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同じ2畳サイズ、同じ定格500W、同じ最高表面温度45℃。アイリスオーヤマのホットカーペットには、カタログ上の数値がほぼ一致するのに実売価格が異なるモデルが並んでいます。IHC-20-HとHCM-T1818-Hのことです。スペック表だけを見比べても差が出てこないため、「安い方でいいのでは」と判断してしまいがちですが、この2機種を分けているのは室温センサーの有無で、実際に電気を使う量は使い方によって変わってきます。アイリスオーヤマのホットカーペットは大きく4つの系統に分かれており、それぞれ「何にお金を払うか」がはっきり違います。この記事では、楽天市場・Amazonで新品を買える主要モデルを系統ごとに整理し、部屋の広さ・カバーの要否・電気代の3点から、あなたの部屋に合う1枚を絞り込めるようにまとめました。
Bell
ねえKura、アイリスのホットカーペットって型番がIHCとHCMとPHCで分かれてるでしょ。僕、去年カバーを買い忘れて本体だけ届いて、そのまま一週間くらい床に放置しちゃったんだよね……。
Kura
それ、この記事で一番先に言っておきたい話なんだ。IHCとHCM-Tはカバー別売で、しかもカバーを敷かずに使うのは取扱説明書で禁止されてる。逆に木目調のHCM-FLとラグ一体型のPHCはカバーがいらない。系統の違いって「機能の差」より先に「買い足しが要るかどうか」の差なんだよ。
Bell
えっ、本体の値段だけ見て比べてたら意味なかったってこと!?
Kura
意味がないとまでは言わないよ。ただ、総額で並べ替えると順番が入れ替わることはある。今日はそこも含めて、サイズ・カバー・電気代の3つで整理していこう。
✅ この記事でわかること
- IHC・HCM-T・HCM-FL・PHCの4系統が何で分かれているのか
- カバーが別売のモデルと、カバーなしでそのまま使えるモデルの見分け方
- 1畳・1.5畳・2畳・3畳の実寸と、部屋に対する敷き方の目安
- サイズごとの電気代の目安(弱/強)と、暖房面積切替で減らせる分
- 室温センサー付きのHCM-Tが、同寸法のIHCと何を変えているのか
- ラグ一体型PHC-CR20Aが引き受けているものと、引き換えに諦めているもの
- 型番の数字の読み方と、シーズン終盤に型落ちを狙うときの注意点
【結論】迷ったらコレ!タイプ別おすすめ4選
先に結論をお伝えします。主要モデルを「サイズ・カバーの要否・実勢価格」の3軸で並べ直すと、選びやすいのは次の4モデルです。ここに入らなかった機種にも役割はありますが、最初の1枚として名前が挙がりやすいのはこの4つになります。理由は本文で1機種ずつ説明します。
| こんな方に | おすすめ機種 | 実勢価格帯 | 購入リンク |
|---|---|---|---|
| バランス重視・迷ったらこれ |
🏆 アイリスオーヤマ HCM-T1818-H 2畳・室温センサー付き |
9千円台 |
🛒 楽天 📦 Amazon 🛍 Yahoo! |
| とにかく安く、ひとり分だけ暖めたい |
🥈 アイリスオーヤマ IHC-10-H 1畳・176×88cm |
5千円台 |
🛒 楽天 📦 Amazon 🛍 Yahoo! |
| ラグを別に買い足したくない |
🥉 アイリスオーヤマ PHC-CR20A 2畳・ラグ一体型 |
1万円台 |
🛒 楽天 📦 Amazon 🛍 Yahoo! |
| 水拭きして清潔に使いたい |
アイリスオーヤマ HCM-1809FL-M 88×176cm・木目調 |
9千円台 |
🛒 楽天 📦 Amazon 🛍 Yahoo! |
※価格は変動します。リンク先で最新価格をご確認ください。
アイリスオーヤマのホットカーペットの特徴と選び方のポイント
アイリスオーヤマが得意にしていること
