【2026最新】ソニーヘッドホン全5機種の違い|WH-1000XM6は必要?

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ソニーのワイヤレスヘッドホンは値段が上がるほどすべてが良くなる、と思われがちです。ですが公式仕様を並べると、そうとも言い切れません。ノイズキャンセリングをオフにしたときの連続再生時間で最上位のWH-1000XM6を上回るのは、下位のWH-CH720N・WH-CH520と、中位のULT WEARの3機種です。ノイズキャンセリングをオンにした状態でも、1万円台のWH-CH720NのほうがWH-1000XM6より長く持ちます。

2026年8月時点でソニーが現行として販売しているヘッドバンド型のワイヤレスヘッドホンは5機種。最上位の1000Xシリーズが2つ、重低音特化のULT WEARが1つ、日常使い向けのCHシリーズが2つという構成です。価格は5千円台から5万円台まで、実に10倍近い開きがあります。

この記事では全5機種を予算帯で3つに分け、公式仕様と口コミの傾向をもとに「どこまで払うと何が手に入るのか」を整理します。上位機にしかない機能はもちろん、下位機のほうが優れている点も隠さずに書きます。

Bell

Bell

ソニーのヘッドホン、名前が全然覚えられない。XM6とかCH520とか、暗号みたいじゃない?

Kura

Kura

頭の2文字を見るだけでいいよ。WHがヘッドホン、WFがイヤホン。この記事に出てくるのは全部WHだから、まず5つに絞れる。

Bell

Bell

それなら分かる。じゃあCH520っていうのが、耳をすっぽり覆う一番大きいやつ?

Kura

Kura

逆。CH520は耳に乗せるタイプで、5つの中でいちばん小さくて軽い。ちなみにこれだけノイズキャンセリングが付いてないから、そこは最初に知っておいたほうがいいね。

Bell

Bell

あぶない、安いから買おうとしてた。僕、電車で使いたいのに。

この記事でわかること

  • ソニーのヘッドホン現行5機種の価格帯と役割の違い
  • 1000Xシリーズ・ULT WEAR・CHシリーズをどう選び分けるか
  • WH-1000XM6とWH-1000XM5の間にある実際の差
  • 型番の読み方と、型落ちを狙うときに見るべき点
  • 上位機ではなく下位機のほうが有利になる場面
目次

【結論】迷ったらこれ|タイプ別おすすめ4選

先に結論を出します。5機種すべてに出番があるわけではありません。多くの人にとっての現実的な選択肢は次の4つです。

こんな方に おすすめ機種 実勢価格帯 購入リンク
はじめの1台・通勤通学の相棒に ソニー WH-CH720N
WH-CH720N
1万円台 🛒 楽天
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静けさに一切妥協したくない ソニー WH-1000XM6
WH-1000XM6
5万円台 🛒 楽天
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低音でテンションを上げたい ソニー ULT WEAR WH-ULT900N
ULT WEAR(WH-ULT900N)
2万円台 🛒 楽天
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1000Xの音を予算を抑えて手に入れたい ソニー WH-1000XM5
WH-1000XM5
3万円台 🛒 楽天
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※価格は変動します。リンク先で最新価格をご確認ください。

5機種目のWH-CH520をこの表に入れていないのは、性能で落ちるからではありません。147gという軽さとオンイヤー構造は、ほかの4機種にはない価値です。ただ「ソニーのヘッドホンを買う」という動機で探している人の多くはノイズキャンセリングを期待しているはずで、WH-CH520だけがそれを持ちません。用途がはっきりしている人向けの1台として、後半の予算帯セクションで扱います。

ソニーのヘッドホンの特徴と選び方の基準

ソニーの強みは「静けさ」と「アプリで後から変えられること」

ソニーのワイヤレスヘッドホンには、価格帯を問わず共通する2本の柱があります。

1本目はノイズキャンセリングです。最上位のWH-1000XM6は、公式が国際電気標準会議(IEC)の基準に則って「世界最高クラス」と表現しています。注目したいのは、この技術が上位機だけのものではないという点です。1万円台のWH-CH720Nにも、WH-1000XM5と同じ統合プロセッサーV1が載っています。プロセッサーが同じでもマイクの数やチューニングが違うため消音の深さには差が出ますが、「安いモデルは形だけのノイズキャンセリング」という構図にはなっていません。

