【2026最新】エプソンEP-887AとEP-817Aの違い5つ|写真を刷るならどっち?

※当記事には広告が含まれています

エプソンのカラリオEP-887AEP-817Aは、どちらも2024年10月18日に同時発売された6色染料インクのA4複合機です。型番の数字が近いので「887Aが新型で817Aが旧型」と誤解されがちですが、この2台は世代違いではなくグレード違いです。同じ日に、上位機と中位機として一緒に発売されました。

そして2026年8月時点の実売価格は、EP-887Aが2万9千円前後、EP-817Aが2万6千円台後半。その差はおよそ2千円台後半しかありません。この金額差で何が変わるのかが、この記事の主題です。

本記事では、エプソン公式の仕様ページを両機種ぶん取得して全項目を1行ずつ突き合わせ、購入の判断を左右する違いを5つに整理しました。あわせて、実際に使ったユーザーの声から見える満足点と不満点、そして「インク代の差で本体価格の差を何枚で取り返せるか」という損益分岐まで計算しています。

Bell

Bell

家のプリンターがついに動かなくなったんだ。エプソンで探したら887Aと817Aが出てきたんだけど、番号が近いから新旧かと思った。

Kura

Kura

そこ、いちばん間違えられるところなんだ。2台は同じ2024年10月18日発売だよ。上と中のグレード違いで、新旧じゃない。

Bell

Bell

なるほど。じゃあ安い817Aでいいのかな。値段、そんなに変わらないみたいだけど。

Kura

Kura

そこが悩みどころ。差は2千7百円ほどなんだけど、817Aには増量インクの設定がないんだ。刷る枚数が増えるほど、その差は先に消えるよ。

Bell

Bell

本体の値段だけ見てたら損するパターンだ。僕、年賀状しか刷らない年もあるんだけど、それでも887Aなの?

Kura

Kura

その枚数なら817Aでも損はしない。ただ、Bellの家は共用でしょ。液晶と排紙トレイの差は、枚数と関係なく毎回効いてくるよ。

✅ この記事でわかること

  • EP-887AとEP-817Aのスペック・価格を公式仕様ベースで一覧比較
  • 2機種それぞれの強み・弱みと、実際の口コミに出ている傾向
  • 1枚あたりのインクコスト差と、本体価格差を取り返せる印刷枚数
  • 使い方別(写真・年賀状・書類・家族共用)にどちらが向くかの診断
  • 2026年8月時点の実売価格帯と、買う前に確認しておきたい点
  • 購入後に効いてくる注意点とよくある質問への回答
目次

【結論】EP-887AとEP-817A、どちらを買うべきか

先に結論を書きます。年に200枚以上プリントする人と、家族で共用する人はEP-887A印刷が年に数十枚で止まり、初期費用を1円でも抑えたい人はEP-817Aです。判断の分かれ目は「刷る枚数」と「誰が触るか」の2つだけです。

こんな方に おすすめ機種 実勢価格の目安
写真や年賀状をまとめて刷る(年200枚以上) 🏆 EP-887A 2万9千円前後
家族みんなが触る/機械が苦手な人がいる 🏆 EP-887A 2万9千円前後
置き幅に余裕がない(棚やデスクの上に置く) 🏆 EP-887A 2万9千円前後
印刷は年に数十枚。とにかく初期費用を抑えたい 🥈 EP-817A 2万6千円台後半
文書の黒をくっきり出したい(水濡れに強くしたい) どちらも不向き(顔料黒搭載機へ)

※価格は2026年8月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方)です。変動しますので最新価格はリンク先でご確認ください。

エプソン EP-887A

エプソン EP-887A(上位グレード・3色展開)

※価格は変動します。リンク先でご確認ください

エプソン EP-817A

エプソン EP-817A(中位グレード・白1色)

※価格は変動します。リンク先でご確認ください

家庭用A4複合機の選び方——この2機種を見る前に押さえる4点

EP-887AとEP-817Aは同じシリーズの上位機と中位機なので、共通点が非常に多い2台です。だからこそ、どこを見て選ぶかを先に決めておくと迷いません。家庭用A4複合機で判断材料になるのは、次の4点です。

1. 本体価格ではなく「1枚あたりのコスト」で見る

インクジェット複合機は本体を安く売り、インクで回収するビジネスです。本体価格の差が数千円でも、1枚あたりのインクコストが5円違えば、1000枚刷った時点で5千円の差になって逆転します。比較すべきは本体価格の差ではなく「本体価格の差 ÷ 1枚あたりのコスト差 = 何枚で逆転するか」です。この記事でもあとで実際に計算します。

同じカートリッジ式でも、増量(大容量)インクの設定があるかどうかで1枚単価は大きく変わります。カタログの「インクコスト」は増量インク使用時の数値で書かれていることが多いため、その機種に増量インクが用意されているかを必ず確認してください。

2. 染料6色か、顔料黒入りか

EP-887AもEP-817Aも6色すべてが染料インクです。染料は写真の階調と発色に強い一方、黒文字のコントラストが弱く、水に濡れるとにじみます。役所に出す書類やマーカーを引く参考書のコピーが主用途なら、顔料黒を積んだ機種のほうが向いています。写真や年賀状が中心なら染料6色が正解です。

