【2026最新】ロジクール M575SP vs M575S|違い5つと選び方

ロジクールERGO M575SPとM575S、実勢価格差は約4,800円。ただしこれは、新モデルの方が安い逆転現象です。2026年7月現在、旧M575SはAmazonで11,800円まで上がっており、新M575SPは7,000円前後で買えます。

4年ぶりの刷新でロジクールは静音クリックLogi Boltレシーバーを新型に投入しました。左右クリック音は80%カットされ、Web会議やカフェでの操作感が別物になっています。一方で旧M575Sは新品在庫の縮小が進み、実質的な世代交代フェーズに入りました。

この記事では、公式スペックと長期ユーザーの口コミを基に、両モデルの違いを5つの軸で整理します。「静音になっただけでしょ?」で片付かない選び分けの本質まで踏み込み、あなたが今どちらを選ぶべきかまで導きます。

Bell

Bell

在宅ワークで妻の会議中に僕がカチカチ音を鳴らしちゃうから、静音マウスに買い替えたいんだよね。M575SPとM575S、末尾の記号が違うだけに見えるけど何が違うの?

Kura

Kura

M575SPは2024年に出た新型で、クリック音が80%カットされてるんだ。しかも今は新モデルの方が旧より4,800円くらい安い、ちょっと珍しい状況になってる。

Bell

Bell

え、新型の方が安いってどういうこと?普通逆じゃないの?旧型が売れ残って値下げされてるイメージだった。

Kura

Kura

旧M575Sは新品在庫が枯れ始めてて、逆に希少化してるんだよ。今回は「違いを知ってあえて旧を選ぶ理由」まで一緒に確認していこう。

✅ この記事でわかること

  • M575SPとM575Sのスペック差5項目を一覧で比較
  • 静音クリック80%カットとLogi Bolt対応の実利用インパクト
  • 新モデルが旧モデルより安くなっている「価格逆転」の背景
  • あなたの環境で新旧どちらを選ぶべきかの判断ガイド
  • 2026年7月時点の最安値と、旧M575Sの入手性の実態
  • 買う前に知っておくべき注意点とFAQ
目次

【結論】どちらを買うべきか早見表

結論から言えば、2026年7月時点では新M575SPを選ぶのが合理的です。理由は3つあります。①静音クリックとLogi Boltレシーバーが追加された ②メーカー保証が1年から2年に延びた ③実勢価格が旧より約4,800円安い、という価格の逆転が起きているためです。

ただし、Amazonでの旧M575S在庫はまだ残っており、「Unifyingレシーバーを他のロジクール機器と揃えたい」という限定的な理由で旧を選ぶ余地はあります。以下の早見表で、あなたのケースに近い方を確認してください。

こんな方に おすすめ機種 実勢価格
在宅Web会議・オフィス・カフェで静音重視、価格も抑えたい方 🆕 M575SP 7,000円前後
長期使用前提でメーカー保証2年間の安心感がほしい方 🆕 M575SP 7,000円前後
Unifying環境を組んでおり在庫確保で買い足したい方 📦 M575S 11,800円前後
ロジクール ERGO M575SP

🆕 ロジクール ERGO M575SP(新モデル・2024年発売)

静音クリック・Logi Bolt対応/2年保証/※価格は変動します。リンク先でご確認ください

ロジクール ERGO M575S

📦 ロジクール ERGO M575S(旧モデル・2020年発売)

Unifying対応/新品在庫僅少・相場高騰中/※新旧の外観はほぼ同一です

4年の空白と刷新の背景——M575系の系譜を整理する

両モデルの位置づけを正確につかむには、シリーズの系譜をおさえておくのが近道です。M575系は2010年発売の名機M570から続くロジクールの親指トラックボール系統で、10年後の2020年にM575としてリニューアルされました。その国内向けBluetooth対応版がM575S(2020年11月26日発売)です。