2本目は専用アプリ「Sony Sound Connect」です。イコライザーの調整、外音取り込みの強さ、ボタンの割り当てなどを買ったあとから変えられます。これも5機種すべてが対応しています。店頭で試聴して低音が足りないと感じても、アプリで持ち上げれば印象が変わる可能性があります。逆に言えば、試聴時の音だけで判断すると評価を誤りやすいということでもあります。

一方で、ソニーだけが持っている魔法があるわけではありません。装着感の好みは人によって割れますし、側圧やイヤーパッドの蒸れやすさは体格や使う季節で評価が変わります。ここは実際に着けてみないと分からない領域です。

選ぶときの3つのチェックポイント

1. ノイズキャンセリングがいるかどうか

5機種のうちWH-CH520だけがノイズキャンセリング非搭載です。ここが最初の分かれ道になります。電車やカフェで使うなら搭載機、家の中で音楽を流すだけなら非搭載機でも困りません。ノイズキャンセリング搭載機は外音取り込みモードも持つので、コンビニのレジで話しかけられたときに外さずに済むという副次的な利点もあります。

2. LDACが必要かどうか

ハイレゾ相当の情報量をワイヤレスで送れるコーデックLDACに対応するのは、WH-1000XM6・WH-1000XM5・ULT WEARの3機種です。CHシリーズの2機種はSBCとAACのみで、LDACは使えません。ただしLDACはAndroid側の対応が前提で、iPhoneでは使えません。iPhoneユーザーなら、この項目は選定基準から外して構いません。

3. 折りたたんで持ち歩くかどうか

意外と見落とされるのがこれです。折りたたみ機構を持つのはWH-1000XM6・ULT WEAR・WH-CH520の3機種で、WH-1000XM5とWH-CH720Nは公式に折りたたみの記載がありません。とくにWH-1000XM5は先代WH-1000XM4から折りたたみをなくした世代で、ケースが大きくなった点を残念がる声が今も残っています。WH-1000XM6ではこれが復活し、折りたたみ部にはMIM加工の金属が使われています。カバンの中でヘッドホンが場所を取るのが嫌なら、価格よりここを先に見るべきです。

ラインナップ体系の読み方と型落ちの狙い方

ソニーのヘッドホンの型番は、頭の記号でシリーズが分かるようになっています。WHはヘッドバンド型(いわゆるヘッドホン)、WFは完全ワイヤレスイヤホンです。この記事で扱うのはすべてWHから始まる5機種です。

WHのあとに続く部分がシリーズと世代を表します。1000Xは最上位ラインで、末尾のM5・M6が世代番号です。数字が大きいほど新しく、WH-1000XM6は2025年5月30日、WH-1000XM5は2022年5月27日の発売です。CHは日常使いの標準ライン、ULTは重低音に振ったラインで、こちらはULT WEARという愛称のほうが表に出ています。世代の数字を追うのではなく、まずシリーズ記号でどの土俵の製品かを見分けると選択肢が一気に絞れます。

型落ちを狙うなら、狙い目はWH-1000XM5です。後継のWH-1000XM6が出たあとも現行として販売が続いていますが、実勢価格はWH-1000XM6より1つ下の価格帯に落ち着いています。ここには理由があります。ソニーの公式ページを見ると、WH-1000XM6には「メーカー指定価格での販売となります」という注記が付いており、販売店が自由に値引きできません。一方WH-1000XM5にはこの注記がなく、通常のオープン価格として流通しています。つまりWH-1000XM6は待っても下がりにくく、WH-1000XM5はすでに下がったあとの価格で買えるという構図です。

ただし型落ちが常に正解とは限りません。WH-1000XM5には折りたたみ機構がなく、LC3コーデックにも対応しません。新モデルで追加された機能が自分に必要かどうかを先に決めてから、価格を見るのが順番として正しいと考えます。