この点は2機種の優劣ではなく、2機種とも同じ性格を持っているという話です。用途が文書寄りの方は、この2台の比較で悩む前にシリーズごと見直すほうが早く解決します。

3. 液晶のサイズと操作方式

プリンターの液晶は「大は小を兼ねる」がはっきり出る部分です。画面が大きければ写真のプレビューが確認しやすく、設定メニューも階層をたどりやすくなります。タッチ操作かボタン操作かも、毎回の手数に効きます。自分ひとりで使うなら慣れで解決しますが、家族が代わる代わる触る家では問い合わせの回数そのものが変わります。

4. 廃インクの受け皿がどうなっているか

インクジェットプリンターはヘッドクリーニングのたびに廃インクが出て、本体内部の受け皿に溜まります。これが満杯になると印刷できなくなります。受け皿がユーザー交換できる「メンテナンスボックス」方式なら部品を買って自分で交換でき、本体内蔵の吸収パッド方式なら原則メーカー修理です。長く使うほど効いてくる差ですが、カタログの目立つ場所には書かれていません。

📝 補足:型番の数字が近い=新旧、とは限りません

EP-887AとEP-817Aは、どちらも2024年10月18日発売です。エプソンのカラリオは上位・中位・下位を同じ日に発表するため、数字の大小は発売時期ではなくグレードを表します。「887Aが新しくて817Aが型落ち」という前提で比べると、判断を丸ごと間違えます。

総合スコア&ランキング

公式スペックと口コミの傾向をもとに、5つの評価軸で各機を10点満点で採点しました。これは今回の2機種の相対的な位置関係を示すもので、他の記事のスコアと絶対比較する目的のものではありません。

スペック比較レーダーチャート

📊 採点基準

  • 印刷品質:最高解像度・インク構成・印刷速度の公称値と、仕上がりに関する口コミの傾向(粒状感・色の転び方)から判断しました
  • ランニングコスト:公式が公表するA4カラー文書1枚とL判写真1枚のコスト、および増量インクの設定有無で採点しました
  • 操作性:液晶サイズ・タッチ操作の可否・排紙トレイの自動オープン有無など、毎回の操作手数に関わる仕様で評価しました
  • 機能の幅:対応用紙サイズ、コピーレイアウトの種類、スキャン解像度、メンテナンスボックスの有無を見ました
  • コストパフォーマンス:2026年8月時点の実売価格に対して、上記4項目でどれだけ返ってくるかで判断しました

※スペックはメーカー公式サイト(EP-887A 仕様EP-817A 仕様)を参照。口コミは楽天市場レビュー・価格.comクチコミおよび実機レビュー記事を分析。価格は2026年8月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)。

評価項目 🏆 EP-887A 🥈 EP-817A
印刷品質 8.5 8.0
ランニングコスト 6.5 4.5
操作性 9.0 6.0
機能の幅 8.5 6.5
コストパフォーマンス 7.5 6.5
総合評価 8.0 6.3

採点してみると、5軸すべてでEP-887Aが上回る結果になりました。同じシリーズの上位機と中位機なので当然に見えますが、普通この構図では「上位機は高い」という一点で下位機のコストパフォーマンスが逆転します。今回それが起きなかったのは、実売差が2千円台後半しかないからです。

逆に言えば、この評価は価格差が今の水準にある間だけ成立します。EP-887Aが値上がりして差が5千円を超えてくると、印刷枚数の少ない人にとってはEP-817Aのコストパフォーマンスが上回ります。購入前に両方の価格を確認してください。

なお、公式スペックでEP-817Aが唯一上回っているのはコピー時の消費電力(約17W/EP-887Aは約20W)です。ただし年間の電気代に直すと数十円の世界で、これを理由にEP-817Aを選ぶ意味はありません。

エプソン EP-887A の詳細レビュー——上位機の中身は「毎回の手数」と「インク単価」

エプソン EP-887A
Bell

Bell

上位機って写真がすごくきれいに出るってこと?そこが違うのかと思ってた。

Kura

Kura

それがね、印刷そのものの解像度は2台とも同じ5,760×1,440dpiなんだ。887Aの上位らしさは画質じゃなくて、操作とインク単価に出てる。

Bell

Bell

じゃあ「上位機だから写真がきれい」って言ってる紹介、けっこう雑ってことだ。

基本スペック

発売日 2024年10月18日
カラー展開 ホワイト(AW)/ブラック(AB)/ピスタチオグリーン(AP)
インク 6色染料・独立型(カニ/KNI・増量タイプあり)
最高解像度 5,760×1,440dpi
液晶モニター 4.3型ワイドタッチパネル(90度チルト)
インクコスト A4カラー文書 約14.8円/L判写真 約26.2円(いずれも増量インク使用時)
印刷速度 L判写真 約13秒/A4写真 約50秒
スキャン解像度 1,200×4,800dpi
対応用紙 カード・名刺〜A4/リーガル/レター、封筒、ハガキ各種
排紙トレイ 自動オープン
メンテナンスボックス EPMB1(ユーザー交換可)
外形寸法 収納時 349×340×142mm/使用時 349×527×184mm
質量 約6.7kg
実勢価格 2万9千円前後

出典:エプソン公式/価格は2026年8月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)

