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MFC-J908NとMFC-J4450Nは、どちらも2025年10月に発売されたブラザーのFAX付きPRIVIOです。ADFは20枚、液晶は2.7型タッチパネル、給紙は前面150枚と、操作まわりの仕様はほぼ同じです。それでも実売価格には約1.4万円の差があります。
差の正体はインクです。MFC-J908Nは標準カートリッジのLC511、MFC-J4450Nは大容量の「ファーストタンク」LC516を使います。ブラザー公式のA4カラー文書コストは約12.0円と約4.1円で、3倍近く違います。つまりこの2台の比較は「本体代の差を、インク代の差で何年かけて取り返せるか」という計算の問題です。
この記事では、公式仕様表の数値をもとに月の印刷枚数ごとの回収年数を出し、有線LAN・印刷速度・設置幅・保証といった残りの違いも整理します。FAXを置く場所と、ひと月に刷る枚数が分かっていれば、読み終えた時点でどちらにするか決められます。
Bell
実家のFAXが壊れたから買い替えたいんだけど、ブラザーの908と4450って見た目くらいしか違わなくない?
Kura
見た目より中身のインクが別物なんだ。4450は1本で約6,000ページ刷れる大きいカートリッジを使うんだよ。
Bell
でも1.4万円も高いんだよね。実家は年賀状とFAXくらいしか使わないんだけどなあ。
Kura
その使い方だと、たぶん908で足りるよ。何枚刷ったら逆転するか、ちゃんと計算してみよう。
✅ この記事でわかること
- MFC-J908NとMFC-J4450Nのスペック・価格を一覧比較
- 2機種それぞれの強み・弱みと現時点の口コミ傾向
- LC511とLC516のインク代の差と、元が取れる印刷枚数
- 月の印刷枚数・設置場所別のおすすめ機種
- 2026年10月時点の実売価格と購入先の選び方
- 子機・有線LAN・ひかり電話など購入前の注意点とFAQ
【結論】月100枚刷るならMFC-J4450N、それ未満ならMFC-J908N
結論は印刷枚数で分かれます。月100枚(カラー3割)を刷る家庭なら、MFC-J4450Nは約3年で本体の差額を取り返します。月30枚程度なら回収に10年近くかかるため、MFC-J908Nを選ぶ方が合理的です。
※実勢価格は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方)をもとにした価格帯です。最新価格はリンク先でご確認ください。
FAX付き複合機の選び方|この2台で見るべき4つのポイント
MFC-J908NとMFC-J4450Nは、FAXの基本機能がほぼ共通です。そのため、比べるべき項目はFAX以外のところにあります。購入前に確認したいのは次の4点です。
① 月に何枚刷るか(インク代で本体差額を取り返せるか)
最も大きな判断材料は月の印刷枚数です。ブラザーが公表しているA4文書1ページあたりのインクコストは、MFC-J908Nがカラー約12.0円・モノクロ約3.0円、MFC-J4450Nがカラー約4.1円・モノクロ約0.8円です。1ページあたりの差はカラーで約7.9円、モノクロで約2.2円になります。
本体価格の差を1ページの差額で割ると、何枚刷れば元が取れるかが分かります。カラーだけなら約1,800ページ、モノクロだけなら約6,300ページが目安です。届くFAXはほとんどがモノクロなので、FAX中心の使い方ほど回収は遅くなります。
② ルーターとの接続方法(有線LANが必要か)