もうひとつ注意点があります。人気モデルは中古・展示品・保証の付かない出品が通販の検索結果に多く混ざります。ソニーの製品ページや正規販売店の表記を確認し、新品在庫のある正規流通から買うことをおすすめします。型落ちを安く買えても、メーカー保証が受けられなければ差額の意味がなくなります。

ソニー ワイヤレスヘッドホン全5機種 比較一覧

まず全体像です。価格と機能の対応数を2軸に取ると、5機種の立ち位置がはっきり分かれます。

ソニー ワイヤレスヘッドホン5機種のポジショニングマップ(実売価格×対応機能数)

縦軸の「対応機能数」は、ノイズキャンセリング・LDAC・マルチポイント・外音取り込み・折りたたみ機構・360 Reality Audioのヘッドトラッキング・タッチ操作・Bluetooth 5.3以上という8項目のうち、いくつを備えているかを数えたものです。

ここで目を引くのがULT WEARの位置です。価格はWH-1000XM5より1つ下の帯にありながら、機能の数では上回っています。折りたたみ機構を持ち、LDACにも対応し、そのうえでULTボタンという専用機能まで持っているためです。逆にWH-1000XM5は、上位機でありながら折りたたみとLC3の2項目を落としています。価格の順番と機能の順番は一致していません。

下の表で個別のスペックを確認してください。横にスクロールできます。

モデル 価格帯 主要スペック 主な特徴 購入リンク
💎 ハイエンド(3万円以上)
WH-1000XM5WH-1000XM5
1000Xシリーズ
3万円台 ノイキャン: QN1+統合プロセッサーV1連続再生(NC ON): 最大30時間質量: 約250gコーデック: SBC / AAC / LDAC 2022年の先代フラッグシップ。指定価格制の対象外で実勢が下がっている 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo!
WH-1000XM6WH-1000XM6
1000Xシリーズ
5万円台 ノイキャン: QN3+統合プロセッサーV2連続再生(NC ON): 最大30時間質量: 約254gコーデック: SBC / AAC / LDAC / LC3 現行フラッグシップ。折りたたみ機構が復活しLC3にも対応 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo!
🎵 ミドル(2万円台)
WH-ULT900NWH-ULT900N
ULT WEAR
2万円台 ノイキャン: 統合プロセッサーV1連続再生(NC ON): 最大30時間質量: 約255gコーデック: SBC / AAC / LDAC 40mmドライバーとULTボタンで重低音を3段階に切り替えられる 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo!
💰 エントリー(1万円台以下)
WH-CH520WH-CH520
CHシリーズ
5千円台 ノイキャン: 非搭載(ノイズキャンセリングなし)連続再生(NC ON): 質量: 約147gコーデック: SBC / AAC 147gのオンイヤー。ノイキャンは非搭載で再生50時間 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo!
WH-CH720NWH-CH720N
CHシリーズ
1万円台 ノイキャン: 統合プロセッサーV1連続再生(NC ON): 最大35時間質量: 約192gコーデック: SBC / AAC 192gでV1プロセッサー搭載。NC ON時35時間 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo!

表で分かるとおり、質量は価格が下がるほど軽くなります。最上位のWH-1000XM6が約254gなのに対し、WH-CH720Nは約192g、WH-CH520は約147gです。ノイズキャンセリング用のマイクやバッテリーを積むぶん上位機は重くなるので、これは避けられないトレードオフです。首や耳への負担を優先するなら、上位機を選ばないという判断にも合理性があります。

【予算・目的別】各モデルの詳細解説

💎 ハイエンド(3万円以上)|静けさを買う2機種

1000Xシリーズは、ソニーが「静けさ」を最優先で設計しているラインです。現行はWH-1000XM6とWH-1000XM5の2機種が並行して売られています。

ソニー WH-1000XM6

WH-1000XM6

2025年5月30日発売の現行フラッグシップ。ノイズキャンセリングプロセッサーはWH-1000XM3以来7年ぶりに刷新されたQN3で、統合プロセッサーもV2へ上がっています。先代で省かれていた折りたたみ機構が復活し、ヒンジにはMIM加工の金属を採用。Bluetoothは5.3に上がり、コーデックはLDACに加えてLC3にも対応します。連続再生はノイズキャンセリングオンで最大30時間です。

