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学校の申込書、町内会の回覧の返事、取引先から届く注文書。メールが当たり前になった今でも、FAXが手放せない家庭や小さな事務所は少なくありません。そしてFAX付きのA4複合機を探すと、家庭向けで現実的な候補はかなり絞られます。
その代表がブラザーのMFC-J908NとエプソンのEW-M678FTです。どちらもプリント・コピー・スキャン・FAXの4役をこなし、ADF(自動原稿送り)と自動両面印刷も付いています。機能表を眺めただけでは、違いは見えにくい2台です。
ところが、中身の設計思想は正反対です。MFC-J908Nは本体を安く・小さく作ったカートリッジ式で、EW-M678FTは本体は高いがインク代が極端に安いボトル補充式(エコタンク)です。A4カラー文書1枚あたりのインクコストは、メーカー公表値で約12.0円と約1.0円。10倍以上の開きがあります。
つまりこの2台は「どちらが高性能か」ではなく、あなたが月に何枚刷るかで答えが変わる組み合わせです。この記事では両社の公式仕様を1行ずつ突き合わせ、本体価格の差が何枚の印刷で埋まるのか、FAXの回線対応や設置サイズの違いまで整理します。
Bell
FAXが付いてればどれも同じじゃないの? 僕の実家、FAXは月に数回しか使わないんだけど。
Kura
FAXの使い方より先に、普段の印刷枚数を数えてみて。この2台はそこで選ぶ機種が真逆になるんだ。
Bell
えっ、インク代ってそんなに違うの? 本体はブラザーの方がずっと安いのに。
Kura
本体の差額を、インク代の差で取り返せるかどうかが勝負だね。月20枚の家と月200枚の家では、正解が入れ替わるよ。
✅ この記事でわかること
- MFC-J908NとEW-M678FTのスペック・価格帯を一覧比較
- 2機種それぞれの強み・弱みと、実際の口コミで挙がっている傾向
- カートリッジ式とエコタンクで、本体の差額が何枚で埋まるかの目安
- FAXの回線対応・ADF・給紙など、事務作業で効く違い
- 2026年10月時点の価格帯と、印刷量別のおすすめ
- 購入前に知っておくべき注意点とよくある質問
【結論】月100枚を超えるならEW-M678FT、少ないならMFC-J908N
先に結論です。毎月それなりに印刷するならエプソン EW-M678FT、FAXが主目的で印刷は月数十枚までならブラザー MFC-J908Nを選んでください。判断の分かれ目は機能ではなく、印刷枚数と置き場所です。
※価格帯は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方)。価格は変動します。
総合スコアではEW-M678FTを上位にしました。理由は、FAX付き複合機を選ぶ人の多くが書類をまとめて扱う用途を持っており、その用途ではADFの両面読み取り・250枚カセット・1枚約1円のインク代が毎日効いてくるからです。ただし印刷量が少ない家庭では、差額を回収する前に買い替え時期が来る可能性が高く、その場合はMFC-J908Nの方が合理的です。
FAX付き複合機の選び方——見るべきポイントは4つ
FAX付き複合機は、普通のプリンターより確認項目が増えます。印刷の質より先に、インクの方式・電話回線・原稿の送り方・置き場所の4点を押さえると、買ってから困ることがほとんどなくなります。
① インク方式:カートリッジ式かボトル補充式か
インクのコストは、方式でほぼ決まります。カートリッジ式は本体が安い代わりに1枚あたりのインク代が高く、ボトル補充式(エプソンでは「エコタンク」)は本体が高い代わりにインク代が桁違いに安い設計です。今回の2機種ではA4カラー文書が約12.0円(MFC-J908N)と約1.0円(EW-M678FT)で、モノクロも約3.0円と約0.4円です。
どちらが得かは印刷枚数×年数で決まります。月の印刷が少ない家庭では、ボトル式の本体代を回収しきれないまま次の買い替えを迎えることもあります。具体的な損益分岐は後半の「価格差は何枚で埋まるか」で計算します。
② 電話回線:ひかり電話でFAXを使うなら要確認