見落としやすいのが接続方式です。MFC-J908Nは無線LANとUSBのみで、有線LANの端子がありません。MFC-J4450Nは有線LAN(10Base-T/100Base-TX)と無線LANの両方に対応します。電話機の近くにルーターがあり、ケーブルでつなぎたい場合はMFC-J4450N一択です。なお、MFC-J4450Nの有線と無線は同時には使えず、どちらか一方を選ぶ仕様です。
③ 置き場所の幅と重さ
本体幅はMFC-J908Nが390mm、MFC-J4450Nが435mmで、4.5cmの差があります。奥行はどちらも343mmです。電話台や棚の上にFAXを置く家庭では、この4.5cmで収まるかどうかが変わります。質量も約7.6kgと約8.9kgで、MFC-J4450Nの方が1.3kg重くなります。
④ 写真を刷るか(インクの種類)
MFC-J908Nは黒が顔料・カラー3色が染料です。MFC-J4450Nは4色すべてが顔料です。顔料は普通紙の文字がにじみにくく、マーカーを引いても流れにくい特性があります。一方、光沢紙の写真は染料の方が発色に有利です。ブラザー自身もMFC-J4450Nを文書印刷向けのモデルとして打ち出しており、写真の速度(L判)は公表していません。
総合スコア&ランキング
公式スペックと価格をもとに、6つの評価軸で2機種を10点満点で独自に採点しました。今回の2台の相対的な位置を示す点数で、他の記事の点数と横並びで比べるものではありません。

📊 採点基準
- 本体価格:2026年10月時点の実売価格(楽天市場・Amazonの安い方)。安いほど高得点
- インク代:公式のA4カラー・モノクロ文書インクコストとL判写真コスト
- 印刷スピード:公式のA4普通紙スピード・自動両面印刷スピード・ファーストプリント
- ファクス・接続:メモリー代行受信枚数・同報送信などのFAX機能と、有線LANの有無
- 写真画質:インク構成(染料か顔料か)・最大解像度・L判写真スピードの公表有無
- 設置しやすさ:本体幅・質量
※スペックはブラザー公式サイト(MFC-J908N・MFC-J4450N)を参照。口コミは楽天市場レビュー・価格.comクチコミを確認。価格は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)。
| 評価項目 | 🏆 MFC-J4450N | 🥈 MFC-J908N |
|---|---|---|
| 本体価格 | 6.0 | 9.0 |
| インク代 | 9.5 | 5.0 |
| 印刷スピード | 8.5 | 6.5 |
| ファクス・接続 | 8.5 | 7.5 |
| 写真画質 | 6.0 | 7.5 |
| 設置しやすさ | 7.0 | 8.5 |
| 総合評価 | 7.6 | 7.3 |
総合点は7.6対7.3の僅差です。どちらを1位にするかは正直に迷いました。本体価格・写真・設置性の3項目ではMFC-J908Nが勝っており、勝った項目の数は3対3で並びます。
それでもMFC-J4450Nを上にしたのは、差が「1回きりの出費」か「毎月の出費」かという違いを重く見たためです。本体価格の差は購入時の1回で終わりますが、インク代の差は使うたびに積み上がります。プリンターは数年単位で使う家電なので、月100枚程度刷る家庭なら約3年で逆転します。ただし、月30枚以下の家庭ではこの順位は当てはまりません。
【1位】ブラザー MFC-J4450N|インク代と速度で選ぶ大容量FAX機
Bell
大容量カートリッジって、エプソンのエコタンクみたいにボトルで足すやつとは違うの?