そこから約3年10ヶ月、ロジクールは大規模刷新を控えていました。その空白期間に何が起きたかというと、コロナ禍を経てのハイブリッドワーク常態化と、それに伴うノイズ問題の顕在化です。オフィス回帰と在宅の混在で「Web会議中のクリック音」が明確なストレスとして扱われるようになり、静音マウス市場は急拡大しました。

もう一つの変化が、企業向け無線プロトコルの世代交代です。ロジクールが自社で使い続けてきたUnifyingレシーバーは2.4GHzの独自無線で、便利ではあるものの企業のセキュリティ要件を満たしにくい規格でした。これを刷新するために2021年に登場したのがLogi Boltで、Bluetooth Low EnergyベースかつFIPS Bluetoothモード1レベル4準拠のセキュアな規格です。

この2つの流れを一つに束ねて2024年9月19日に発売されたのが、ERGO M575SPです。型番末尾の「SP」はロジクールが静音モデルに付ける識別記号で、外観と基本操作性はM575Sを踏襲したまま、静音クリックとLogi Bolt採用という時代の要請に応える2つの改善を最小限のコストで実装した刷新モデルという性格を持ちます。

スペック比較表:14項目で新旧の違いを一枚に

下の表は公式スペックと2026年7月時点の実勢価格を、変更あり項目(青系ハイライト)と共通項目(グレー)に分けて並べたものです。本体寸法・重量・DPI・ボタン数などコアな操作性は完全に同じで、変わったのは6項目のみです。

項目 🆕 新モデル
ロジクール
ERGO M575SP
2024年モデル・静音対応
📦 旧モデル
ロジクール
ERGO M575S
2020年モデル・通常クリック
📊 スペック比較(全項目)
発売日 2024年9月19日 2020年11月26日
静音クリック 対応(80%ノイズカット)新機能 非対応(通常クリック音)
USBレシーバー Logi Bolt(BLEベース・法人向けセキュリティ)規格更新 Unifying(2.4GHz独自)
電池寿命 最長18ヶ月-6ヶ月 最長24ヶ月
メーカー保証 2年間+1年 1年間
カラー展開 3色(グラファイト・オフホワイト・ブラック)オフホワイト追加 2色(グラファイト・ブラック)
再生プラスチック使用率 最大52%サステナ対応 非公表
実勢価格(2026年7月) 7,000円前後-4,800円(逆転) 11,800円前後(在庫僅少)
本体サイズ 100×48×134mm 100×48×134mm
重量 145g 145g
解像度(DPI) 最大2,000dpi 最大2,000dpi
ボタン数 5個 5個
電池 単三形×1 単三形×1
対応OS Windows/Mac/iPadOS/ChromeOS/Linux Windows/Mac/iPadOS/ChromeOS/Linux

出典:ロジクール公式プレスリリース公式製品ページ/実勢価格は2026年7月時点のAmazon.co.jp buybox価格。

変更点の中身:注目すべき違い3つ

📊 変更点サマリ

新機能追加
2項目
仕様変更
3項目
公式アナウンス
あり

① 静音クリック搭載——「カチカチ」から「カコッ」へ

最も体感差が大きいのがクリック音の変化です。ロジクール公式は「前モデル比80%のノイズカット」と発表しており、PC Watchの実機比較記事でも「カチカチ」から「カコッカコッ」という低音への変化が確認されています。出典:PC Watch 実機レビュー

実際に静音マウスを使ったユーザーからは「深夜作業で家族に気を使わなくて済む」「Web会議のマイクにクリック音が拾われなくなった」という評価が多く見られます。一方で「押下感が浅くなり慣れるまで違和感」との声も一部あり、静音化と引き換えのクリックフィールの変化は購入前に把握しておきたいポイントです。

メーカー側の狙いは明確で、ハイブリッドワーク常態化以降のWeb会議・オフィス個室・カフェ作業といった共有空間での操作を意識した改良です。単純に音が小さくなっただけでなく、「クリックした感覚は残しつつ音だけ抜く」というチューニングになっている点が特徴といえます。

② Unifying → Logi Bolt——2.4GHz独自無線からBLEベースの新規格へ

USBレシーバーの規格が旧M575SのUnifyingから新M575SPのLogi Boltに切り替わりました。両者は互換性がなく、旧Unifyingレシーバーを新M575SPで使うこと、または逆はできません。