アイリスオーヤマのホットカーペットは、主要モデルの実勢価格が1万円台前半までにおさまります。暖房器具としては珍しく、本体価格でつまずくことがほとんどないカテゴリです。そのうえで、機能を単純に削って安くしているわけではなく、ダニ退治機能・暖房面積切替・6時間切タイマーといった、冬に実際に使う機能はきちんと配分されています。
特徴的なのは、「省エネの作り方」を2種類も持っていることです。ひとつはHCM-Tシリーズの室温センサー。部屋が暖まってきたら表面温度を自動で下げて、必要以上に加熱しない方向でムダを削ります。もうひとつがPHC-CR20Aのラグ一体型構造で、こちらは厚さ30mmのウレタンを下に敷いて床へ逃げる熱そのものを減らします。同じ「省エネ」でも入口がまったく違うため、部屋の条件によって効く方が変わります。
一方で弱い部分もはっきりしています。カバーと本体をセットにした完成品の展開が薄く、標準的なIHC・HCM-Tシリーズは本体だけの販売です。取扱説明書でも「必ず市販のホットカーペット用カバーを掛けて使用する」ことが安全上の注意として明記されており、カバーなしで使うことは想定されていません。本体が安く見えても、カバー込みの総額で他社の一体型と並べ直すと差が縮むことは知っておいてください。
選ぶときの3つのチェックポイント
①「何人ぶんの足元を暖めるか」でサイズを決める
アイリスオーヤマのサイズ展開は1畳(176×88cm)・1.5畳(180×126cm)・2畳(176×176cm)・3畳(195×235cm)です。1畳は細長く、テーブルの下やデスク前に敷いてひとりが座るのにちょうど良い形です。寝転がりたいなら1.5畳から。ソファの前を家族で使うなら2畳、リビングの中央をまるごと暖めるなら3畳が目安になります。部屋の畳数ではなく「実際に人が座る面積」で選ぶと外しません。
② カバーが要るかどうかを先に決める
IHC・HCM-Tシリーズはカバー別売です。木目調のHCM-FLシリーズとラグ一体型のPHC-CR20Aは、そのまま床に敷いて使えます。前者は本体価格が安い代わりにカバー代が乗り、後者は本体価格が高い代わりに買い足しが要りません。この一点で総額の順位は入れ替わります。
③ 電気代は「サイズ」と「暖房面積切替」で決まる
1時間あたりの電気代は、公称の消費電力量に単価31円/kWhを掛けると、1畳で強3.0〜4.2円、2畳で強10.0円前後、3畳で強13.1円前後になります。サイズがひとつ上がるごとに明確に増える一方、2畳以上のモデルには暖房面積切替(全面/左/右)があり、半分だけ使えばその分だけ消費が減ります。「大きめを買って半分で使う」という選び方が成立するのは、この機能があるからです。
ラインナップ体系の読み方と型落ちを狙うポイント
アイリスオーヤマの型番は、発売年を表すアルファベットを使っていません。代わりに数字がそのままサイズを示します。IHC-10・15・20・30の数字は畳数を表します(10=1畳、15=1.5畳、20=2畳、30=3畳)。一方、HCM-T1818・T2420やHCM-1809FL・1105FLの数字は実寸に由来します(順に176×176cm、195×235cm、88×176cm、45×110cm)。頭のアルファベットが系統で、HCM-Tの「T」は室温センサー付き、「FL」はフローリング調、PHCはラ・クッションのラグ一体型です。この読み方さえ覚えておけば、店頭やECの型番の羅列からでも、サイズと系統を即座に見分けられます。
型落ちを狙うなら、シーズンが終わりに近づく2〜3月が現実的なねらい目です。この時期は在庫整理が始まり、実勢価格が下がることがあります。ただしアイリスオーヤマのホットカーペットはモデルチェンジの周期が長く、家電量販店で毎年新型に置き換わるタイプの商品ではありません。「新型を待って旧型を安く買う」という他カテゴリの戦法は当てはまりにくいと考えてください。むしろ狙い目は、系統の中で立ち位置が重なっているモデルです。たとえばHCM-1105FL-Mのような小型モデルは需要期を外すと流通量が細り、在庫が残っている店舗と切れている店舗の価格差が開きます。