Kura
違うよ。4450はふつうに差し替えるカートリッジなんだ。中身が多いだけだから、手が汚れる心配はないね。
| 発売時期 | 2025年10月 |
|---|---|
| インク | LC516/LC516XL(4色独立・全色顔料) |
| A4文書インクコスト | カラー約4.1円/モノクロ約0.8円 |
| L判写真コスト | 約13.0円(インク+用紙) |
| A4普通紙スピード | カラー約19ipm/モノクロ約20ipm |
| ADF・給紙 | ADF最大20枚/前面トレイ150枚+手差し1枚 |
| 接続 | 有線LAN・無線LAN(5GHz対応)・USB |
| メモリー代行受信 | 最大180ページ(モノクロ) |
| サイズ・質量 | 幅435×奥行343×高さ180mm/約8.9kg |
| 実勢価格 | 3万8千円前後(※価格は変動します) |
出典:ブラザー公式/価格は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
1本で標準カートリッジ十数本分を刷れる
MFC-J4450Nの価値はインク交換の少なさと1ページの安さにあります。大容量のLC516XLは、黒が約6,000ページ、カラーが約5,000ページ刷れます。ブラザーによると、黒は標準モデル用LC511の約17本分、カラーは約14本分のインク量です。
A4カラー文書は約4.1円、モノクロは約0.8円で刷れます。子どもの学習プリントや在宅仕事の資料を毎週まとめて刷る家庭では、この単価の差がそのまま家計に効きます。公式は月300ページ刷った場合でも1回のインク交換で1年以上もつと説明しています。
印刷も両面もMFC-J908Nより速い
A4普通紙はカラー約19ipm・モノクロ約20ipmで、MFC-J908Nより約3割速い数値です。差が大きいのは自動両面印刷で、カラー約10.0ipm対約6.5ipmです。10枚の資料を両面で刷る場面では、待ち時間の差がはっきり体感できます。
有線LANとハイプリ保証は上位機だけ
2台のうち有線LANを備えるのはMFC-J4450Nだけです。電話台の横にルーターがある家なら、ケーブル1本で安定してつながります。また、ブラザーの会員サービス「ハイプリ」に登録すると、1年間のメーカー保証に加えて2年間の無償修理サービスを受けられます。MFC-J908Nは「その後1年間で1回」なので、長く使う前提ならこちらが手厚い内容です。耐久性も約10万ページと公表されています。
※以下は楽天市場レビュー・価格.comクチコミを確認した結果です。2026年10月時点でMFC-J4450Nの口コミはまだ数件しかないため、複数の声に共通する範囲にとどめています。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- 文字や表がくっきり出る仕上がりへの満足
- インク代を抑えられる点への評価
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- パソコン側のドライバー導入後の動作に不満が出ている
- FAXを使わない人にはFAXなしの下位機で十分という意見もある
✅ メリット
- A4カラー約4.1円・モノクロ約0.8円で、MFC-J908Nの3分の1前後
- 大容量カートリッジなら、月300ページ刷っても交換は年1回程度で済む(公式の算出条件)
- 自動両面印刷がMFC-J908Nの約1.5倍速い
- 有線LAN対応で、ルーター横に置けば接続が安定する
- ハイプリ登録で2年間の無償修理サービスが付く
⚠️ デメリット
- 本体価格がMFC-J908Nより約1.4万円高い
- 幅435mmで、MFC-J908Nより4.5cm場所を取る
- 全色顔料のため、光沢紙の写真はMFC-J908Nほど得意ではない(L判の印刷速度も非公表)
- 同梱はLC516のスターターで、大容量XLは最初の交換から使う形になる
こんな人に向いています:月に100枚以上刷る家庭、在宅仕事で資料を両面印刷する人、有線LANでつなぎたい人です。逆に、印刷はFAXの受信と年賀状くらいという家庭なら、差額の回収に10年近くかかるため、MFC-J908Nで足ります。
【2位】ブラザー MFC-J908N|本体価格と置き場所で選ぶスタンダードFAX機
Bell
僕の実家はFAXが届いたら刷るだけだし、こっちの方が向いてる気がするんだよね。
Kura