4.3型タッチパネルと自動排紙——「毎回の1手」が消える

EP-887Aを選ぶ最大の理由は、操作の手数が減ることです。4.3型のワイドタッチパネルは、スマホと同じ感覚で項目を直接押して進められます。画面が大きいぶん写真のプレビューも確認しやすく、印刷前に「この写真で合っているか」を目で確かめられます。

そしてもうひとつが排紙トレイの自動オープンです。印刷を始めると、本体が自分でトレイを開いて紙を受ける準備をします。スマホから離れた部屋で印刷を指示したときに、プリンターの前まで行ってトレイを引き出す必要がありません。派手な機能ではありませんが、使うたびに毎回発生する動作なので、体感としては液晶の差より大きいと感じる人もいます。

実際に旧機種から買い替えたユーザーからは、歴代のカラリオと操作体系が変わらないためスムーズに移行できたという評価が出ています。一方で、液晶パネル自体のチルト(角度調整)は手動で、電源を入れると自動で開いた従来機から後退したと感じる声もあります。ここは正直な弱点です。

増量インクが選べる——1枚14.8円という数字の中身

EP-887Aのインクは「カニ(KNI)」シリーズで、標準容量に加えて増量タイプ(KNI-6CL-Lなど)が用意されています。公式が公表するA4カラー文書1枚あたり約14.8円、L判写真1枚あたり約26.2円という数字は、いずれもこの増量インクを使った場合の値です。標準容量のインクを使った場合、L判写真は約33.7円に上がります。

ここを勘違いすると計算が狂います。「887Aは1枚14.8円」と覚えるのではなく、「増量インクを買い続ける前提で14.8円」と理解してください。逆に言えば、増量インクという選択肢があること自体がこの機種の資産です。

廃インクの受け皿を自分で交換できる

EP-887Aはメンテナンスボックス(EPMB1)を消耗品として持っています。ヘッドクリーニングで出た廃インクが満杯になっても、部品を買って自分で差し替えれば使い続けられます。プリンターの寿命は本体の故障よりも「廃インクが満杯になって修理代が本体価格に近い」という理由で終わることが多いため、この方式かどうかは長く使う人ほど効いてきます。

口コミから見えるEP-887Aの実像

※以下は楽天市場レビュー・価格.comクチコミおよび実機レビュー記事を分析した結果です。記事中のワードクラウドは、編集部が読み込んだ口コミの傾向を独自にまとめた要約をもとに言及テーマを集計・可視化したイメージ図で、レビュー原文から自動生成したものではありません。

楽天市場では本体を扱う29ショップに計71件のレビューが付いており、それらの加重平均は4.61でした(2026年8月13日集計)。数字としては十分な高評価ですが、内訳を見ると評価はくっきり二極化しています。

✅ 購入者が特に評価しているポイント

  • 4.3型の画面は文字が大きく、設定を探し回らずに目的の機能へたどり着けるという評価が多い
  • 横幅が小さく設置場所を選ばない点、10年前の機種からの買い替えで動作が明らかに速くなった点への満足
  • スマホアプリの案内どおりに進めるだけでセットアップが終わり、説明書を開かずに済んだという声

⚠️ 購入前に知っておきたい注意点

  • インク代への不満が突出して多く、評価項目でも印刷コストだけが沈む傾向がはっきり出ている
  • Wi-Fiが2.4GHz帯のみで、5GHz接続のスマホだと初期設定でSSIDの手入力が必要になったという報告
  • 先代のEP-886Aとの機能差が小さく、買い替えの決め手に欠けるという指摘。インクの型番が変わり旧ストックも引き継げない
口コミワードクラウド:エプソン EP-887A

とくにインクの世代交代は見落としやすい落とし穴です。EP-886Aまでは「カメ(KAM)」、EP-887Aからは「カニ(KNI)」。買い置きしていたインクは使えません。買い替え時に「予備のインクがあるから」と計算に入れていると、初期費用が想定より膨らみます。

✅ メリット

  • 4.3型タッチパネルで、家族の誰が触っても迷いにくい
  • 排紙トレイが自動で出るため、離れた場所からのスマホ印刷でも手戻りがない
  • 増量インクを選べるので、印刷が多い時期は1枚単価を下げられる
  • メンテナンスボックスを自分で交換でき、廃インク満杯で修理送りにならない
  • 幅349mmと2台のうち小さいほうで、棚やデスクにも収まりやすい
  • カード・名刺サイズまで印刷でき、リピートコピーにも対応する
  • 白・黒・ピスタチオグリーンの3色から部屋に合わせて選べる

⚠️ デメリット

  • インク代は安くない。増量6色セットの出費は毎回それなりに重い
  • 黒が染料インクのため、文書のコントラストが弱く水に濡れるとにじむ
  • Wi-Fiは2.4GHz帯のみ。5GHz中心の環境では初期設定でひと手間かかる
  • 液晶パネルのチルトは手動で、従来機の電動開閉から後退している
  • 排紙トレイの動作音と、標準品質での紙送り音はそれなりに響く
  • USBケーブルは同梱されない。有線でつなぐなら別途用意が必要

こんな方にEP-887Aをおすすめします

  • 写真や年賀状を年間200枚以上プリントする方(インク単価の差が本体価格差を上回ります)
  • 家族で1台を共用し、機械が得意でない人も触る家庭
  • 棚やデスクなど、置き幅に制約がある場所に設置する方
  • スマホから離れた部屋で印刷を指示する使い方が多い方
エプソン EP-887A