購入時は、中古やリユース品ではなく新品在庫のある正規の販売ルートから買うのが鉄則です。ホットカーペットは内部にヒーター線を通した製品で、折り目や圧迫の履歴が見た目からは判断できません。保証・修理サポートの期間はメーカーごとに異なるため、長く使いたいなら購入前にメーカー公式で確認しておくと安心です。
全モデル比較一覧表
まず、主要モデルが価格と暖房面の広さのどこに位置しているかを俯瞰します。基本的には右に行くほど価格が上がり、上に行くほど暖房面が広くなります。注目してほしいのは、同じ高さ(同じ広さ)にありながら横位置が違う組み合わせです。そこが「面積以外の何かにお金を払っている」ポイントになります。

2畳クラスを見ると、IHC-20-H・HCM-T1818-H・PHC-CR20A-Hの3機種が横に並びます。左からベーシック、室温センサー付き、ラグ一体型の順で、右に行くほど「本体以外の価値」が乗っている構図です。逆に木目調のHCM-1809FL-Mは、暖房面の広さが1畳クラスなのに横位置は2畳の標準機と同じあたりにあります。ここで払っているのはカバー不要という手間の削減で、面積ではありません。
続いて、全モデルのスペックを一覧にまとめます。電気代は各モデルの公称消費電力量に単価31円/kWhを掛けて編集部が試算した値です(メーカー公式の表記は27円/kWh基準のものが混在するため、比較しやすいように統一しました)。
| モデル | 価格帯 | 主要スペック | 主な特徴 | 購入リンク |
|---|---|---|---|---|
| 💰 5千〜7千円台(ひとり分・足元用) | ||||
IHCベーシック |
5千円台 | サイズ: 176×88cm定格消費電力: 200W温度調節: 無段階(中・強)電気代/時(強): 強4.2円切タイマー: なしダニ退治: あり | 最小構成。タイマーと面積切替は非搭載 | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
IHCベーシック |
6千円台 | サイズ: 180×126cm定格消費電力: 370W温度調節: 無段階(中・強)電気代/時(強): 強6.9円切タイマー: 6時間ダニ退治: あり | 寝転べる1.5畳。6時間切タイマー搭載 | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
HCM-FL 木目調 |
7千円台 | サイズ: 45×110cm定格消費電力: 72W温度調節: 2段階電気代/時(強): 強2.0円切タイマー: なしダニ退治: なし | キッチン・デスク下向けの木目調ミニ | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
| 🏠 9千円台(リビングの主力2畳クラス) | ||||
IHCベーシック |
9千円台 | サイズ: 176×176cm定格消費電力: 500W温度調節: 無段階(中・強)電気代/時(強): 強10.0円切タイマー: 6時間ダニ退治: あり | 2畳の標準機。面積切替と切タイマー搭載 | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
HCM-FL 木目調 |
9千円台 | サイズ: 88×176cm定格消費電力: 200W温度調節: 5段階電気代/時(強): 強6.1円切タイマー: なしダニ退治: あり | カバー不要の木目調。水拭きできる | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
HCM-T 室温センサー |
9千円台 | サイズ: 176×176cm定格消費電力: 500W温度調節: 無段階(最大45℃)電気代/時(強): 強10.0円切タイマー: 6時間ダニ退治: あり | IHC-20に室温センサーを足した上位 | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