見落とされやすいのが回線との相性です。ブラザーはMFC-J908Nの公式仕様で、適用回線に一般電話回線とひかり回線を挙げています。一方エプソンはEW-M678FTの仕様注記で、光ファイバーなどのIP電話回線では使えない場合があると明記しています。
実際にはエプソン機をひかり電話で使っている家庭もありますが、メーカーが動作を約束している範囲が違うのは事実です。自宅の電話がひかり電話で、FAXの確実性を重視するなら、この1行は選ぶ理由になります。
③ ADF:枚数と「両面を自動で読めるか」
ADFは複数枚の原稿を自動で送り込む装置で、FAX送信や書類のスキャンで手間を大きく減らします。EW-M678FTは最大30枚で、両面コピー・両面FAX・両面スキャン時に原稿の裏面も自動で読み取ります。MFC-J908Nは最大20枚で、公式仕様にADFの自動両面読み取りの記載はありません(両面コピーは片面原稿から両面に出力する方式)。
④ 本体サイズ:高さと使用時の奥行
FAX機は電話の近くに置くことが多く、棚に収めたい人も多いはずです。MFC-J908Nは高さ182.5mmと低く、棚の中段にも収まりやすい形です。EW-M678FTは収納時で高さ240mm、使用時は排紙トレイが伸びて奥行506mm・高さ269mmになります。置き場所の奥行に余裕があるかを先に測っておくと安心です。
📌 どちらも受話器(子機)は付いていません
2機種とも電話機能を内蔵した「電話付きFAX」ではなく、FAX専用の複合機です。通話もしたい場合は、手持ちの電話機を本体に接続して使います(ブラザーは外付け電話機接続、エプソンは留守番電話機接続に対応)。受話器付きが欲しい場合は、ブラザーのMFC-J943DNのような電話機付きモデルが別に用意されています。
総合スコア&ランキング
公式スペックと口コミの傾向をもとに、6つの評価軸で2機種を10点満点で独自に採点しました。今回の2機種の相対的な位置関係を示すもので、他の記事の点数と絶対比較するためのものではありません。

📊 採点基準
- 本体価格:2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方)。安いほど高得点
- ランニングコスト:メーカー公表のA4カラー・モノクロ文書インクコストとL判写真コスト、インク1回分の印刷可能枚数
- ファクス機能:公式仕様の適用回線、メモリー受信枚数、受信前の画面確認、PCファクス対応
- 事務作業の効率:ADFの枚数と自動両面読み取り、給紙容量、有線LANの有無
- 設置しやすさ:外形寸法(特に高さと使用時の奥行)と質量
- 印刷スピード:公表のA4普通紙スピード(ipm)、ファーストプリント、L判写真の所要時間
※スペックは各メーカー公式サイト(ブラザー・エプソン)を参照。口コミは楽天市場レビュー・価格.comクチコミを分析。価格は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)。
| 評価項目 | 🏆 エプソン EW-M678FT | 🥈 ブラザー MFC-J908N |
|---|---|---|
| 本体価格 | 5.5 | 9.0 |
| ランニングコスト | 9.5 | 4.0 |
| ファクス機能 | 7.5 | 8.0 |
| 事務作業の効率 | 9.0 | 6.0 |
| 設置しやすさ | 6.5 | 8.5 |
| 印刷スピード | 7.0 | 7.5 |
| 総合評価 | 7.6 | 7.0 |
6項目のうち3項目ずつを取り合う、珍しく拮抗した構図です。それでもEW-M678FTを1位にしたのは、ランニングコストと事務作業の差が「毎回」効くのに対し、本体価格の差は「買うとき1回」だからです。ここは迷いました。ファクス機能の0.5点差は、ひかり回線を公式に適用回線として明記しているかどうかの差で、ひかり電話の家庭にとってはこの0.5点が最優先になります。
エプソン EW-M678FT:インク代を気にせず刷れるFAX付きエコタンク
Bell
本体が4万円台って、プリンターにしてはけっこう高いよね。FAXのためにそこまで出すのはちょっと……。
Kura
箱を開けると、インクボトルが4色1本ずつ入ってるんだ。黒だけで約8,500ページ分だから、しばらくインクを買わなくていい計算だよ。
Bell
最初からそんなに刷れるの? じゃあ本体代の一部はインク代の前払いってこと?