エプソン EP-887A

※価格は変動します。リンク先でご確認ください

エプソン EP-817A の詳細レビュー——削られたのは画質ではなく「快適さ」

エプソン EP-817A
Bell

Bell

817Aは「コンパクトなボディー」って書いてあったよ。じゃあ小さいほうを選べばいいのかな。

Kura

Kura

それ、罠なんだ。実際は817Aのほうが幅41mm大きい。あの「コンパクト」は昔のモデルと比べた話で、887Aより小さいという意味じゃないよ。

Bell

Bell

え、下位機のほうが大きいの!?普通は逆だと思ってた……。

Kura

Kura

プリンターは筐体を新しく設計するのにお金がかかるからね。817Aは2018年のモデルからの流れを引き継いでる。設計年次の差だよ。

基本スペック

発売日 2024年10月18日(EP-887Aと同日)
カラー展開 ホワイト1色
インク 6色染料・独立型(カキゴオリ/KAK・増量タイプなし)
最高解像度 5,760×1,440dpi(EP-887Aと同じ)
液晶モニター 2.7型(タッチパネルではない・90度チルト)
インクコスト A4カラー文書 約21.2円/L判写真 約37.3円
印刷速度 L判写真 約13秒/A4写真 約1分1秒
スキャン解像度 1,200×2,400dpi
対応用紙 L判〜A4/リーガル/レター、封筒、ハガキ各種(カード・名刺は非対応)
排紙トレイ 手動で引き出す
メンテナンスボックス 設定なし(廃インク吸収パッドは本体内蔵)
外形寸法 収納時 390×339×141mm/使用時 390×598×196mm
質量 約6.8kg
実勢価格 2万6千円台後半

出典:エプソン公式/価格は2026年8月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)

画質のコアはEP-887Aと同じ

まず評価すべき点から書きます。EP-817Aの印刷エンジンはEP-887Aと共通です。最高解像度5,760×1,440dpi、6色染料の独立インク、L判写真1枚が約13秒という速度、自動両面印刷、ディスクレーベル印刷、前面USB端子とSDカードスロット——ここまで全部同じです。2万6千円台でこの構成が手に入るのは、価格を最優先する人にとって現実的な選択肢になります。

普通紙にカラー印刷しても粒状感が少ないという評価も出ており、値段の割に絵が破綻しません。写真の色味については、実機レビューで人物の肌がやや黄色寄りに出るという指摘があり、鮮やかさではEP-887Aに一歩譲るという見方が示されています。ただし並べて比べなければ気づきにくいレベルの話です。

削られたのは操作まわり——2.7型・非タッチ・手動トレイ

EP-817Aの液晶は2.7型で、画面自体はタッチできません。操作は画面の右横に並ぶボタン群をタッチする方式で、実機レビューでは操作にまごつく、面のテカリが気になるという指摘が出ています。加えて排紙トレイは手動で、引き出さないまま印刷を始めるとエラーになります。

この2点は、月に何枚刷るかとは無関係に使うたび毎回発生します。年に数回しか使わない人なら誤差ですが、週に何度も触る家では地味に効いてきます。EP-887Aとの2千円台後半の差は、ほぼここに払う金額だと考えて差し支えありません。

増量インクがないという構造的な弱点

EP-817Aのインクは「カキゴオリ(KAK)」シリーズです。公式の消耗品一覧に増量タイプの設定がありません。つまり、1枚あたりのコストを下げる手段が最初から用意されていません。公式値でA4カラー文書1枚が約21.2円、L判写真1枚が約37.3円。EP-887A(増量インク使用時)と比べると、それぞれ約6.4円、約11.1円高くつきます。

この差は「上位機のほうがインクが安い」という話ではなく、「上位機には安くする選択肢があり、こちらにはない」という話です。印刷枚数が増えるほど、この構造差はそのまま出費の差になります。

廃インクの受け皿は本体内蔵

EP-817Aの消耗品一覧にはメンテナンスボックスの設定がありません。廃インク吸収パッドは本体内蔵で、満杯になった場合は原則としてメーカー修理になります。何年も使い続けたときに、買い替えを迫られるタイミングが早く来る可能性があります。購入時には見えない差ですが、覚えておく価値はあります。

口コミから見えるEP-817Aの実像

※以下は楽天市場レビュー・価格.comクチコミおよび実機レビュー記事を分析した結果です。記事中のワードクラウドは、編集部が読み込んだ口コミの傾向を独自にまとめた要約をもとに言及テーマを集計・可視化したイメージ図で、レビュー原文から自動生成したものではありません。

楽天市場では本体を扱う12ショップに計24件のレビューが付いており、加重平均は4.50でした(2026年8月13日集計)。EP-887Aと比べると口コミの母数が明らかに少なく、購入前に他人の使用感を集めにくい機種です。そのため以下の傾向は、数の多い楽天レビューと、細部まで確認された実機レビューの両方を突き合わせて整理しています。

✅ 購入者が特に評価しているポイント

  • 2万円台半ばで6色染料とディスクレーベル印刷まで手に入る、価格に対する装備の厚さ
  • スマホから直接プリントやコピーができ、前面のUSB端子とSDカードスロットでパソコンなしでも完結する
  • 下位のEP-717Aと比べるとA4カラーコピーが目に見えて速く、同価格帯のなかでは待ち時間が短い