| 👑 1万円台(広さ・快適性に振る上位) | ||||
PHC ラ・クッション |
1万円台 | サイズ: 182×182cm(本体186×183cm)定格消費電力: 530W温度調節: 無段階(弱・強)電気代/時(強): 強7.9円切タイマー: 6時間ダニ退治: なし | ラグ一体型。ウレタン30mmで断熱・遮音 | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
IHCベーシック |
1万円台 | サイズ: 195×235cm定格消費電力: 740W温度調節: 無段階(中・強)電気代/時(強): 強13.1円切タイマー: 6時間ダニ退治: あり | 3畳の標準機。リビング全面をカバー | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
HCM-T 室温センサー |
1万円台 | サイズ: 195×235cm定格消費電力: 740W温度調節: 無段階(最大45℃)電気代/時(強): 強13.1円切タイマー: 6時間ダニ退治: あり | 3畳+室温センサーの最上位 | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
※消費電力量・表面温度は日本電機工業会基準にもとづく公称値です(室温15℃で畳の上に広げ5時間通電したときの平均値)。実際の数値は使用環境によって変わります。
【予算・目的別】各モデルの詳細解説
💰 5千〜7千円台(ひとり分・足元用)
まずは、ひとり分の足元をピンポイントで暖める価格帯です。この帯の3機種はいずれも定格が小さく、電気代の負担が軽いのが共通点。ただし機能はかなり削られており、切タイマーと暖房面積切替の有無がモデルごとに違います。「安いから機能が同じ」ではない点に注意してください。
IHC-10-H(1畳・176×88cm)
ラインナップの最小・最安モデルです。176×88cmという細長い形は、ローテーブルの下やデスクの前にちょうど収まります。定格200Wで、強にしても1時間あたりの電気代は約4.2円(31円/kWh換算)。温度調節はつまみを回すだけの無段階式で、ダニ退治機能も備えます。ただし6時間切タイマーと暖房面積切替はどちらも非搭載で、これはサイズの都合ではなく1畳モデルだけの割り切りです。カバーは別売です。
💬 楽天市場では479件の評価が集まり平均4.35。足元さえ暖まれば日中はエアコンを使わずに済むという使い方の声が目立ち、生地の質感については価格なりと受け止める意見も見られます。
👉 ひとり分の足元を最小コストで暖める用途の定番。切り忘れを機械に止めてほしいなら、次のIHC-15-H以上を選んでください。
IHC-15-H(1.5畳・180×126cm)
1畳では窮屈で2畳ほどは要らない、という隙間を埋めるサイズです。180×126cmあるので、寝転がって背中まで乗せられるのはここからになります。定格370W、強で1時間あたり約6.9円。6時間切タイマーが付くのもこのサイズからで、うたた寝しても電源が自動で切れます。暖房面積切替はまだ搭載されていないため、常に全面が暖まります。
💬 楽天市場ではこのモデル単体の評価件数がほとんど積み上がっておらず、口コミの傾向を語れる状態にありません。判断材料は同シリーズ共通の仕様と、上下のサイズの評価になります。
👉 ごろ寝したい人と、切り忘れが心配な人。この2つが重なるなら1.5畳が実質の下限サイズです。
HCM-1105FL-M(45×110cm・木目調ミニ)
キッチンの立ち位置やデスクの足元だけを狙い撃ちする、45×110cmの細長い木目調モデルです。表面がポリ塩化ビニルではっ水加工されているため、カバーを敷かずにそのまま床に置け、汚れたら水拭きできます。定格72Wと圧倒的に小さく、強でも1時間あたり約2.0円。狭い面積で体感を確保するため表面温度は強で約48℃と他モデルより高めに設定されています。温度調節は弱・強の2段階、ダニ退治機能はありません。