Logi Boltの実用上の意味は3つあります。第一に電波干渉に強い設計で、Wi-FiやBluetooth機器が密集する都心オフィスやコワーキングスペースでの接続安定性が向上します。第二にFIPS Bluetoothモード1レベル4準拠のセキュリティ強化で、これは企業のITポリシーで無線マウスの利用が制限されている職場でも通りやすい規格です。第三にBluetooth Low Energyベースなので、標準的なOS側のBLE検出とも親和性が高まっています。

「個人利用でセキュリティなんて関係ない」と感じる方も、電波干渉に強い設計は在宅ワーカーにとっても接続が途切れにくいという実利益があります。一方でロジクールのUnifying機器を複数持っている場合、レシーバー統合の親和性は旧M575Sの方が高いのも事実です。

③ 実勢価格の逆転——新の方が旧より約4,800円安い現状

2026年7月時点で最も特徴的なのが、価格の逆転です。新M575SPはAmazon 7,000円前後で流通していますが、旧M575SはAmazon 11,800円まで上がっており、差額は約4,800円で新が安い状態になっています。

背景は単純で、旧M575Sの新品在庫が急速に縮小しているためです。楽天市場ではロジクール公式ストアも含めてM575S本体の新品出品がほぼなくなり、Amazon.co.jpでも残り4点で中古品ラベルの併記が確認できる状態です。市場では実質的に世代交代が進んでおり、旧を選ぶ経済合理性はかなり薄れています。

「安いから旧型を選ぶ」という新旧比較の定石が通用しないケースで、判断軸は「機能」と「入手性」に集約されます。この構図で、静音・セキュリティ・在庫の三方向で新M575SPに軍配が上がる、というのが本記事の核心的な結論です。

新モデルを選ぶ4つの意味——差額を払うどころか節約できる

基本操作性が同じである以上、「わざわざ新モデルを選ぶ意味は?」という問いは自然です。ただし本ケースは価格が逆転しており、意味を問う前に金銭的にも新の方が得という状況です。ここでは安さ以外で新M575SPを選ぶ4つの意味を整理します。

🛡 販売終了リスクの回避

旧M575Sは公式ストアの購入導線が既に新M575SPへ差し替えられており、事実上の流通終息フェーズです。今から旧を選ぶと、故障時の代替入手や関連アクセサリの互換性で先細りしていきます。

🕒 保証期間の倍増(1年→2年)

メーカー保証が旧の1年間から2年間に延長されました。長期使用が前提のトラックボールで、この差は「2年目にボールセンサーが不調になったら無償対応か有償修理か」という実利に直結します。

🎨 新色ブラックとオフホワイト

カラー展開が2色から3色に拡大。特に新色ブラックはガジェット系の黒系デスクにマッチしやすく、旧M575Sではグラファイト(暗めのグレー)が最大限だった選択肢に「純粋な黒」が加わりました。

🌱 再生プラスチック採用

ブラック・グラファイトは再生プラ使用率52%、パッケージはFSC認証材料を使用しています。日常品でも環境配慮を選択したい層にとって、旧では公表さえなかった情報が明示された点は判断材料になります。

💰 差額-4,800円の意味

性能で選ぶなら、静音とセキュリティが加わったうえで安いので迷う理由はありません。安心感で選ぶ場合も、保証が2倍・在庫が安定・入手性リスクが低いという3点でリスクが小さいのは新モデルです。この価格逆転はロジクールの意図というより「旧の在庫希薄化と新の量産効果」の合成結果と見られますが、消費者としては素直に恩恵を受けて構いません。

結論:新旧どちらを買うべきか

🎯 進化幅と価格差の総合判定

進化幅
大幅進化
スコア 13点
価格差
旧モデルが4,800円高い
旧比 -41%
高影響度の変更
2項目
中3 / 低1

結論:新モデルの方が安いため、迷わず新モデルを選ぶのがおすすめです

🆕 ERGO M575SP(新モデル)を選ぶべき人

  • 最新機能を活かしたいユーザー
  • 複数年にわたり長く使う予定のユーザー
  • 最新モデルであることに価値を感じるユーザー
  • 価格差がほぼないなら迷わず最新を選びたいユーザー