Kura
そういう見方がいちばん近いね。ただ、月に数枚しか刷らないなら前払いを使い切れないから、そこは正直に考えた方がいい。
| 発売日 | 2025年7月 |
|---|---|
| インク方式 | ボトル補充式(エコタンク・顔料ブラック+染料カラー3色) |
| A4文書インクコスト | カラー約1.0円/モノクロ約0.4円 |
| 印刷可能ページ数 | ブラック約8,500/カラー約6,500ページ(ボトル1本) |
| A4普通紙スピード | モノクロ約18.0ipm/カラー約9.0ipm |
| ADF | 最大30枚・自動両面読み取り対応 |
| 給紙 | 前面カセット 普通紙最大250枚 |
| 接続 | 無線LAN(11a/b/g/n/ac)・有線LAN・USB |
| FAX | 最大33.6kbps/受信保存 最大100ページ/PCファクス送受信 |
| 外形寸法 | 収納時 幅375×奥行347×高さ240mm(使用時 奥行506×高さ269mm) |
| 質量 | 約7.3kg(本体のみ)/約7.8kg(消耗品含む) |
| 実売価格帯 | 4万円台 |
出典:エプソン公式/価格は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
強み①:A4カラー約1.0円・モノクロ約0.4円のインク代
EW-M678FTを選ぶ最大の理由はインク代です。A4カラー文書が約1.0円、モノクロが約0.4円で、MFC-J908Nの約12.0円・約3.0円と比べるとカラーで12分の1、モノクロで7分の1以下です。インクは補充用ボトルで、黒は1本で約8,500ページ、カラーは各約6,500ページ印刷できます。
FAXの受信紙・子どもの学校プリント・仕事の書類と、刷る用途が多い家ほど差が開きます。L判写真もインクと用紙を合わせて約8.1円と、写真を刷る家庭にもうれしい数字です。
強み②:ADF30枚の自動両面読み取りと250枚カセット
事務作業での快適さもEW-M678FTが一歩上です。ADFは最大30枚で、両面原稿の裏面も自動で読み取ります。両面に印刷された申込書や契約書をFAXで送る・PDFにする場面で、1枚ずつ裏返す手間がありません。
給紙は前面カセットに普通紙250枚。用紙を本体に収納できるので、ほこりが入りにくく見た目もすっきりします。有線LANにも対応しており、ルーターの近くに置けるなら無線より安定した接続を選べます。
弱み:本体価格と、写真・カラーの速さ
本体はMFC-J908Nの約2倍です。また、モノクロは約18.0ipmと速い一方、カラーは約9.0ipm、L判写真は約68秒で、どちらもMFC-J908Nより遅い数字です。ファーストプリントもカラー約13.5秒で、1枚だけさっと刷りたい場面では待ち時間を感じます。
※以下は楽天市場レビュー・価格.comクチコミを分析した結果です。2025年7月発売で本体の口コミはまだ少なく(楽天市場の本体出品は複数ショップ合計でも10件未満)、複数の声に共通する傾向に絞って整理しています。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- インクの減りが遅く、大容量タンクの効果を使い始めてすぐ実感しているという評価
- 初期設定が難しくなく、普段の印刷も速いと感じている人が目立つ
- ADFとFAXがそろっており、家庭用でも仕事の書類に回せる点を評価する声
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- 2.4型のタッチパネルが小さく、指で押しにくいと感じる人がいる
- スキャンやパソコンからの無線印刷の反応を、やや遅く感じるという指摘がある
✅ メリット
- A4カラー約1.0円・モノクロ約0.4円で、刷る量を気にしなくていい
- ADF30枚の自動両面読み取りで、両面書類のFAX・スキャンが速い
- 前面カセット250枚で、用紙補充の回数が少ない
- 有線LANに対応し、無線が不安定な環境でも使える
⚠️ デメリット
- 本体価格がMFC-J908Nの約2倍
- カラー印刷・L判写真はMFC-J908Nより遅い
- 公式仕様でIP電話回線(ひかり電話など)は使えない場合があると注記されている(契約回線での動作はエプソンのサポートで確認できます)
- 使用時は奥行506mmまで伸びるため、浅い棚には置きにくい