💬 楽天市場では評価件数がまとまっておらず、傾向を語れる母数がありません。なお同じ木目調シリーズのHCM-1809FL-Mには137件の評価があり、拭き掃除のしやすさが繰り返し挙がっています。
👉 部屋を暖める製品ではありません。立ち仕事の足元とデスク下に用途を限るなら、この小ささと安さは他で代えが利きません。
📖 あわせて読みたい
🏠 9千円台(リビングの主力2畳クラス)
ここがアイリスオーヤマのホットカーペットの主戦場です。実勢価格がほとんど並んでいるにもかかわらず、暖房面の広さも機能もばらばらで、3機種はまったく別の性格をしています。価格で選べないぶん、用途で選ぶしかない価格帯です。
IHC-20-H(2畳・176×176cm)
176×176cmの正方形で、2〜3人掛けソファの前やダイニングの足元をカバーできる標準機です。定格500W、強で1時間あたり約10.0円。2畳から暖房面積切替(全面/左/右)が加わり、ひとりで使う日は半分だけ通電して消費を抑えられます。6時間切タイマーとダニ退治機能も搭載し、こたつとの併用も取扱説明書で認められています(こたつは中央に置き、こたつ側の温度は弱〜中で使う条件付きです)。カバーは別売です。
💬 楽天市場ではこのモデルの評価件数が積み上がっていません。同じIHCシリーズの1畳モデルには479件の評価が集まっており、暖まり方と操作の簡単さに関する評価はシリーズを通じて安定しています。
👉 2畳クラスの基準点。同じ価格帯のまま室温センサー付きのHCM-T1818-Hに手が届いてしまうため、価格だけで選ぼうとすると後述の比較で迷うことになります。
HCM-1809FL-M(88×176cm・木目調)
1畳サイズの暖房面を、カバー不要の木目調に置き換えたモデルです。表面がポリ塩化ビニルではっ水加工されているので、飲みものをこぼしても拭き取るだけで済みます。定格200Wは1畳のIHC-10-Hと同じですが、消費電力量は強で約195.5Wh(約6.1円)とやや大きめで、これは表面素材の違いによるものです。温度調節は5段階と細かく、ダニ退治機能も搭載。切タイマーと暖房面積切替はありません。
💬 楽天市場では137件の評価が集まり平均4.46。弱でも十分に暖かいという感想と、ペットがいても拭けるので清潔に保てるという使い方が繰り返し挙がっています。テーブルなど重い物を置ける耐圧性を求める声も一部にあります。
👉 ラグを敷きたくない部屋、こぼす前提の場所ならこれ一択。ただし暖房面は1畳ぶんなので、家族で囲む用途には足りません。
HCM-T1818-H(2畳・室温センサー付き)
IHC-20-Hと寸法(176×176cm)も定格(500W)も同じで、室温センサーが加わった上位モデルです。部屋の温度が約20℃以上になると表面温度を自動で低めに抑え、暖まりすぎを防ぎます。カタログ上の消費電力量は弱215Wh・強324WhとIHC-20-Hと同値で、センサーの効果は数値表に出てきません。効くのは「エアコンと併用して部屋が暖まったあと」で、そこから先の無駄を削る仕組みだからです。暖房面積切替・6時間切タイマー・ダニ退治は同様に搭載します。
💬 楽天市場では評価件数がまとまっておらず、センサーの体感差を口コミから読み取れる状態ではありません。この機種は仕様の理解で選ぶモデルです。
👉 エアコンやこたつと併用する家庭ならこれ。逆にホットカーペット単独で暖を取る部屋では、センサーが働く場面が少なくIHC-20-Hで十分です。
この3機種のうち、IHC-20-HとHCM-T1818-Hをどちらを上に置くかは最後まで迷いました。カタログの数字は寸法・定格・消費電力量・表面温度まで完全に同じで、比較表の上では差が出ないからです。それでもHCM-T1818-Hを上に置いたのは、日本の住宅でホットカーペットが単独で使われる場面が少ないからでした。エアコンやこたつと併用すれば部屋の温度は20℃を超え、そこからはセンサーが働く時間帯になります。差額はわずかで、外れたときの損も小さい。逆に、脱衣所や寝室のように室温が上がりきらない場所で使うなら、この判断は当てはまりません。ここは好みではなく、置く部屋で決まります。