うん。FAXの機能は4450とほとんど同じだし、受信できるページ数はむしろ908の方が多いんだ。
| 発売時期 | 2025年10月 |
|---|---|
| インク | LC511(4色独立・黒は顔料/カラーは染料) |
| A4文書インクコスト | カラー約12.0円/モノクロ約3.0円 |
| L判写真コスト | 約32.5円(インク+用紙) |
| A4普通紙スピード | カラー約14.5ipm/モノクロ約15ipm |
| L判写真スピード | 高画質 約44秒/普通 約14秒 |
| ADF・給紙 | ADF最大20枚/前面トレイ150枚+手差し1枚 |
| 接続 | 無線LAN(5GHz対応)・USB(有線LANなし) |
| メモリー代行受信 | 最大200ページ(モノクロ) |
| サイズ・質量 | 幅390×奥行343×高さ182.5mm/約7.6kg |
| 実勢価格 | 2万4千円前後(※価格は変動します) |
出典:ブラザー公式/価格は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
FAX機能は上位機と同等で、本体は約1.4万円安い
MFC-J908NのFAXは、MFC-J4450Nとほぼ同じ内容です。みるだけ受信・みてから送信、最大250か所への順次同報送信、PCファクス、ひかり回線での利用に対応します。メモリー代行受信は最大200ページで、MFC-J4450Nの180ページより多いほどです。紙切れのときに受信を取りこぼしたくない家庭でも、性能面の不安はありません。
それでいて実勢価格は2万円台です。FAXを置き換えることが主目的なら、本体価格の安さがそのまま答えになります。
幅39cmに収まり、写真もこちらが得意
本体幅は390mmで、MFC-J4450Nより4.5cm細くなります。高さは182.5mmと2.5mm高いものの、置き場所を決めるのはたいてい幅です。電話台や棚の幅が40cm前後しかない場合は、MFC-J908Nしか選べません。
カラーインクが染料なので、光沢紙の写真やはがきの写真面はMFC-J908Nの方が向いています。L判写真は高画質で約44秒と公表されており、最大解像度も1200×6000dpiです。ただし、L判1枚のコストは約32.5円で、MFC-J4450Nの約13.0円より高くつきます。写真の質を取るか、1枚の安さを取るかの選択です。
インク代の高さはそのまま残る
弱点ははっきりしています。LC511は黒・カラーとも約350ページで、純正の大容量タイプは用意されていません(公式の印刷可能ページ数も通常タイプのみの掲載です)。A4カラー約12.0円・モノクロ約3.0円は、MFC-J4450Nの3倍前後です。月に数百枚刷る使い方では、インク交換の手間とインク代の両方が重くなります。
※以下は楽天市場レビュー・価格.comクチコミを確認した結果です。2026年10月時点でMFC-J908Nの口コミはまだ数件しかないため、複数の声に共通する範囲にとどめています。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- 小ぶりな本体でも家庭やテレワークに必要な機能がそろう点
- 価格と本体サイズの釣り合いのよさ
- Wi-Fiの初期設定やドライバー導入で迷わなかったという声
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- 2.7型の液晶は指で操作するには小さいと感じる人がいる
- スキャンの画質や速度に物足りなさを感じる声がある
✅ メリット
- 実勢2万円台で、FAX機能は上位機と同等
- メモリー代行受信は最大200ページで上位機より多い
- 幅390mm・約7.6kgで、電話台にも置きやすい
- 染料カラーで光沢紙の写真に強く、L判の速度も公表されている
⚠️ デメリット
- A4カラー約12.0円・モノクロ約3.0円で、インク代は上位機の3倍前後
- カートリッジは各約350ページで、純正の大容量タイプがない
- 有線LAN非対応(接続は無線LANかUSB)
- 自動両面印刷はカラー約6.5ipmと遅め
こんな人に向いています:FAXの買い替えが主目的の家庭、印刷は月数十枚までの人、置き場所の幅が限られる人です。逆に、子どもの学習プリントを毎週何十枚も刷るなら、3年ほどでインク代の差が本体差額を上回るため、MFC-J4450Nを選ぶ方が結果的に安く済みます。
MFC-J908NとMFC-J4450Nのスペック比較表