💬 静けさと着け心地の評価が抜きん出ており、値段の高さを認めたうえで納得したという声が目立ちます。

👉 飛行機や新幹線で移動が多く、静けさに予算を割ける人に。逆に主な使用場所が自宅なら、ここまでの消音力は持て余します。

ソニー WH-1000XM5

WH-1000XM5

2022年5月27日発売の先代フラッグシップ。プロセッサーはQN1と統合プロセッサーV1の組み合わせで、LDAC・マルチポイント・360 Reality Audioのヘッドトラッキングまで一通り揃っています。連続再生時間はWH-1000XM6と完全に同じ(ノイズキャンセリングオンで最大30時間、オフで最大40時間)で、ノイズキャンセリングオフ時の連続通話に限ればWH-1000XM6より長く持ちます。弱点は折りたたみ機構がないこと、LC3に対応しないことの2点です。

💬 折りたためずケースがかさばる点への不満が定番。一方でノイズキャンセリングと音質の評価は今も高いままです。

👉 1000Xの音を予算を抑えて手に入れたい人向け。ただし毎日カバンに入れて持ち歩くのが主用途なら、折りたためないぶん扱いにくいので選ばないほうが無難です。

2機種のどちらを選ぶかは、正直なところ好みが分かれるところです。連続再生時間が同じで、ノイズキャンセリングの世代差は数字では表せません。決め手になるのは折りたたみの有無と、価格差をどう見るかの2点だと考えます。WH-1000XM6は指定価格制で値引きが起きにくいため、この差は今後も大きくは縮まりません。

🎵 ミドル(2万円台)|重低音に振り切ったULT WEAR

この価格帯にはULT WEAR(WH-ULT900N)が1機種だけ入ります。ソニーのラインナップの中で唯一、音の味付けそのものを売りにしているモデルです。

ソニー ULT WEAR WH-ULT900N

ULT WEAR(WH-ULT900N)

2024年4月26日発売。ドライバーは5機種で唯一の40mmドーム型で、ほかの4機種の30mmより大きい設計です。ハウジング側面の「ULTボタン」を押すと低音の量が3段階(標準/ULT1/ULT2)で切り替わり、ULT2ではソニー自身が「史上最高の重低音体感」と表現する状態になります。重低音モデルでありながら統合プロセッサーV1を積んでいるためノイズキャンセリングも実用域で、ノイズキャンセリングオフ時の連続再生は最大50時間と1000Xシリーズより長く持ちます。折りたたみとスイーベル構造も備えます。

💬 低音の量に驚いたという反応が中心。ただしノイズキャンセリングは価格ほどではないと感じた人も一定数います。

👉 ダンス系やヒップホップを大音量で聴く人に。反対に、クラシックやアコースティックを主に聴くなら低音が過剰に感じられるはずなので、その場合はもう一段上のWH-1000XM5を選ぶほうが満足度は高くなります。

ULT WEARを上位機の下位互換として見ると評価を誤ります。機能の数ではWH-1000XM5を上回っており、足りないのは1000Xシリーズ専用のノイズキャンセリングプロセッサーだけです。ソニーはスピーカーでも同じULTブランドを展開していて、思想は共通しています。

💰 エントリー(1万円台以下)|実は多くの人の正解がここにある

CHシリーズは日常使いのライン、という位置づけです。ただ実際に仕様を並べてみると、この2機種を「妥協して選ぶもの」と切り捨てるのは正確ではありません。

ソニー WH-CH720N

WH-CH720N

2023年3月3日発売。約192gという軽さながら、搭載しているのはWH-1000XM5と同じ統合プロセッサーV1です。連続再生はノイズキャンセリングオンで最大35時間、オフで最大50時間と、この一覧で最長クラス。マルチポイント接続にも対応し、外音取り込みでは人の声だけを拾いやすくする設定も使えます。LDACには非対応で、操作はタッチではなく物理ボタン。折りたたみ機構は公式に記載がありません。