📦 ERGO M575S(旧モデル)を選ぶべき人

  • 在庫がある間に確実に購入したいユーザー(旧モデルは今後入手性が低下)
  • コスパを最優先に考えるユーザー
  • 旧モデルでも十分な性能で妥協できるユーザー

スペック上の進化幅は「大幅」寄りで、価格差も新モデル優位。冒頭で触れたとおり、迷ったら新M575SPを選ぶのが素直な結論です。旧M575Sをあえて選ぶ余地は次章以降の詳細レビューで整理しますが、基本的には限定的な事情に限られます。

差の可視化:5軸のレーダーチャート

数値を並べても差の全体像は見えにくいので、スペックと口コミベースで5つの評価軸で採点し、レーダーチャートに落とし込みました。総合評価は今回の2機種の相対的な位置関係を示すもので、他記事のスコアと絶対比較する目的ではありません。

📊 採点基準

  • 静音性:公式静音化データ(80%ノイズカット)と口コミの音量言及頻度で採点
  • 接続の安定性:レシーバー規格(Logi Bolt/Unifying)の電波干渉耐性と口コミ評価
  • コスパ:2026年7月時点の実勢価格と機能のバランス
  • エルゴノミクス:本体設計・寸法・重量・親指トラックボール構造での手首負担軽減度
  • 入手性・保証:新品流通の安定度とメーカー保証期間の総合

※スペックはロジクール公式を参照。口コミはAmazon.co.jp・価格.comのレビューを分析。価格は2026年7月時点のAmazon.co.jp buybox価格。

新モデル:ロジクール ERGO M575SP 詳細レビュー

ロジクール ERGO M575SP
Bell

Bell

静音って言っても、押した感覚が「シュコッ」みたいに変になるのは嫌なんだ。押した感じは残ってるの?

Kura

Kura

押下感はしっかり残しつつ音だけ抜くチューニングだよ。深夜作業でも押した感触は普通のマウスに近いから、そこは安心して大丈夫。

基本スペック

発売日 2024年9月19日
型番 M575SPGR/M575SPOW/M575SPBK
本体サイズ 100 × 48 × 134mm
重量 145g(電池含む)
電池 単三形×1本(最長18ヶ月)
接続方式 Bluetooth Low Energy/Logi Bolt USBレシーバー
解像度 最大2,000dpi(初期値400dpi)
ボタン数 5個
静音クリック 対応(旧比80%ノイズカット)
カラー グラファイト/オフホワイト/ブラック
保証 メーカー2年間
実勢価格 7,000円前後(2026年7月)

出典:ロジクール公式/価格は2026年7月時点のAmazon.co.jp buybox価格

特徴

M575SPの本質は「M575Sを踏襲した外観とサイズ感のまま、静音とセキュアな無線という現代的要件を追加した刷新版」です。手を置いた時の親指の位置、ボールの回転感、5ボタン配置、いずれも旧M575Sから継承されており、旧ユーザーが乗り換えても違和感なく使い始められる設計になっています。

変わったのはクリック音の質感と、レシーバーの規格、そしてサステナブル素材の採用です。レビュー分析では「深夜作業で家族に気を使わなくて済む」「Web会議のマイクにクリック音が乗らない」といった声が目立ち、静音化は数字通りの体感を伴っているとの評価が一般的です。

✅ メリット

  • 静音クリック搭載で在宅Web会議・オフィス・カフェのどこでも気兼ねなく使える
  • Logi Boltレシーバーで電波干渉に強く、セキュアな無線接続が可能
  • メーカー保証が2年間に延長で長期利用の安心感が増した
  • 再生プラスチック52%とFSC認証パッケージで環境配慮を明示
  • 実勢価格7,000円前後で旧M575Sより約4,800円安いという逆転状態