| 項目 | 🏆1位 ブラザー MFC-J4450N ファーストタンク/刷る量が多い家庭・SOHO向け |
🥈2位 ブラザー MFC-J908N 標準カートリッジ/本体価格と設置幅を抑えたい人向け |
|---|---|---|
| ⚡ 基本性能 | ||
| 発売時期 | 2025年10月 | 2025年10月 |
| インク方式 | 大容量カートリッジ(LC516/XL) | 標準カートリッジ(LC511) |
| インク構成 | 全色顔料 | 黒顔料+カラー染料 |
| A4カラー速度 | 約19ipm | 約14.5ipm |
| A4モノクロ速度 | 約20ipm | 約15ipm |
| 自動両面(カラー/モノクロ) | 約10.0/11.0ipm | 約6.5/7.0ipm |
| L判写真スピード | 非公開 | 約44秒(高画質) |
| 💧 印刷コスト | ||
| A4カラー文書 | 約4.1円 | 約12.0円 |
| A4モノクロ文書 | 約0.8円 | 約3.0円 |
| L判写真(インク+用紙) | 約13.0円 | 約32.5円 |
| インク1本の印刷可能ページ | XL 黒約6,000/カラー約5,000 | 黒・カラー 各約350 |
| 耐久性 | 約10万ページ | 公式記載なし |
| 📠 ファクス・接続 | ||
| ADF(自動原稿送り) | 最大20枚 | 最大20枚 |
| メモリー代行受信 | 最大180ページ | 最大200ページ |
| 子機 | なし(外付け電話機可) | なし(外付け電話機可) |
| 有線LAN | あり | なし |
| 無線LAN | 5GHz/2.4GHz | 5GHz/2.4GHz |
| 📐 本体設計 | ||
| 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 435×343×180mm | 390×343×182.5mm |
| 質量 | 約8.9kg | 約7.6kg |
| 本体カラー | ホワイト | ブラック |
| ⭐ 総合スコア(10点満点) | ||
| 本体価格 | 6.0 | 9.0 |
| インク代 | 9.5 | 5.0 |
| 印刷スピード | 8.5 | 6.5 |
| ファクス・接続 | 8.5 | 7.5 |
| 写真画質 | 6.0 | 7.5 |
| 設置しやすさ | 7.0 | 8.5 |
| 総合評価 | 7.6 | 7.3 |
| 👤 おすすめ対象 | ||
| こんな方に | 月100枚以上刷る有線LANで使いたい事務書類が中心 | 月数十枚まで設置幅を抑えたい写真もときどき刷る |
| 💳 価格情報 | ||
| 実勢価格 | 3万円台▶ 最新価格はリンクで確認 | 2万円台▶ 最新価格はリンクで確認 |
| 🛒 購入リンク | ||
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MFC-J908NとMFC-J4450Nの違い5つ
スペック表のうち、選ぶ理由になる違いは5つに絞れます。重要度の高い順に解説します。
違い① インク:標準カートリッジのLC511と、大容量のLC516
最も大きな違いです。MFC-J908NはLC511(各約350ページ)、MFC-J4450NはLC516(通常各約1,000ページ/大容量XLは黒約6,000・カラー約5,000ページ)を使います。インクに互換性はありません。
1ページのインク代の差を、本体の差額(約1.4万円)と突き合わせると次のようになります。カラー印刷を全体の3割として計算しました。
| 月の印刷枚数 | MFC-J908Nのインク代 | MFC-J4450Nのインク代 | 差額の回収 |
|---|---|---|---|
| 30枚 | 約171円/月 | 約54円/月 | 約10年 |
| 50枚 | 約285円/月 | 約90円/月 | 約6年 |
| 100枚 | 約570円/月 | 約179円/月 | 約3年 |
| 300枚 | 約1,710円/月 | 約537円/月 | 約1年 |
※ブラザー公式のA4文書インクコスト(MFC-J908N:カラー約12.0円/モノクロ約3.0円、MFC-J4450N:カラー約4.1円/モノクロ約0.8円)と、2026年10月時点の実売価格差(約1.4万円)から算出した目安です。公式コストは同社の測定条件にもとづく値で、印刷内容によって変わります。