⚠️ 購入前に知っておきたい注意点

  • インクコストの高さが最大の弱点という評価。増量タイプがないため単価を下げる逃げ道がない
  • 液晶はタッチできず、横のボタンをタッチする方式。操作のもたつきとテカリを指摘する声がある
  • 排紙トレイを手で引き出す必要があり、忘れたまま印刷するとエラーになるという不満
口コミワードクラウド:エプソン EP-817A

ネガティブ側の言及が操作まわりに集中しているのが、この機種の特徴です。画質やスキャンの仕上がりへの不満はほとんど出ていません。裏を返せば、操作の手数を許容できる人にとっては、弱点の大半が無効化されるということでもあります。

✅ メリット

  • 印刷エンジンは上位機と共通で、写真の仕上がりに大きな差がない
  • 初期費用が2機種のなかで安い
  • 自動両面印刷・ディスクレーベル印刷・SDカードスロットまで一通り揃う
  • コピー時の消費電力は約17Wで、EP-887Aより低い
  • 白1色のシンプルな見た目で、家具や什器に合わせやすい

⚠️ デメリット

  • 増量インクの設定がなく、1枚あたりのコストを下げる手段がない
  • 液晶が2.7型・非タッチで、操作の手数が増える
  • 排紙トレイが手動。引き出し忘れるとエラーになる
  • A4サイズの写真印刷はEP-887Aより約11秒遅い
  • カード・名刺サイズには印刷できず、リピートコピーにも対応しない
  • スキャン解像度は2,400dpi止まり
  • 廃インクの受け皿がユーザー交換できず、満杯時は修理対応になる
  • 幅390mmとEP-887Aより41mm大きく、使用時の奥行も71mm長い

こんな方にEP-817Aをおすすめします

  • 印刷が年に数十枚程度で止まる方(インク単価の差が本体価格差を追い越しません)
  • 初期費用をできるだけ抑えたい方
  • プリンターを主に自分ひとりで使い、操作に慣れる前提で選べる方

逆に、EP-817Aを選ばないほうがよいのは「年200枚以上プリントする方」と「家族が代わる代わる触る家庭」です。前者はインク代で本体価格の差をすぐに超え、後者は毎回の操作で不満が出ます。この2つに当てはまるなら、2千円台後半を足してEP-887Aにするほうが満足度は高くなります。

エプソン EP-817A

エプソン EP-817A

※価格は変動します。リンク先でご確認ください

EP-887A vs EP-817A スペック比較表

エプソン公式の仕様ページを両機種ぶん取得し、全項目を1行ずつ突き合わせた結果をまとめました。同じ値の行も省かずに載せているので、「どこが同じで、どこが違うのか」を一度に確認できます。

項目 🏆1位
エプソン
EP-887A
AW/AB/AP・上位グレード
🥈2位
エプソン
EP-817A
中位グレード
⚡ 基本性能
発売日 2024年10月18日同日発売 2024年10月18日同日発売
最高解像度 5,760×1,440dpi 5,760×1,440dpi
インク 6色染料・独立型カニ(KNI) 6色染料・独立型カキゴオリ(KAK)
L判写真プリント 約13秒 約13秒
A4写真プリント 約50秒 約1分1秒
スキャン解像度 1,200×4,800dpi 1,200×2,400dpi
💧 ランニングコスト
A4カラー文書1枚 約14.8円増量インク使用時 約21.2円
L判写真1枚(用紙込み) 約26.2円標準インクなら約33.7円 約37.3円
増量インクの設定 ありKNI-6CL-L 等 なし標準容量のみ
メンテナンスボックス EPMB1(自分で交換可) なし廃インク吸収パッド内蔵
🤖 操作・自動化
液晶モニター 4.3型タッチパネル 2.7型(タッチ非対応)画面横のボタンで操作
排紙トレイ 自動オープン 手動で引き出す
半自動画質調整 搭載 搭載
自動両面印刷 標準対応ハガキも対応 標準対応ハガキも対応
🖨 対応用紙・コピー機能
カード・名刺プリント 対応 非対応
リピートコピー 対応 非対応
ディスクレーベル印刷 対応Blu-ray/DVD/CD 対応Blu-ray/DVD/CD
給紙 前面2段+背面手差しA4最大100枚 前面2段+背面手差しA4最大100枚
無線LAN 2.4GHzのみ5GHz非対応 2.4GHzのみ5GHz非対応
📐 本体設計
外形寸法(使用時) 349×527×184mm幅349mm 390×598×196mm幅390mm
質量 約6.7kg 約6.8kg
消費電力(コピー時) 約20W 約17W
カラー展開 白・黒・ピスタチオグリーン3色 白のみ1色
⭐ 総合スコア(10点満点)
印刷品質 8.5 8.0
ランニングコスト 6.5 4.5
操作性 9.0 6.0
機能の幅 8.5 6.5
コストパフォーマンス 7.5 6.5
総合評価 8.0 6.3
👤 おすすめ対象
こんな方に 写真も年賀状もそこそこ刷る/家族で共用する/設置幅を詰めたい 印刷は年に数十枚まで/初期費用をいちばん抑えたい/白で統一したい
💳 価格情報
実勢価格帯 2万円台上位グレード 2万円台中位グレード
🛒 購入リンク
販売ストア 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo!