⚠️ デメリット

  • 電池寿命が最長18ヶ月と旧の24ヶ月から6ヶ月短縮された
  • マルチデバイス切替はレシーバー1台とBLE1台の2台まで
  • ホイールに高速スクロールは非搭載で長ページの流し読みには不向き(→用途を分けるか上位のMX ERGO Sを検討)
  • マウス本体の角度調整機能はなく、姿勢は水平固定(気になる場合は市販の傾斜スタンドを併用)

こんな人に

  • 在宅Web会議・共有オフィス・カフェ作業で静音性を重視したい方
  • 会社支給PCで無線マウスのセキュリティ要件があり、Logi Bolt対応機を求められている方
  • 親指トラックボールに初めて挑戦する初心者で、失敗しにくい定番機種を選びたい方
  • ロジクールの静音マウスに買い替える予定で、外観のクセを避けたい方

口コミ傾向

※以下はAmazon.co.jpレビュー・価格.comクチコミを分析した結果です。

✅ 購入者が特に評価しているポイント

  • 静音効果が想像より大きく、深夜作業やWeb会議で気兼ねなく操作できる評価が最多
  • 親指トラックボールに慣れた後は肩・手首の疲労が明確に減ったという実感の声が定番化
  • Logi BoltとBluetoothの両対応で用途を切り替えられる柔軟性が高評価

⚠️ 購入前に知っておきたい注意点

  • 電池寿命が旧の24ヶ月から18ヶ月に短くなった点が惜しいという意見が一定数
  • ボール清掃が月1回程度必要で、完全なメンテナンスフリーではないとの指摘
  • 精密なカーソル操作を要する作業には向かず、通常マウスを併用する運用が定着
ロジクール ERGO M575SP

ロジクール ERGO M575SP

※価格は変動します。リンク先でご確認ください

旧モデル:ロジクール ERGO M575S 詳細レビュー

ロジクール ERGO M575S(外観は新モデルとほぼ同じ)

※外観は新M575SPとほぼ同一。判別はボール色(M575S=グレー/M575SP=ブルー)が目安

Bell

Bell

M575Sって発売から5年経つよね。今から選ぶ理由ってどこにあるの?

Kura

Kura

正直、Unifying環境を組んでる人以外にはあんまり無い。名機だけど時代が新モデル側に寄ってしまったのが実情だね。

基本スペック

発売日 2020年11月26日
型番 M575SGr/M575SBK(Amazon限定)
本体サイズ 100 × 48 × 134mm
重量 145g(電池含む)
電池 単三形×1本(最長24ヶ月)
接続方式 Bluetooth Low Energy/Unifying USBレシーバー
解像度 最大2,000dpi(初期値400dpi)
ボタン数 5個
静音クリック 非対応(通常クリック音)
カラー グラファイト/ブラック(Amazon限定)
保証 メーカー1年間
実勢価格 11,800円前後(2026年7月・在庫僅少)

出典:ロジクール公式価格.com/価格は2026年7月時点

特徴

M575Sは2020年11月に登場し、5年以上にわたって「初めての親指トラックボール」として市場を牽引してきた定番機です。手首を動かさずに操作できる独特の設計は多くのデスクワーカーから支持を集め、価格.comの平均レビュー評価は4.33(220件)と高水準を保っています。

基本的な操作性・センサー精度・寸法感は新M575SPと共通で、両モデルを並べても外観差はほとんどありません。判別に使えるのはトラックボールの色くらい(M575S=グレー系、M575SP=ブルー系)で、その意味では新モデルはM575Sの「音とセキュリティだけ現代化した派生型」と位置づけられます。

M575Sを選ぶ余地はどこにあるか

正直な話、新規購入層にとってM575Sを選ぶ経済合理性は薄れています。価格が新より高く、静音でなく、保証も1年間で、新品在庫も枯れつつあります。それでも旧を選ぶ余地があるとすれば、次の1つに絞られます。