💬 軽さを理由に選んだ人が多く、日常の騒音には十分という評価。一方で造りのチープさを挙げる声もあります。

👉 通勤通学・在宅ワークの1台としてはこれで足ります。ただし飛行機の低いエンジン音まで消したいなら物足りないので、その用途なら1000Xシリーズへ。

ソニー WH-CH520

WH-CH520

WH-CH720Nと同日発売のオンイヤーモデル。約147gと5機種で最も軽く、スイーベル機構でフラットに畳めます。連続再生は最大50時間、3分の充電で約1.5時間再生できるクイック充電にも対応。カラーは6色と選択肢が最も多いモデルでもあります。ノイズキャンセリングと外音取り込みは搭載しません。

💬 価格の割に音がいいという驚きが多い一方、耳が痛くなる・メガネと干渉するという指摘も見られます。

👉 家の中での動画視聴やオンライン会議が中心なら、これで十分です。ノイズキャンセリングを期待して買うと確実に失望するので、その場合は買わないでください。

この2機種の違いは、ノイズキャンセリングの有無と装着方式です。WH-CH720Nは耳をすっぽり覆うオーバーイヤー、WH-CH520は耳に乗せるオンイヤーで、後者は長時間だと耳が痛くなる人がいます。逆にオンイヤーは蒸れにくく、夏場は快適という利点もあります。ここは体質の問題なので、可能なら店頭で数分着けてみるのが確実です。

Bell

Bell

ここまで読んで、僕はXM6が欲しくなった。いちばん静かなんでしょ?

Kura

Kura

静かなのは間違いないよ。でもBellの通学、電車20分だよね。その20分のためにいちばん高いのを買う理由って何?

Bell

Bell

うっ。でも家で勉強するときも使うし。あと、いいもの持ってると気分が上がるじゃん。

Kura

Kura

それは立派な理由だと思う。ぼくが言いたいのは「性能で必要だから」って自分をごまかさないほうがいいってこと。気分で買うなら、それはそれで正しい買い方だよ。

Bell

Bell

……ちょっと保留にする。もう一回お小遣いの残高を見てから決めるよ。

よくある質問

Q. ソニーのヘッドホンでいちばんおすすめはどれですか?

用途がとくに決まっていないなら、WH-CH720Nをおすすめします。ノイズキャンセリング・マルチポイント・外音取り込みという日常で効く機能が揃っていて、連続再生時間はこの一覧で最長クラス、重さも約192gと軽い。上位機との差は消音の深さとLDACの有無が中心で、そこに強い必要性がない人には価格差ほどの体感差が出にくいためです。飛行機での移動が多い、あるいは音質そのものにこだわりがある場合はWH-1000XM6が候補になります。

Q. WH-1000XM6とWH-1000XM5、どちらを買うべきですか?

持ち歩く頻度が高いならWH-1000XM6です。WH-1000XM6には折りたたみ機構があり、WH-1000XM5にはありません。逆に自宅や職場に置いて使うのが中心なら、WH-1000XM5でも困る場面はほとんどありません。連続再生時間は両機で同じ(ノイズキャンセリングオンで最大30時間、オフで最大40時間)、充電時間も約3.5時間で共通です。なおWH-1000XM6は公式に「メーカー指定価格での販売となります」と明記されているため、値下がりを待つ戦略は取りにくくなっています。

Q. 5機種すべてでマルチポイント(2台同時接続)は使えますか?

使えます。WH-1000XM6・WH-1000XM5・ULT WEAR・WH-CH720N・WH-CH520の全機種が2台同時接続に対応しており、公式ページにも明記されています。スマートフォンで音楽を聴いていて、パソコンで再生を始めればそちらへ切り替わり、スマートフォンに着信すれば自動で通話に切り替わります。エントリーモデルでも省略されていない、ありがたい共通仕様です。