こんな人におすすめ:月100枚以上刷る家庭、在宅ワークや小さな事務所で両面書類をよく扱う人、FAXの受信紙も含めて印刷コストを抑えたい人。
逆にこんな人は別モデル:印刷は月に数十枚以下で、FAXが主な目的という人は、本体が約2万4千円安いMFC-J908Nの方が総額で得になる期間が長く続きます。
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ブラザー MFC-J908N:本体2万円台・高さ182.5mmの省スペースFAX複合機
Bell
こっちは2万円台なんだね。実家に置くならこれで十分な気がしてきた。
Kura
FAXが主役ならいい選択だよ。ブラザーは公式仕様でひかり回線を適用回線に挙げてるから、ひかり電話の家でも安心して選べるんだ。
Bell
でもインクが1枚12円って聞くと、ちょっと怖いんだけど……。
Kura
月に20枚くらいなら、カラーで刷ってもインク代は月に数百円。気にするほどじゃないよ。怖くなるのは月100枚を超えてからだね。
| 発売日 | 2025年10月 |
|---|---|
| インク方式 | カートリッジ式(4色独立・LC511シリーズ/顔料ブラック+染料カラー) |
| A4文書インクコスト | カラー約12.0円/モノクロ約3.0円 |
| 印刷可能ページ数 | ブラック・カラー各約350ページ(通常カートリッジ) |
| A4普通紙スピード | カラー約14.5ipm/モノクロ約15ipm |
| ADF | 最大20枚 |
| 給紙 | 前面トレイ 普通紙最大150枚+手差しトレイ1枚 |
| 接続 | 無線LAN(11a/b/g/n・2.4/5GHz)・USB/有線LANなし |
| FAX | 最大33.6kbps/メモリー代行受信 最大200ページ/みるだけ受信 |
| 外形寸法 | 幅390×奥行343×高さ182.5mm |
| 質量 | 約7.6kg(インク含む) |
| 実売価格帯 | 2万円台 |
出典:ブラザー公式/価格は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
強み①:ひかり回線を公式にサポートするFAX機能
MFC-J908Nは、FAXまわりの作り込みでEW-M678FTを上回ります。公式仕様の適用回線に一般電話回線とひかり回線が明記されており、IP電話機器につなぐときの回線種別の設定方法まで注記されています。メモリー代行受信は最大200ページで、用紙やインクが切れていても受信内容を本体に溜めておけます。
受信したFAXを印刷前に液晶で確認できる「みるだけ受信」と、送る前に読み取り内容を確認する「みてから送信」にも対応しています。広告FAXを刷らずに済み、誤送信も防げるので、FAXをよく受ける家庭ほど効いてきます。
強み②:棚に収まる高さ182.5mmと、カラー・写真の速さ
本体の高さは182.5mmで、EW-M678FT(収納時240mm)より約6cm低い設計です。電話台の横や棚の中段など、高さが限られた場所に置きやすいのは大きな利点です。
速度面では、カラーが約14.5ipmとEW-M678FTの約9.0ipmを上回り、L判写真も高画質モードで約44秒(EW-M678FTは約68秒)です。USBメモリー内の写真を直接印刷する機能もあり、パソコンを使わない家族でも写真を刷れます。
弱み:インク代と、書類作業の手間
A4カラー約12.0円・モノクロ約3.0円というインク代は、刷る量が増えるほど効いてきます。通常カートリッジは各色約350ページで交換になるため、交換の頻度そのものも多くなります。ADFは20枚で、公式仕様にADFの自動両面読み取りの記載はなく、両面原稿のFAX送信やスキャンは手で裏返す前提で考えておく必要があります。有線LANもありません。
※以下は楽天市場レビュー・価格.comクチコミを分析した結果です。2025年10月発売の新しい機種で口コミはまだ数件しかなく、複数の声に共通する傾向に絞って整理しています。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- 本体が小ぶりで場所を取らないのに、家庭や在宅勤務で使う機能は足りているという評価
- 価格とサイズの釣り合いがちょうどよいと感じている人がいる