ロジクールUnifying環境をすでに組んでいる場合。他のロジクール製キーボードやマウスをUnifyingレシーバー1台に集約している運用で、USBポートを増やしたくない・レシーバー規格を変えたくないというケースです。ただしこれも、既存の他ロジクール機器を将来Logi Bolt対応品へ買い替える計画があるなら、その時に一緒に整理した方が合理的といえます。

✅ メリット

  • 電池寿命が最長24ヶ月と新モデルより6ヶ月長い(旧の唯一の明確な優位点)
  • 発売から5年以上の実績で長期使用の耐久性データが豊富
  • Unifyingレシーバー統合派の既存ロジクール環境と親和性が高い
  • 操作系は完全に新モデルと共通なので、旧ユーザーが乗り換え不要でそのまま買い増しできる

⚠️ デメリット

  • クリック音がやや大きく、Web会議・共有オフィスでは音の露出が気になる
  • Unifyingは企業のセキュリティ要件を満たさないケースが増えている
  • 新品在庫が縮小し実勢価格が新モデルより高い逆転状態
  • メーカー保証が1年間と新モデルの半分
  • 公式ストアの購入導線はすでに新M575SPへ差し替えられている

口コミ傾向

※以下はAmazon.co.jpレビュー・価格.comクチコミを分析した結果です。

✅ 購入者が特に評価しているポイント

  • 手首・肩の負担軽減効果が長期利用でも実感できるという声が最多
  • 電池が2年近く持ちほぼメンテフリーで運用できるという評価が定番
  • 発売から5年経っても壊れず現役という耐久性への信頼感が高い

⚠️ 購入前に知っておきたい注意点

  • Web会議中にクリック音がマイクに乗る指摘が近年増えており、静音モデルへの買い替え検討層が目立つ
  • 新品在庫が急速に減っており、購入時期を逃すと入手困難になる懸念
  • Amazon実勢価格が新M575SPより高い逆転が続いており、価格面での旧のメリットは消失

⚠️ 旧モデル購入時の注意

  • 旧M575Sは楽天市場での本体新品出品がほぼ枯渇しており、購入は事実上Amazon経由に限られます
  • Amazonでも残り4点まで減っており、購入検討中の方は早めの判断をおすすめします
  • 中古品・アウトレット品の出品が混在しやすいため、購入前にコンディションと出品者を必ず確認してください
  • メーカー保証は1年間で、新M575SPの2年間より短い点も踏まえて選択してください
ロジクール ERGO M575S

ロジクール ERGO M575S

※価格は変動します。新品在庫状況はリンク先でご確認ください

差額-4,800円の実感:何を得て何を諦めるか

数字で見ると「新の方が4,800円安い」で終わってしまいますが、金額の意味を日常換算で整理すると判断材料が具体的になります。旧M575S 11,800円と新M575SP 7,000円の差額4,800円は、次のような選択肢と等価です。

  • 市販のトラックボール用傾斜スタンド(20度)とオイル系ボール潤滑剤、そして予備のUSB Type-C変換アダプタを揃えて、まだお釣りが来る金額
  • 単三エネループ8本パックと専用充電器のスターターセットが1式買えて、その後2〜3年の電池代を賄える金額
  • Logi Options+のカスタマイズが活きるロジクール製薄型キーボードの中位モデル1台に置き換えられる金額

言い換えると、この4,800円は「静音とLogi Boltを追加した新モデルを買った上で、さらに操作環境の底上げに回せる予算」に化けます。旧を選んで4,800円多く払っても、追加で得られる価値は「Unifyingとの互換性」と「電池寿命6ヶ月増」だけで、大半のユーザーにとっては割に合いません。

もう一つ触れておくと、旧M575Sの11,800円は本来価格ではなく在庫希薄化による相場高騰です。定価だった2022〜2023年頃は5,000〜6,500円程度が実勢で、Amazon限定モデルは4,490円まで下がったこともありました。つまり本来なら「新旧同価格帯」の設計だったところに、旧の枯渇が上乗せされて逆転が生まれています。この構造を知っておくと、今後価格がさらに動いても判断を誤りません。