分かれ目は月50〜100枚です。月100枚を超えるなら、MFC-J4450Nは3年以内に元が取れます。月30枚前後なら回収に約10年かかるため、MFC-J908Nの方が総額で安く済みます。
違い② 印刷スピード:両面印刷で約1.5倍の差
A4普通紙はMFC-J4450Nがカラー約19ipm・モノクロ約20ipm、MFC-J908Nが約14.5ipm・約15ipmです。モノクロ10枚なら約30秒と約40秒で、片面では大きな差になりません。差が開くのは自動両面印刷で、カラー約10.0ipmと約6.5ipmです。ADFを使ったコピーもMFC-J4450Nの方が速く、モノクロで約13ipmと約11ipmです。
違い③ 有線LAN:MFC-J4450Nだけが対応
MFC-J908Nの接続は無線LANとUSBだけです。MFC-J4450Nは有線LANにも対応します。Wi-Fiの電波が届きにくい玄関脇や1階の電話台に置く場合、有線でつなげるかどうかは大きな差です。どちらも5GHz帯の無線LANとWi-Fi Directには対応します。
違い④ 本体サイズ:幅が4.5cm違う
MFC-J908Nは幅390mm・約7.6kg、MFC-J4450Nは幅435mm・約8.9kgです。奥行はどちらも343mmで、高さもほぼ同じ(182.5mmと180mm)です。置き場所の幅が40cm前後なら、選択肢はMFC-J908Nに絞られます。
違い⑤ 保証:ハイプリ登録後の無償修理の範囲
ブラザーの会員サービス「ハイプリ」に購入後半年以内に登録すると、メーカー保証1年に加えて修理の特典が付きます。内容は機種で違い、MFC-J4450Nは2年間の無償修理サービス、MFC-J908Nは保証後の1年間で1回の無償修理です。MFC-J4450Nは耐久性約10万ページも公表されており、長く使う前提の作りになっています。
🤝 逆に、ここは共通です(どちらを選んでも変わらない点)
- ADFは最大20枚、液晶は2.7型タッチパネル、給紙は前面トレイ150枚+手差し1枚
- A4・A5・B5普通紙の自動両面印刷、USBメモリーからのダイレクトプリント
- FAXの主要機能(みるだけ受信・みてから送信、最大250か所の順次同報、PCファクス、ひかり回線対応、電話帳100件×2番号)
- どちらもコードレス子機は付かず、外付け電話機を接続する方式
- 奥行343mm、静音モードあり、自動電源オフ機能なし
Bell
計算すると、実家なら908で十分なのは分かった。でも僕の部屋に置くなら話が変わるよね?
Kura
Bellは在宅で資料を刷るから月100枚は超えるよね。それなら4450だね。同じ「FAX付き」でも、使う人で答えが逆になるんだ。
Bell
じゃあ、FAXはほぼ使わないけど一応ほしい、みたいな人は?
Kura
正直、FAXをほとんど使わないなら、この2台のどちらでもなくFAXなしの機種を見た方がいいよ。そこは好みじゃなくて損得の話なんだ。
どっちを選ぶべき?——状況別おすすめガイド
FAXの買い替えが目的で、印刷は月数十枚までの方に
おすすめはMFC-J908Nです。FAX機能は上位機と同等で、メモリー代行受信はむしろ多い200ページです。月30枚程度なら、MFC-J4450Nとのインク代の差は月100円あまりにとどまります。本体の差額を取り返すには約10年かかる計算です。
在宅仕事や子どもの学習プリントで月100枚以上刷る方に
おすすめはMFC-J4450Nです。月100枚なら約3年、月300枚なら約1年で本体の差額を回収できます。両面印刷が約1.5倍速いので、資料をまとめて刷る日の待ち時間も短くなります。
ルーターの近くに置いて有線でつなぎたい方に
選べるのはMFC-J4450Nだけです。MFC-J908Nには有線LANの端子がありません。Wi-Fiが不安定な場所でFAXとプリンターを兼ねるなら、ここで決まります。
電話台の幅が40cm前後しかない方に
MFC-J908Nを選んでください。幅は390mmで、MFC-J4450Nより4.5cm細い作りです。購入前に、ADFの原稿を差し込む上部と、前面の排紙トレイを引き出す手前側のスペースも測っておくと安心です。
写真やはがきの写真面もきれいに刷りたい方に
写真の仕上がりを優先するならMFC-J908Nです。カラーが染料インクで、L判の印刷速度も公表されています。ただし、L判1枚のコストは約32.5円です。L判写真を毎月何十枚も刷る家庭は、1枚約13.0円のMFC-J4450Nとの差も考えて決めてください。
よくある質問(FAQ)