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- 液晶をもう少し大きくしてほしいという声が複数ある(2.7型でEW-M678FTの2.4型より大きいものの、指での操作には小さく感じる人がいる)
✅ メリット
- 本体が2万円台で、FAX付き複合機を安く導入できる
- ひかり回線を公式の適用回線に挙げており、メモリー受信も最大200ページ
- 高さ182.5mmで棚に収まりやすい
- カラー約14.5ipm・L判写真約44秒と、カラーと写真はEW-M678FTより速い
⚠️ デメリット
- A4カラー約12.0円・モノクロ約3.0円で、刷るほどインク代がかさむ
- カートリッジは各色約350ページで交換になり、交換の手間も多い
- ADFは20枚で、公式仕様に自動両面読み取りの記載がない
- 有線LANに非対応
こんな人におすすめ:FAXが主目的で印刷は月数十枚まで、ひかり電話でFAXを使う、置き場所の高さが限られている人。
逆にこんな人は別モデル:毎月100枚以上刷る人や両面書類のスキャンが多い人は、数年でインク代が本体の差額を上回るため、EW-M678FTを選ぶ方が満足度は高くなります。
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MFC-J908NとEW-M678FTのスペック比較表
| 項目 | 🏆1位 エプソン EW-M678FT エコタンク/刷る量が多い家庭・SOHO向け |
🥈2位 ブラザー MFC-J908N カートリッジ式/本体価格を抑えたい人向け |
|---|---|---|
| ⚡ 基本性能 | ||
| 発売時期 | 2025年7月 | 2025年10月 |
| A4モノクロ速度 | 約18.0ipm | 約15ipm |
| A4カラー速度 | 約9.0ipm | 約14.5ipm |
| L判写真スピード | 約68秒 | 約44秒(高画質) |
| インク方式 | ボトル補充式(4色) | カートリッジ式(4色独立) |
| 💧 印刷コスト | ||
| A4カラー文書 | 約1.0円 | 約12.0円 |
| A4モノクロ文書 | 約0.4円 | 約3.0円 |
| L判写真(インク+用紙) | 約8.1円 | 約32.5円 |
| インク1回分の印刷可能枚数 | 黒 約8,500/カラー 約6,500ページ | 黒・カラー 各約350ページ |
| 📠 ファクス・事務機能 | ||
| ADF(自動原稿送り) | 最大30枚 | 最大20枚 |
| ADFの自動両面読み取り | あり | 公式仕様に記載なし |
| FAXメモリー受信 | 最大100ページ | 最大200ページ |
| FAX適用回線 | 一般加入電話回線(IP電話回線は使えない場合あり) | 一般電話回線・ひかり回線ほか |
| 受信前の画面確認 | あり | あり(モノクロ) |
| 給紙容量 | 前面カセット 250枚 | 前面トレイ 150枚+手差し1枚 |
| 有線LAN | あり | なし(無線LAN・USB) |
| 📐 本体設計 | ||
| 外形寸法 | 幅375×奥行347×高さ240mm(収納時) | 幅390×奥行343×高さ182.5mm |
| 質量 | 約7.8kg(消耗品含む) | 約7.6kg(インク含む) |
| 液晶 | 2.4型タッチパネル | 2.7型タッチパネル |
| ⭐ 総合スコア(10点満点) | ||
| 本体価格 | 5.5 | 9.0 |
| ランニングコスト | 9.5 | 4.0 |
| ファクス機能 | 7.5 | 8.0 |
| 事務作業の効率 | 9.0 | 6.0 |
| 設置しやすさ | 6.5 | 8.5 |
| 印刷スピード | 7.0 | 7.5 |
| 総合評価 | 7.6 | 7.0 |
| 👤 おすすめ対象 | ||
| こんな方に | 月100枚以上刷るADFで両面書類を読む有線LANで使いたい | 月数十枚までひかり電話でFAX棚に収めたい |
| 💳 価格情報 | ||
| 実勢価格 | 4万円台▶ 最新価格はリンクで確認 | 2万円台▶ 最新価格はリンクで確認 |
| 🛒 購入リンク | ||
| 販売ストア | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
注目比較ポイント——差が出るのはこの4つ
Bell
表を見ると数字がいっぱいでよくわからなくなってきた。結局どこを見ればいいの?