購入の判断を左右する5つの違い

公式仕様の差分は細かいものまで含めると10項目以上ありますが、買ってから毎日効いてくる差は5つです。順に見ていきます。

違い①:液晶が4.3型タッチか、2.7型ボタン操作か

これが2機種でいちばん体感の大きい差です。EP-887Aは4.3型のワイドタッチパネルで、画面を直接押して操作します。EP-817Aは2.7型で、画面そのものはタッチできません。画面の右横に並ぶボタン群をタッチして操作する方式です。

実機レビューでは、EP-817Aのこの操作方式について手順にまごつく、ボタン面のテカリが気になるという指摘が出ています。慣れれば解決する部分ではありますが、「慣れる人」が家に何人いるかで意味が変わります。自分ひとりで使うなら数日で慣れます。年配の親や子どもが使う家庭では、その都度呼ばれることになります。

また、画面サイズの差は写真プレビューの見やすさに直結します。SDカードから直接印刷する、本体で写真をトリミングするといった使い方をするなら、4.3型のほうが確実に快適です。

違い②:増量インクがあるかないか(=1枚あたりのコスト)

EP-887Aのインクは「カニ(KNI)」で増量タイプが用意されています。EP-817Aは「カキゴオリ(KAK)」で標準容量のみです。この構造差がそのままランニングコストの差になります。

項目 EP-887A EP-817A
A4カラー文書1枚 約14.8円 約21.2円 約6.4円
L判写真1枚(用紙込み) 約26.2円 約37.3円 約11.1円

出典:エプソン公式(EP-887AEP-817A)。EP-887Aの数値は増量インク使用時のものです(標準インクの場合、L判写真は約33.7円になります)。

ここから損益分岐を計算します。本体価格の差を2千円台後半とすると、

💰 本体価格差を取り返せる枚数

  • A4カラー文書だけで刷る場合:差額 ÷ 1枚あたり6.4円 = 約420枚
  • L判写真だけで刷る場合:差額 ÷ 1枚あたり11.1円 = 約240枚

つまり、写真なら約240枚、書類なら約420枚を印刷した時点でEP-887Aのほうが安くなります。年賀状を毎年200枚出す家庭なら、2年目の途中で逆転する計算です。

注意点を2つ添えます。ひとつは、この計算がEP-887Aで増量インクを買い続ける前提であること。もうひとつは、本体価格の差が広がれば分岐点も動くことです。差が5千円まで開けば必要枚数はおよそ2倍になります。購入時点の両機の価格を確認したうえで、この式に当てはめ直してください。

違い③:排紙トレイが自動で開くか、手で引き出すか

EP-887Aは排紙トレイ自動オープンに対応しています。印刷を始めると本体が自分でトレイを開きます。エプソン公式もこの機能を「離れた場所からプリント指示を出したときでも、プリンター近くまで行く必要がない」と説明しています。

EP-817Aにこの機能はありません。手でトレイを引き出す必要があり、忘れたまま印刷を始めるとエラーになります。実機レビューでも不便な点として挙げられていました。スマホから印刷を指示する使い方が主流になった今、この差は思っているより大きく出ます。

違い④:廃インクの受け皿を自分で交換できるか

地味ですが、プリンターの寿命に直結する差です。EP-887Aはメンテナンスボックス(EPMB1)を消耗品として持っています。廃インクが満杯になっても部品を買って自分で交換すれば使い続けられます。

EP-817Aの公式消耗品一覧にメンテナンスボックスの設定はありません。廃インク吸収パッドは本体内蔵で、満杯になった場合は原則としてメーカー修理です。修理費用が本体価格に近づけば、多くの人は買い替えを選ぶことになります。長く使うほど、この差は「あと何年使えるか」の差になります。

違い⑤:本体サイズは上位機のほうが小さい

直感に反しますが、幅も奥行もEP-887Aのほうが小さいです。収納時でEP-887Aが349mm、EP-817Aが390mm。その差は41mmあります。使用時の奥行はEP-887Aが527mm、EP-817Aが598mmで、71mmの差です。

EP-817Aの公式ページには「置く場所を選ばないコンパクトなボディー」と書かれていますが、これは従来モデルとの比較であって、EP-887Aより小さいという意味ではありません。棚やデスクに置く予定で幅に余裕がないなら、選ぶべきはEP-887Aです。この点は仕様表を開かないと気づけないため、意外な判断材料になります。

そのほかの細かい差(判断を左右するほどではないもの)

  • A4写真の印刷速度:EP-887A 約50秒/EP-817A 約1分1秒。L判はどちらも約13秒で同じです
  • スキャン解像度:EP-887A 1,200×4,800dpi/EP-817A 1,200×2,400dpi。書類やL判写真の取り込みでは差が出ません
  • 対応用紙:EP-887Aはカード・名刺サイズに印刷できます。EP-817Aは非対応です
  • コピーレイアウト:EP-887Aはリピートコピーに対応します
  • 消費電力(コピー時):EP-817A 約17W/EP-887A 約20W。ここだけEP-817Aが有利ですが、年間の電気代では数十円規模です
  • カラー展開:EP-887Aは白・黒・ピスタチオグリーンの3色、EP-817Aは白のみです

🤝 逆に、ここは共通です(どちらを選んでも変わらない点)