どれを選ぶべき?——状況別おすすめガイド

在宅Web会議・カフェ・共有オフィスで音を気にする方に

もっとも新モデルの恩恵を受ける層です。静音クリック80%カットは体感差が大きく、Web会議中に「タイピングもクリックもマイクに乗らない」環境を作れます。旧M575Sで気になっていたクリック音のストレスは、乗り換えるだけで解消するケースが多いです。差額4,800円で予備電池や傾斜スタンドまで買えると考えれば、この用途で旧を選ぶ理由はほぼありません。

ロジクール ERGO M575SP

おすすめ:ロジクール ERGO M575SP

静音クリック80%カット/2年保証/※価格は変動します

企業のセキュリティ要件でLogi Bolt対応機を求められている方に

Unifyingは2.4GHz独自無線で企業ITポリシーの認可が取りづらくなっています。特にFIPS準拠を求める組織や、金融・医療・公共系のクライアント環境ではLogi Bolt指定が事実上の条件になるケースが増えました。この用途では旧M575Sは選択肢に入りません。M575SPの2年保証も企業導入時の資産管理・故障対応にプラスです。

親指トラックボール初挑戦で失敗したくない方に

初心者にとって重要なのは「失敗しにくい定番」と「情報の多さ」です。M575SPは操作系がM575Sから継承されているので、旧世代の5年ぶんの設定例・Logi Options+のカスタマイズ集・慣れ方Tipsがそのまま流用できます。新機能を意識せず「静音のトラックボール定番」として選べば、初挑戦でつまずくリスクが低い機種です。

Unifying環境をすでに組んでいる既存ロジクールユーザーに

唯一、旧M575Sを積極的に選ぶ余地がある層です。ロジクール製キーボードや別のUnifyingマウスを1台のレシーバーに集約している運用で、USBポートを増やしたくない・現行環境を崩したくないケースです。ただし他のロジクール機器を将来Logi Bolt対応品へ買い替える計画があるなら、その時に一緒に整理する方が結局は合理的です。在庫縮小のリスクも踏まえて早めに判断してください。

ロジクール ERGO M575S

Unifying既存環境向け:ロジクール ERGO M575S

新品在庫が僅少です。購入前にコンディション確認を推奨

写真編集など精密作業を主目的に選びたい方に

両モデルとも最大2,000dpiで、精密な写真編集やイラスト作業には正直向いていません。この用途は本来トラックボール向きではなく、ゲーミングマウスや上位モデルのMX ERGO S(傾斜調整・充電式・上位センサー)を検討する方が満足度が高いです。M575SP/M575Sで無理に精密作業をこなそうとすると、両モデルとも同じ壁にぶつかります。

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よくある質問(FAQ)

Q. 旧M575Sはいつまで買えますか?

A. 明確な販売終了アナウンスは2026年7月時点で公式に出ていませんが、実質的な流通終息フェーズに入っています。楽天市場ではロジクール公式ストアの新品出品がすでにM575SPへ差し替わっており、Amazon.co.jpも残り数点で在庫が縮小中です。購入予定がある方は早めの判断をおすすめします。

Q. 新M575SPと旧M575S、電気代に差はありますか?

A. 電気代の差は実質ありません。両モデルとも単三形乾電池1本駆動で、消費電力は無視できるレベルです。ただし電池寿命は旧24ヶ月/新18ヶ月と差があるため、単三電池を年間0.5本ほど新モデルの方が多く消費する計算になります。金額換算で年20〜30円程度の違いです。

Q. 旧M575Sの保証・サポート期間はいつまでですか?

A. 旧M575Sのメーカー保証は購入から1年間です(新M575SPは2年間)。修理サポートは製品発売から一定期間ロジクールが受け付けますが、部品供給の観点で新モデル発売から5〜7年程度が目安になります。長期使用を見据えると、保証・部品供給の面でも新M575SPが有利です。