👑 1万円台(広さ・快適性に振る上位)
1万円を超える帯は、「広さを買う」か「快適性を買う」かの二択になります。3畳の2機種は面積に、ラグ一体型のPHC-CR20Aは敷き心地と断熱に振っており、同じ予算でも手に入るものがまるで違います。
PHC-CR20A(2畳・ラ・クッション ラグ一体型)
182×182cmのラグとヒーターを一体化した、系統の中で最も新しいモデルです。厚さ30mmのウレタンを内蔵し、床へ逃げる熱を減らします。メーカーは従来品IHC-20-Hとの比較で消費電力量が約254Whに下がり、電気代を約21%削減できるとしています。暖房面積切替・6時間切タイマー・微はっ水・すべり止めを備え、遮音等級ΔLL(I)-9の防音性も第三者機関で検査済み。質量は約5.1kgあります。ダニ退治機能はなく、水洗いもできません。表面温度も強で約38℃±5と、他モデルの45℃より低めです。
💬 楽天市場では19件の評価で平均4.31。ラグと別々に買うより安く済んだという受け止めがある一方、暖房面の切替スイッチの表示がわかりにくいという指摘も出ています。
👉 ラグ代とカバーの手間をまとめて引き受けてくれるモデル。ただし丸洗いできないので、小さな子どもやペットが頻繁に汚す家庭には向きません。
IHC-30-H(3畳・195×235cm)
195×235cmとかなり大判で、リビングの中央をまるごと覆えるサイズです。定格740W、強で1時間あたり約13.1円と、ラインナップで最も電気を使います。ただし暖房面積切替があるため、人がいない側を切れば実質2畳ぶん以下の消費に落とせます。6時間切タイマー・ダニ退治機能も搭載。カバーは別売で、3畳サイズのカバーは本体と同等の価格になることもあるため、総額の見積もりは早めにしておくのが無難です。
💬 楽天市場ではこのモデルの評価件数が積み上がっていません。シリーズ共通の構造なので、暖まり方や操作性の評価は他サイズから類推することになります。
👉 3畳が要る家庭で、価格を最優先するならこれ。センサーが要らないと言い切れる場合に限って、上位のHCM-T2420-Hより先に検討する価値があります。
HCM-T2420-H(3畳・室温センサー付き)
3畳サイズに室温センサーを載せた、ラインナップの最上位にあたるモデルです。寸法195×235cm・定格740WはIHC-30-Hと共通で、室温が約20℃を超えると表面温度を自動で下げます。暖房面積切替・6時間切タイマー・ダニ退治も一通り揃っており、機能面で欠けているところがありません。電気代は強で1時間あたり約13.1円と大きいぶん、センサーによる抑制が効いたときの削減量も最も大きくなります。カバーは別売です。
💬 楽天市場では評価件数がまとまっておらず、口コミからの判断はできません。3畳+センサーという組み合わせ自体が選択肢の少ない構成です。
👉 広い面積を長時間つけっぱなしにする家庭ほど、センサーの差額を回収しやすくなります。短時間しか使わないなら、この価格差は活きません。
Bell
僕は木目のやつがいいな。飲みものこぼしても拭けるし、カバーの洗濯って結構めんどくさいんだよね。去年は乾かすのに二日かかったし。
Kura
その選び方は理にかなってる。ただ木目のHCM-1809FL-Mは暖房面が1畳ぶんだから、友達が来て二人で座ると片方がはみ出るよ。それは覚悟しておいて。
Bell
うっ、それは困る。……えー、じゃあ2畳にすべきなのかな。決められなくなってきた。
Kura
一年に何回その状況になるかで決めればいいよ。あと、どれを買っても保管のときは折り目をつけないこと。取扱説明書でも、しわや折り目がついたまま使うのは禁止されてる。中のヒーター線が傷むからね。畳んでしまうんじゃなくて、巻いて立てておくのが正解。
よくある質問(FAQ)
