影後すぐに家族へ共有できることの方が価値になります。2.7K240fpsのスローモーションを使えば、ゴールの瞬間や転んだ場面を引き延ばして見せられます。
ただし体育館や屋内会場のように照明が落ちる環境では、どちらの機種も得意ではありません。屋内中心ならアクションカメラ以外の選択肢も検討してください。
SNS向けに縦動画と横動画を両方作る方に
MAX2が効率的です。1回の撮影から、YouTube用の16:9とショート動画用の9:16を、それぞれ最適な構図で切り出せます。通常のカメラなら2回撮るか、横動画を無理やり縦にトリミングすることになります。投稿の本数が多い方ほど、この差が積み上がります。
アクションカメラを初めて買う方に
HERO13 Blackから入ることをおすすめします。理由は編集のハードルです。360度カメラは「撮る」と「見られる形にする」の間に必ず一手間が入るため、最初の1台で挫折する原因になりやすいのです。まず通常のアクションカメラで撮る習慣をつけて、物足りなくなったときにMAX2を検討する順序が失敗しにくくなります。
Bell
両方買うのが一番いいってことにならない? 用途が違うんだし。
Kura
理屈ではね。でも2台持つとどっちを付けるか毎回迷って、結局片方しか使わなくなる人が多い。
Bell
たしかに。カメラ、増やしても使う台数は変わらないんだよね…
Kura
先に1台決めて、足りない部分がはっきりしてから2台目を考える方がいいよ。
よくある質問(FAQ)
Q. GoPro MAX2とHERO13 Black、画質がいいのはどちらですか?
A. 完成した1本の動画の精細さではHERO13 Blackです。センサーは1/1.9インチでMAX2の1/2.3インチより大きく、5.3K60fpsをそのまま1画面として記録します。MAX2の8Kは全天球を展開した状態の解像度で、視聴用に切り出すと使う範囲は一部になります。ただし「1回の撮影から何通りの映像を作れるか」ではMAX2が上です。
Q. MAX2は水中で使えますか?
A. 本体のみで水深5mまで対応します。プールや川遊び、雨天の撮影であれば問題ありません。ただしGoPro純正のダイブハウジング(ADDIV-001)の対応機種にMAX2は含まれていないため、ダイビングなど水圧のかかる使い方には向きません。水中撮影が主目的なら、本体で水深10m・純正ダイブハウジングにも対応するHERO13 Blackを選んでください。
Q. 360度カメラの編集は難しいですか?
A. 操作そのものは難しくありませんが、工程が1つ増えます。取り込んだ素材に対して「どの方向を見せるか」を時間軸に沿って決める作業(リフレーミング)が必要で、撮影しっぱなしでは公開できる形になりません。利用者からは、専用ソフトだけでは仕上げきれず別の編集ソフトを併用したという声も出ています。編集時間が取れない方には向きません。
Q. アクセサリーやマウントは2機種で共通ですか?
A. マウント類は共通で使えます。どちらも折りたたみ式マウントと1/4-20インチのネジ穴を本体に備えており、汎用の三脚やクランプがそのまま使えます。必要なメモリーカードもどちらもA2 V30以上のmicroSDで同じです。一方でバッテリーは機種ごとの専用品で、HERO13 Blackの1900mAh Enduroは前モデルのGoProには適合しません。
Q. 熱で録画が止まらないようにする方法はありますか?
A. 3つあります。1つ目は解像度を1段下げること(MAX2なら8Kから5.6Kへ、HERO13 Blackなら4K60fpsから4K30fpsへ)。2つ目はUSB-Cで給電しながら撮ること。3つ目は風が当たる場所に取り付けることです。三脚での定点撮影や無風の室内は熱がこもりやすいため、長回しの予定があるときは設定を落としてください。
Q. どちらも暗いところは苦手ですか?
A. どちらも暗所は得意ではありません。MAX2は夕暮れや夜間でノイズが出やすく、強い光源があると白飛びしやすいという指摘が集まっています。HERO13 Blackもセンサーが前モデルから据え置きで、暗い場面ではスマートフォンの方がきれいだという声があります。夜景を主目的にするなら、アクションカメラ以外の選択肢を検討してください。
Q. HERO13 Blackは発売から時間が経っていますが、今買っても大丈夫ですか?
A. 2026年9月時点で、GoPro公式ストアの通常アクションカメラの最上位モデルはHERO13 Blackです。型落ちではなく現行機種で、発売から時間が経った分だけ実売価格がこなれています。アクセサリーの選択肢も豊富で、今から買っても不便はありません。
Q. MAX2の延長ポールが映らないというのは本当ですか?
A. 本当です。前後2つのレンズの死角にポールが入るため、映像処理でポールが消えます。カメラが空中に浮いているような、ドローンで撮ったような映像になります。この効果は360度カメラ特有のもので、通常のアクションカメラでは再現できません。
まとめ:撮影の作法で選ぶ2台
GoPro MAX2とHERO13 Blackの違いを、あらためて整理します。
- HERO13 Blackは、撮った映像がそのまま作品になる完成度。5.3K60fps・水深10m防水・159gの軽さで、撮影当日に共有できます
- MAX2は、周囲すべてを記録して後から見せる方向を選べるカメラ。撮り逃しがなくなる代わりに、編集の工程が1つ増えます
- センサーサイズ・防水性能・本体の軽さ・動作温度の上限は、いずれもHERO13 Blackが上です。「新しくて高い方が全部優れている」わけではありません
- 熱で録画が止まる点、暗所が苦手な点は2機種に共通する弱点です。どちらを選んでも設定の工夫が必要になります
- 実売価格は2026年9月時点でHERO13 Blackが5万円台、MAX2が6万円台です
選ぶ基準は画質でも価格でもなく、撮影の作法です。カメラを向けた方向を映すのか、周囲を全部記録して後から決めるのか。半年後、撮った素材を編集している自分の姿を想像できるならMAX2、その時間を撮影そのものに使いたいならHERO13 Black——この基準で決めてください。
Bell
僕はHERO13かな。編集する自信ないし、川に持っていきたいし。
Kura
妥当だと思う。ただ、1つだけ引っかかってる。Bellって撮ってる最中に他のもの見てるよね。
Bell
…見てる。前に川で魚が跳ねた瞬間、カメラは全然違う方向だった。
Kura
その撮り逃しが悔しいなら、MAX2も一度考えてみて。編集の時間だけは正直に見積もってね。
免責事項
- 本記事の価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方)にもとづく価格帯です。価格は変動しますので、購入前に必ずリンク先で最新価格をご確認ください。
- スペックはGoPro公式サイトの仕様表を出典としています。ファームウェアの更新により仕様が変更される場合があります。
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