Kura
インク代、両面の書類、回線、置き場所。この4つだけ押さえれば、残りはどっちを選んでも困らないよ。
ポイント1:インク代は10倍以上、でも交換の手間も違う
A4カラー文書のインクコストはMFC-J908Nが約12.0円、EW-M678FTが約1.0円です。モノクロでも約3.0円と約0.4円で、どちらも7倍以上の差があります。
見落としがちなのが交換の回数です。MFC-J908Nの通常カートリッジは各色約350ページ、EW-M678FTのボトルは黒約8,500ページ・カラー約6,500ページです。月100枚刷る家庭なら、MFC-J908Nは3〜4か月ごとにどれかの色を交換するのに対し、EW-M678FTは数年に一度の補充で済む計算になります。インクを買い忘れてFAXの受信紙が刷れない、という事態も起きにくくなります。
ポイント2:両面書類を扱うならADFの差が大きい
EW-M678FTのADFは最大30枚で、両面コピー・両面FAX・両面スキャンで裏面も自動で読み取ります。MFC-J908NのADFは最大20枚で、公式仕様にADFの自動両面読み取りの記載はありません。
確定申告の書類、学校や保険の申込書など、両面に記入された紙をPDF化したりFAXで送ったりする機会が多いなら、この差は使うたびに効いてきます。片面の書類が中心なら、20枚のADFでも困る場面はほとんどありません。
ポイント3:ひかり電話ならMFC-J908Nが安心
FAXの回線対応は、MFC-J908Nがひかり回線を適用回線として明記しているのに対し、EW-M678FTはIP電話回線では使えない場合があると注記しています。メモリー受信もMFC-J908Nが最大200ページ、EW-M678FTが最大100ページで、FAX専用機としての作り込みはブラザーが一枚上です。
自宅の電話がひかり電話かどうかは、ルーターやホームゲートウェイに電話線がつながっているかで見分けられます。該当する場合でEW-M678FTを選ぶなら、購入前にエプソンのサポートへ契約回線での動作を確認しておくと確実です。
ポイント4:置き場所は「高さ」と「使用時の奥行」で決まる
MFC-J908Nは高さ182.5mm、EW-M678FTは収納時240mmで、約6cmの差があります。さらにEW-M678FTは使用時に奥行506mm・高さ269mmまで広がります。棚の中に収めて使うならMFC-J908N、机の上やカウンターに置くならどちらでも問題ありません。
横幅はMFC-J908Nが390mm、EW-M678FTが375mmで、ここはエプソンの方がわずかに細身です。質量はどちらも7kg台で、置いたあと動かす頻度が少ない家電なので大きな差にはなりません。
🤝 逆に、ここは共通です(どちらを選んでも変わらない点)
- どちらもA4対応の4色インク(黒は顔料、カラー3色は染料)で、文字のくっきりさと写真の発色を両立した構成
- FAXの通信速度は最大33.6kbps(スーパーG3)で、A4原稿1枚の電送時間も公称で約3秒前後と同等
- 自動両面印刷・Wi-Fi Direct・スマホからの印刷・PCファクス送信にどちらも対応
- 受話器は付いておらず、通話には手持ちの電話機を接続して使う
- メーカー保証はどちらも1年
価格差は何枚で埋まるか——損益分岐の目安
2026年10月時点の実売価格(楽天市場・Amazonの安い方)は、EW-M678FTが4万円台後半、MFC-J908Nが2万円台前半で、本体の差は約2万4千円です。この差を、1枚あたりのインク代の差で何枚刷れば取り返せるかを計算しました。
| 印刷の内訳 | 1枚あたりの差 | 差額が埋まる枚数 |
|---|---|---|
| A4カラー文書だけ | 約11.0円 | 約2,200枚 |
| モノクロ7割・カラー3割 | 約5.1円 | 約4,700枚 |
| A4モノクロ文書だけ | 約2.6円 | 約9,300枚 |