Q. 中古のM575Sを買っても大丈夫ですか?

A. 積極的にはおすすめしません。トラックボールはボールセンサーの摩耗・クリックスイッチの劣化・ボール受け軸の埃詰まりが起きやすく、中古では現状の劣化度合いが購入前に判断できません。差額が数千円程度なら、確実に新品が手に入る新M575SPを選ぶ方が長期的な満足度は高くなります。

Q. 新M575SPの値下がりを待つべきですか?

A. 待つ必要はありません。2026年7月時点でAmazon 7,000円前後まで下がっており、旧M575Sより約4,800円安いという逆転価格になっています。単三電池モデルで基本設計に大きな変化がない機種なので、次のセールで大幅値下げが起きる可能性は低く、必要になった時が買い時と考えて問題ありません。

Q. Logi BoltレシーバーはUnifyingマウスと共有できますか?

A. 共有できません。Logi BoltとUnifyingは互換性のない別規格です。既存のUnifyingマウス・キーボードを整理して1台のレシーバーに集約したい場合は、Unifying対応機同士でまとめる必要があります。将来的にLogi Bolt環境に統一していきたい場合は、キーボードやマウスを段階的にLogi Bolt対応品へ買い替える計画を立てるのが現実的です。

Q. M575SPとM575SPdの違いは何ですか?

A. M575SPdはAmazon限定モデルで、本体スペックはM575SPGR(グラファイト)と同一です。壁紙ダウンロードコードなどの付属コンテンツが異なるだけで、機能・操作性・耐久性の差はありません。実勢価格が近い場合はどちらを選んでも大きな違いは出ません。

まとめ:迷ったら新M575SP、Unifying統一派だけは要検討

ロジクールERGO M575SPとM575Sは、外観と基本操作性を共通にしながら、静音クリックとLogi Boltレシーバーという時代の要請に応える2点を新モデルで補った刷新関係にあります。加えて2026年7月時点では、新の実勢価格7,000円前後・旧の実勢価格11,800円前後で、新の方が約4,800円安いという価格逆転が起きています。

結論を簡潔にまとめると、次の3点になります。

  1. Web会議・オフィス・カフェで静音性を重視するなら新M575SP。静音80%カットは体感差が明確で、後悔しにくい選択です
  2. Unifying環境に統一しているロジクール既存ユーザーだけは旧M575Sの余地あり。ただし在庫僅少・価格高騰・保証短縮のトリプルデメリットを踏まえて判断してください
  3. 精密作業が主用途なら両モデルとも力不足。上位のMX ERGO Sやゲーミングマウスを検討する方が満足度が高くなります

今の相場は消費者にとって珍しく素直な状況で、機能で選んでも価格で選んでも新M575SPに軍配が上がる形です。半年後にこの相場が続くとは限らないので、新モデルを選ぶ方は在庫が安定している今のうちに動くのが得策です。

Bell

Bell

M575SPで妻の会議中でも僕の作業音を気にしなくて済むし、しかも旧より安い。ちゃんと調べてよかった。

Kura

Kura

相場が動くこともあるから、あと1つだけ。慣れるまで3〜5日はカーソルが暴れる時期があるから、その3日は焦らないでね。

ロジクール ERGO M575SP

🆕 ロジクール ERGO M575SP

静音・Logi Bolt対応/2年保証/※価格は変動します

ロジクール ERGO M575S

📦 ロジクール ERGO M575S

Unifying既存環境向け/新品在庫が僅少です

免責事項

本記事の価格・在庫情報は2026年7月時点のAmazon.co.jp・楽天市場の実勢価格に基づきます。価格・在庫は日々変動するため、購入時は各リンク先で最新情報をご確認ください。スペックはロジクール公式サイトを一次ソースとしていますが、仕様変更が入る可能性があります。本記事にはアフィリエイトリンクを含みますが、商品評価は独自の分析結果です。

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この記事を書いた人

スペック表を眺めるのが至福の時間という生粋の家電オタク。
「好き」が高じて大手メーカーの商品企画職へ。その後、米国大学院でデータサイエンスを学び、現在は機械学習エンジニアとして活動中。
メーカーの「裏側」とデータの「事実」を掛け合わせ、あなたにぴったりの一台を提案します。

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