  • 発売日はどちらも2024年10月18日。世代差はありません
  • 最高解像度5,760×1,440dpi・6色染料の独立インクという印刷エンジンの中核
  • L判写真1枚あたり約13秒という印刷速度
  • 自動両面印刷を標準装備(ハガキの自動両面にも対応)
  • ディスクレーベル印刷(Blu-ray/DVD/CD・12cmメディア)
  • 給紙は前面2段カセット(A4最大100枚)+背面手差し1枚(最大紙厚0.6mm)
  • SDカードスロットと前面USB端子。パソコンなしで印刷もスキャンもできます
  • 2024年モデルの新機能「かんたん画質調整機能」(調整パターンを1枚印刷してスキャナーに読み込ませるとプリンターが自動で画質調整)
  • スキャナー部はどちらもCIS方式のA4サイズ、コピーの倍率設定・濃度調整の仕様も同じ
  • Wi-Fiは2.4GHz帯のみ(どちらも5GHz非対応)
  • 黒インクが染料のため、文書の黒は水に濡れるとにじみます

共通項目を見て分かるとおり、この2台は「写真の出来映え」で選ぶ比較ではありません。印刷の中身は同じで、違うのは操作の快適さとインクの単価です。そこを2千円台後半で買うかどうか、という判断になります。

どれを選ぶべき?——状況別おすすめガイド

ここまでの内容を、実際の使い方に落とし込みます。自分に近いものを探してください。

年賀状を100枚以上刷る、写真の焼き増しもする方に

EP-887Aです。L判写真1枚あたりのコスト差は約11.1円。年賀状シーズンに200枚刷るだけで、本体価格の差をほぼ使い切ります。写真の焼き増しも加われば、初年度で完全に逆転します。加えて、大量に刷るときほど排紙トレイの自動オープンと大きい画面が効いてきます。

家族みんなで1台を共用する方に

EP-887Aです。プリンターの不満は「使い方が分からない」から生まれます。4.3型のタッチパネルは、スマホを触れる人ならほぼ説明なしで扱えます。EP-817Aの「画面横のボタンをタッチする」方式は、慣れれば問題ありませんが、慣れる前に呼ばれる回数が確実に増えます。設定を頼まれる側の負担を減らしたいなら、ここに2千円台後半を払う価値があります。

棚の上・デスクの上など、置き幅が決まっている方に

EP-887Aです。幅349mmと390mmの41mm差は、収納家具に入れる場合には決定的になります。使用時の奥行も71mm違うので、壁付けで使う予定なら実際に測ってから決めてください。「上位機のほうが大きいはず」という思い込みで選ぶと、届いてから置けないという事態になりかねません。

印刷は年に数十枚。とにかく安く済ませたい方に

EP-817Aで問題ありません。年間50枚程度の印刷なら、インクコストの差は年間で数百円です。本体価格の差を取り返すのに何年もかかるため、初期費用の安いほうが合理的です。印刷エンジンは上位機と共通なので、仕上がりで後悔することもありません。操作の手数は、自分ひとりで使うなら1週間で慣れます。

エプソン EP-817A

エプソン EP-817A(初期費用を抑えたい方に)

※価格は変動します。リンク先でご確認ください

役所の書類や参考書のコピーが中心の方に

この2機種はどちらも向きません。EP-887AもEP-817Aも黒が染料インクなので、文書の黒がくっきり締まらず、水に濡れるとにじみます。宛名印刷やマーカーを引く教材コピーが主用途なら、顔料黒を搭載した機種を選んでください。写真と文字のどちらを取るかで迷っている方は、キヤノンTS8930とエプソンEP-887Aの違い6つ|写真派か文字派どっち?で両方式の差を詳しく解説しています。写真は年に数枚という方が「6色だからきれい」という理由でこのシリーズを選ぶと、いちばん使う用途で不満が残ります。

迷ったときの判断——編集部の考え

正直に書くと、今の価格差ではEP-817Aを積極的に推す理由が見つけにくい状況です。スコアも5軸すべてでEP-887Aが上回りました。差額2千円台後半で、液晶・インク単価・排紙トレイ・廃インクの受け皿・本体サイズがすべて改善されるからです。

それでもEP-817Aを2位として残しているのは、この評価が価格差に完全に依存しているからです。EP-887Aは3色展開でカラーによって価格が違い、時期によっては差が5千円以上に開きます。その水準になると、印刷枚数の少ない人にとっては損益分岐が遠のき、EP-817Aが正解に変わります。買う直前に両方の価格を見て、差額が3千円以内ならEP-887A、5千円以上でかつ印刷が年100枚未満ならEP-817A——この線引きが実用的です。

よくある質問(FAQ)

Q. EP-887AとEP-817Aは新旧モデルの関係ですか?

A. 違います。どちらも2024年10月18日に発売された同世代のモデルで、EP-887Aが上位グレード、EP-817Aが中位グレードという関係です。同じ日に下位のEP-717Aも発売されています。型番の数字は発売時期ではなくグレードを表しています。

Q. EP-817AにEP-887A用のインクは使えますか?

A. 使えません。EP-887Aは「カニ(KNI)」、EP-817Aは「カキゴオリ(KAK)」で、インクの型番が異なります。またEP-886Aまでの「カメ(KAM)」もEP-887Aには使えないため、買い替え時に予備インクを引き継ぐことはできません。