※1枚あたりのインクコストは各メーカー公表値(MFC-J908N:カラー約12.0円/モノクロ約3.0円、EW-M678FT:カラー約1.0円/モノクロ約0.4円)。用紙代は含みません。本体の差額は2026年10月時点の実売価格で計算しており、価格は変動します。
家庭で多い「モノクロ7割・カラー3割」で見ると、差額が埋まるのは約4,700枚です。月100枚なら約4年、月200枚なら約2年で追いつき、それ以降はEW-M678FTの方が得をし続けます。逆に月50枚以下だと8年近くかかり、プリンターの買い替え時期とほぼ重なるため、MFC-J908Nの方が総額で安く済む可能性が高くなります。
この計算はEW-M678FTにやや厳しめです。EW-M678FTは購入時に4色のインクボトルが1本ずつ付属し、しばらくはインクを買い足さずに使えます。MFC-J908Nの同梱品はスターターインクカートリッジで、使い切った後は交換用カートリッジの購入が必要です。一方でEW-M678FTには、廃インクを溜めるメンテナンスボックス(EWMB2)という交換部品もあるので、長く使うならその費用も見込んでおいてください。
Bell
実家は月30枚くらいだから、ブラザーで十分ってことだね。僕の部屋は在宅の書類で月150枚は刷ってるから、エプソンかな。
Kura
そうなるね。ただ実家がひかり電話なら、FAXの面でもブラザーを推す理由がひとつ増えるよ。
Bell
えっ、実家の電話がひかりかどうかなんて知らないよ……。
Kura
ルーターみたいな箱から電話線が出てたら、ひかり電話の可能性が高いよ。次に帰ったときに見てみて。
どっちを選ぶべき?——状況別おすすめガイド
月100枚以上刷る在宅ワーク・小さな事務所の方に
EW-M678FTがおすすめです。インク代の差が2〜4年で本体の差額を上回り、ADF30枚の自動両面読み取りと250枚カセットが日々の作業を短くします。有線LANでパソコンと安定してつなげるのも、仕事用としての安心材料です。
FAXが主目的で、印刷は月数十枚までの方に
MFC-J908Nがおすすめです。印刷量が少ないうちはインク代の差は小さく、本体が約2万4千円安いメリットの方が長く続きます。「みるだけ受信」で広告FAXを刷らずに済むので、FAX中心の使い方ならインク代もさらに抑えられます。
自宅の電話がひかり電話の方に
FAXの確実性を最優先するならMFC-J908Nです。ブラザーは公式にひかり回線を適用回線として挙げており、設定方法まで注記しています。印刷量が多くEW-M678FTを選びたい場合は、購入前にエプソンのサポートへ契約回線での動作を確認してください。
棚の中や電話台の横に置きたい方に
高さ182.5mmのMFC-J908Nが有利です。EW-M678FTは収納時でも高さ240mm、使用時は奥行506mmまで伸びるため、奥行の浅い棚には向きません。机やカウンターの上に置くなら、どちらでも問題ありません。
写真や子どものプリントをカラーでよく刷る方に
速さを取るならMFC-J908N(L判写真 約44秒・カラー約14.5ipm)、1枚あたりの安さを取るならEW-M678FT(L判写真 約8.1円・A4カラー約1.0円)です。ここは好みが分かれます。月に何十枚もカラーで刷るなら、待ち時間よりインク代の差の方が大きく効くため、EW-M678FTを選ぶ方が後悔は少なくなります。
よくある質問(FAQ)
Q. MFC-J908NとEW-M678FTは、ひかり電話でもFAXを使えますか?
MFC-J908Nは公式仕様の適用回線に一般電話回線とひかり回線が明記されています。EW-M678FTは仕様の注記で、光ファイバーなどのIP電話回線では使えない場合があるとしています。ひかり電話でEW-M678FTを使う場合は、購入前にエプソンのサポートで契約回線での動作を確認するのが確実です。