Q. ハイレゾ相当のLDACに対応しているのはどれですか?

WH-1000XM6・WH-1000XM5・ULT WEARの3機種です。WH-CH720NとWH-CH520はSBCとAACのみで、LDACには対応しません。ただしLDACを使うには送り出す側がAndroid端末である必要があり、iPhoneでは利用できません。iPhoneをお使いなら、この項目で機種を絞り込む必要はありません。なおWH-1000XM6は5機種で唯一LC3にも対応します。

Q. 折りたためるのはどのモデルですか?

WH-1000XM6・ULT WEAR・WH-CH520の3機種です。WH-1000XM6は折りたたみ部にMIM加工の金属を使い、コンパクトなキャリングケースが付属します。ULT WEARは折りたたみとスイーベルの両方に対応、WH-CH520はスイーベル機構でフラットに畳めます。WH-1000XM5とWH-CH720Nには公式に折りたたみの記載がありません。カバンに入れて持ち歩く前提なら、この違いは毎日効いてきます。

Q. 有線接続はできますか?

WH-1000XM6・WH-1000XM5・ULT WEAR・WH-CH720Nの4機種は、仕様表にステレオミニジャックの音声入力端子が記載されており、付属または別売のケーブルで有線接続できます。一方WH-CH520の仕様表には音声入力端子の記載がなく、付属品もUSBケーブルと保証書のみです。機内エンターテインメントを有線でつなぎたい、バッテリーが切れても使いたいという用途があるなら、WH-CH520は避けてください。

Q. 型落ちモデルはいつ安くなりますか?

新モデルの発表から2〜3か月後が目安です。前世代の在庫整理が始まり、実売価格が下がりやすくなります。ただし前述のとおり、ソニーは近年フラッグシップに指定価格制を導入しており、WH-1000XM6のように販売店が値引きできない機種があります。この場合は待っても価格が動きません。狙っている機種の公式ページに「メーカー指定価格での販売となります」の注記があるかどうかを、待つ前に確認するのが確実です。

まとめ

ソニーのワイヤレスヘッドホン現行5機種を、典型的な3つのパターンに落とし込みます。

  • 通勤通学と在宅ワークで毎日使う → WH-CH720N。軽さ・電池持ち・マルチポイントが揃い、日常の騒音には十分届きます
  • 飛行機や新幹線での移動が多い/静けさに投資したい → WH-1000XM6。折りたたみ機構が戻ったことで、持ち運びの弱点も解消されています
  • 低音の量そのものが目的 → ULT WEAR。40mmドライバーとULTボタンは、上位機にもない専用の武器です

この記事でいちばん伝えたかったのは、価格の順番と満足度の順番は別物だということです。連続再生時間では下位機が上位機を上回り、機能の数ではULT WEARがWH-1000XM5を上回ります。カタログの並び順ではなく、自分がどこで何時間使うかを先に決めてください。そこが決まれば、5機種のうち残るのはたいてい1つか2つです。

免責事項

※本記事に記載の価格は2026年8月29日時点で楽天市場・Amazonから取得したもので、実売価格帯として表記しています。価格は変動しますので、購入前に必ずリンク先で最新の価格・在庫をご確認ください。

※スペック値はソニー公式サイトの製品ページ・仕様ページ・ニュースリリースに記載の内容に基づいています。表記のない項目については「記載なし」として扱い、非搭載と断定していません。

※口コミの傾向は、楽天市場のレビューおよび価格.comのクチコミ、実機レビュー記事を編集部が読み込み、複数の声に共通する傾向として要約したものです。レビュー原文の転載・個別の再構成は行っていません。

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。商品の購入によって当サイトが収益を得る場合がありますが、掲載内容や評価に影響はありません。

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この記事を書いた人

スペック表を眺めるのが至福の時間という生粋の家電オタク。
「好き」が高じて大手メーカーの商品企画職へ。その後、米国大学院でデータサイエンスを学び、現在は機械学習エンジニアとして活動中。
メーカーの「裏側」とデータの「事実」を掛け合わせ、あなたにぴったりの一台を提案します。

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