Q. 写真の画質に差はありますか?

A. 印刷エンジンは共通で、最高解像度5,760×1,440dpi・6色染料の独立インクという構成も同じです。L判写真の印刷速度もどちらも約13秒です。実機レビューでは、EP-817Aのほうが人物の肌がやや黄色寄りに出るという指摘がありますが、並べて比較しなければ気づきにくい差です。A4サイズの写真印刷はEP-887Aが約50秒、EP-817Aが約1分1秒で、こちらは待ち時間として体感できます。

Q. EP-887Aの後継機は出ていますか?

A. 2026年8月時点で後継機は発表されていません。EP-887Aは2024年10月発売のまま現行モデルとして販売が続いており、エプソン公式のカラリオ複合機ラインナップにも掲載されています。発売から時間が経って価格がこなれているため、今が買いやすい時期です。

Q. 型落ちのEP-886AやEP-816Aを狙うほうが安いですか?

A. 現状では安くなりません。EP-886Aは楽天市場で3万6千円台から、EP-816AはAmazonで3万円台前半と、どちらも現行のEP-887A・EP-817Aより高い価格で残っています。生産終了品は安い出品から順に売れて最後に高い出品だけが残るため、型落ち狙いが得になる時期はすでに過ぎています。

Q. 5GHzのWi-Fiにつなげますか?

A. どちらも2.4GHz帯のみの対応で、5GHz帯には接続できません。スマホが5GHz帯につながっている状態で初期設定を始めると、プリンターが見つからずSSIDの手入力が必要になることがあります。設定時だけスマホを2.4GHz帯に切り替えると解決します。接続後の印刷は5GHz接続のままでも、ルーターの設定に問題がなければ利用できます。

Q. 廃インクが満杯になったらどうなりますか?

A. EP-887Aはメンテナンスボックス(EPMB1)を交換すれば使い続けられます。EP-817Aは廃インク吸収パッドが本体内蔵で交換部品の設定がないため、満杯になった場合は原則としてメーカー修理になります。長く使う予定なら、この違いは覚えておいてください。

Q. パソコンなしでも使えますか?

A. どちらも使えます。2機種とも前面にUSB端子とSDカードスロットを備えており、メモリーカードから直接印刷したり、スキャンしたデータをUSBメモリーへ保存したりできます。スマホからはEpson Smart Panelアプリで印刷・コピー・スキャンが操作できます。なお、パソコンとUSBケーブルで有線接続する場合、ケーブルは同梱されていないため別途用意が必要です。

Bell

Bell

だいぶ整理できた。僕は年賀状と、たまに子どもの写真を刷るくらい。2千7百円ほどの差なら887Aかな。

Kura

Kura

その使い方なら賛成。ただ一点だけ言っておくと、Bellが本当に困ってるのは書類の黒がぼやけることじゃなかった?前にそう言ってたよね。

Bell

Bell

……言った。染料6色だと、そこは887Aにしても直らないってことか。

Kura

Kura

直らない。写真を取るか、黒文字を取るかは別の分かれ道なんだ。そこだけはもう一度考えてから決めてほしいな。

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まとめ

EP-887AとEP-817Aの比較を、要点だけ振り返ります。

  • 2台は同じ2024年10月18日発売の同世代機。新旧ではなく上位グレードと中位グレードの関係です
  • 印刷エンジンは共通。解像度・インク構成・L判の印刷速度・自動両面・レーベル印刷まで同じです
  • 違いは操作の快適さとインクの単価。4.3型タッチパネル、排紙トレイ自動オープン、増量インクの選択肢、メンテナンスボックス、そして本体幅41mm——この5点がEP-887Aの上乗せ分です
  • 2026年8月時点の実売差は2千円台後半。L判写真なら約240枚、A4カラー文書なら約420枚でこの差は取り返せます
  • どちらも黒は染料インク。文書の黒をくっきり出したい方は、このシリーズではなく顔料黒搭載機を検討してください

プリンターは一度置いたら5年、7年と付き合う道具です。半年後に毎日ストレスなく使っている姿を想像できるほうを選んでください。

エプソン EP-887A

🏆 エプソン EP-887A(総合評価8.0)

※価格は変動します。リンク先でご確認ください

エプソン EP-817A

🥈 エプソン EP-817A(総合評価6.3)

※価格は変動します。リンク先でご確認ください

免責事項

本記事の価格・在庫・仕様は2026年8月13日時点の情報です。価格は変動しますので、購入前に必ずリンク先でご確認ください。スペックはメーカー公式サイトの掲載値を参照しています。スコアおよび評価は編集部が公開情報をもとに独自に採点したもので、メーカーの見解を示すものではありません。口コミの傾向は楽天市場レビュー・価格.comクチコミおよび実機レビュー記事を編集部が読み込み、要約したうえで記載しています。レビュー原文の転載・個別の再構成は行っていません。

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この記事を書いた人

スペック表を眺めるのが至福の時間という生粋の家電オタク。
「好き」が高じて大手メーカーの商品企画職へ。その後、米国大学院でデータサイエンスを学び、現在は機械学習エンジニアとして活動中。
メーカーの「裏側」とデータの「事実」を掛け合わせ、あなたにぴったりの一台を提案します。

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