Q. どちらも受話器は付いていますか?
どちらも受話器(コードレス子機)は付いていません。通話もしたい場合は、手持ちの電話機を本体に接続して使います。受話器付きが必要なら、ブラザーのMFC-J943DNのような電話機付きモデルを検討してください。
Q. インク代はどれくらい違いますか?
メーカー公表のA4文書インクコストは、MFC-J908Nがカラー約12.0円・モノクロ約3.0円、EW-M678FTがカラー約1.0円・モノクロ約0.4円です。モノクロ7割・カラー3割で刷る場合、1枚あたり約5.1円の差になり、本体の差額(2026年10月時点で約2万4千円)は約4,700枚で埋まります。
Q. 両面の書類を自動でスキャンやFAX送信できますか?
EW-M678FTはADFが両面原稿の裏面も自動で読み取り、両面コピー・両面FAX・両面スキャンができます。MFC-J908Nは公式仕様にADFの自動両面読み取りの記載がなく、両面原稿は裏返して読み取る前提で考えておく必要があります。
Q. 有線LANでパソコンとつなげますか?
有線LANに対応しているのはEW-M678FTだけです。MFC-J908Nは無線LAN(2.4GHz・5GHz)とUSB接続に対応しています。
Q. 受信したFAXを印刷せずに確認できますか?
どちらも対応しています。MFC-J908Nは「みるだけ受信」でモノクロの受信FAXを液晶で確認でき、EW-M678FTも受信したFAXを画面で見てから印刷できます。広告FAXを刷らずに済むので、用紙とインクの節約になります。
Q. 前のモデルからの違いは何ですか?
MFC-J908Nは2025年10月発売で、前のモデルはMFC-J905Nです。EW-M678FTは2025年7月発売で、前のモデルはEW-M674FTです。MFC-J905NはLC411シリーズのインクを使い、MFC-J908N(LC511シリーズ)とは互換性がありません。EW-M674FTは現行機と同じヤドカリ・ハリネズミのインクボトルを使います。型落ちを選ぶ場合は、手持ちのインクが使えるかを先に確認してください。
Bell
よし、実家にはブラザー、僕の部屋にはエプソン。2台買えば全部解決だね!
Kura
FAXを2台置いても回線は1本だよ。実家は電話がひかりかどうかを確かめてから決めよう。君の部屋は、FAXを本当に使うのかもう一度考えた方がいいね。
Bell
あ……僕、FAXは使ってないかも。だったらFAXなしのエコタンクでもいいってこと?
Kura
そういうこと。FAXを使わないなら、同じエコタンクでFAXのないEW-M638Tみたいな機種も候補に入るよ。
まとめ
MFC-J908NとEW-M678FTは、どちらもFAX・ADF・自動両面印刷を備えたA4複合機ですが、選び方の軸ははっきりしています。
- インク代:A4カラー約12.0円と約1.0円。刷るほどEW-M678FTが有利
- 本体価格:MFC-J908Nが約2万4千円安い。差額が埋まるのはモノクロ中心の家庭で約4,700枚
- 事務作業:ADF30枚の両面読み取り・250枚カセット・有線LANのEW-M678FTが上
- FAXと設置:ひかり回線を公式に明記し、高さ182.5mmのMFC-J908Nが有利
月100枚以上刷るならEW-M678FT、FAX中心で月数十枚までならMFC-J908N。迷ったら、直近1か月に刷った枚数を数えてみてください。その数字が答えを決めます。
免責事項
記事中の価格・価格帯は2026年10月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方)を参考にしており、変動します。最新の価格はリンク先でご確認ください。スペック・印刷コスト・回線対応は各メーカー公式サイト(ブラザー・エプソン)の公表値で、使用環境によって異なります。印刷コストはメーカーの算出条件にもとづく目安で、用紙代は含みません。口コミの傾向は楽天市場レビュー・価格.comクチコミを編集部が読み込んで要約したもので、レビュー原文の転載・個別の再構成は行っていません。当サイトはアフィリエイトプログラムに参加しており、リンク経由での購入により収益を得ることがあります。
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