Q. MFC-J908NとMFC-J4450Nのインクは共通ですか?
共通ではありません。MFC-J908NはLC511シリーズ、MFC-J4450NはLC516・LC516XLシリーズを使います。買い替えで機種を変える場合、手元の予備インクは使えなくなるので注意してください。
Q. 子機は付いていますか?あとから増設できますか?
どちらもコードレス子機は付属せず、コードレス電話機能もありません。電話として使う場合は、手持ちの電話機を外付けで接続します。子機付きのFAXが必要なら、ブラザーの別系列(MFC-J742DN・MFC-J943DNなど)を検討してください。
Q. パソコンと有線(LANケーブル)でつなげますか?
有線LANに対応するのはMFC-J4450Nだけです。MFC-J908Nは無線LANとUSB接続のみです。なお、MFC-J4450Nは有線と無線を同時には使えず、どちらか一方を選んで接続します。
Q. ひかり電話の回線でFAXは使えますか?
使えます。両機とも、一般電話回線・ひかり回線のほか、アナログ電話機を接続できる回線に対応しています。
Q. 何枚刷ればMFC-J4450Nの元が取れますか?
2026年10月時点の本体差額(約1.4万円)で計算すると、カラーだけなら約1,800ページ、モノクロだけなら約6,300ページです。カラー3割の使い方なら、月100枚で約3年、月300枚で約1年が目安です。
Q. 写真を刷るならどちらがきれいですか?
光沢紙の写真はMFC-J908Nが向いています。カラーが染料インクで、L判の印刷速度(高画質で約44秒)も公表されています。MFC-J4450Nは全色顔料で、普通紙の文字や図表をくっきり刷ることを得意とする機種です。
Q. 保証期間は違いますか?
メーカー保証はどちらも1年です。違いはブラザーの会員サービス「ハイプリ」に登録した後の特典で、MFC-J4450Nは2年間の無償修理サービス、MFC-J908Nはその後1年間で1回の無償修理が付きます。登録は購入後半年以内に行う必要があります。
Bell
結局、実家には908を送って、僕の部屋用に4450を買うのがよさそうだね。
Kura
2台買うのは計算どおりだけど、実家の分は一度FAXの受信枚数を数えてからにしてね。月に数枚なら、FAX付きにこだわる必要があるかも考えた方がいいよ。
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まとめ:差額1.4万円を取り返せるかで決める
- 2台はFAX機能・ADF・液晶・給紙がほぼ共通で、違いはインク・速度・有線LAN・幅・保証の5つ
- A4インク代はMFC-J4450Nがカラー約4.1円/モノクロ約0.8円、MFC-J908Nは約12.0円/約3.0円
- カラー3割の想定で、月100枚なら約3年、月30枚なら約10年で本体差額を回収
- 有線LANが必要ならMFC-J4450N、幅40cm前後の場所に置くならMFC-J908N
- 写真の仕上がりは染料カラーのMFC-J908Nが有利
総合1位はMFC-J4450Nですが、これは月100枚前後を刷る家庭を前提にした順位です。FAXの置き換えが主な目的なら、MFC-J908Nを選ぶ方が合理的です。迷ったら、直近1か月に刷った枚数を数えてみてください。
免責事項
本記事の価格は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方)をもとにしています。価格・在庫は変動するため、最新情報は各販売ページでご確認ください。
スペック・インクコストはブラザー公式サイトの公表値です。インクコストは同社の測定条件にもとづく目安で、実際の印刷内容によって変わります。回収年数は本記事独自の試算です。
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