Q. アイリスオーヤマのホットカーペットでおすすめはどれですか?
用途で分かれます。エアコンやこたつと併用してリビングで使うならHCM-T1818-H(2畳・室温センサー付き)、ひとり分の足元だけならIHC-10-H(1畳)、ラグを別に買いたくないならPHC-CR20A(ラグ一体型)が候補になります。「どの家庭にも合う1台」は存在しないカテゴリで、暖める面積とカバーの要否を先に決めると絞り込みが早く進みます。
Q. IHCシリーズとHCM-Tシリーズの違いは何ですか?
室温センサーの有無です。IHC-20-HとHCM-T1818-Hは寸法(176×176cm)も定格消費電力(500W)も公称消費電力量も同じで、HCM-Tには室温が約20℃以上になると表面温度を自動で低めに抑える制御が加わります。カタログの数値には表れないため、比較表だけを見ると差がないように見えます。またIHCは1畳から3畳まで4サイズ、HCM-Tは2畳と3畳の2サイズという展開の違いもあります。
Q. カバーは必ず必要ですか?
IHCシリーズとHCM-Tシリーズには必要です。取扱説明書の安全上の注意に「必ず市販のホットカーペット用カバーを掛けて使用する」と明記されており、何も敷かずに使うと低温やけどのおそれがあります。一方、木目調のHCM-1809FL-M・HCM-1105FL-Mと、ラグ一体型のPHC-CR20Aはカバーなしでそのまま使えます。本体価格を比べるときは、この差を総額に含めて考えてください。
Q. 電気代はどれくらいかかりますか?
1時間あたりの目安は、公称の消費電力量に単価31円/kWhを掛けると、1畳のIHC-10-Hで中3.0円・強4.2円、2畳のIHC-20-Hで弱6.7円・強10.0円、3畳のIHC-30-Hで弱7.6円・強13.1円です。木目調のHCM-1105FL-Mは強でも約2.0円と最小になります。2畳以上のモデルは暖房面積切替で半分だけ通電できるため、実使用ではこれより下がる場面が多くなります。
Q. こたつと一緒に使えますか?
使えます。IHCシリーズの取扱説明書には併用時の手順が記載されており、こたつをホットカーペットの中央に置くこと、こたつ側の温度調節は弱〜中で使うこと、こたつのコントローラーをホットカーペットの上に置かないことが条件です。あわせて、こたつとホットカーペットの消費電力の合計がコンセントの定格を超えないよう注意してください。春先や秋口はホットカーペットだけで足りることも多くあります。
Q. 本体は洗えますか?
洗えません。どのモデルも水洗い・クリーニングはできない仕様です。IHC・HCM-Tシリーズは上に掛けたカバーを洗って清潔を保つ設計で、木目調のHCM-FLシリーズとPHC-CR20Aは、はっ水加工を活かして固く絞った布で拭き取ります。汚れが落ちにくいときは薄めた台所用中性洗剤を含ませた布で拭き、洗剤分が残らないよう水拭きしてから乾かしてください。
まとめ
アイリスオーヤマのホットカーペットは、系統ごとに「どこにお金を払うか」がはっきり分かれています。典型的な3パターンで整理すると、次のようになります。
- エアコンやこたつと併用してリビングで使う → HCM-T1818-H(2畳・室温センサー付き)。部屋が暖まったあとの無駄を削る仕組みが、併用環境でこそ働きます
- ひとり分の足元だけを最小コストで暖めたい → IHC-10-H(1畳)。切タイマーがない点だけ承知しておけば、価格と使い勝手の釣り合いが最も良いモデルです
- ラグを買い足したくない・拭いて済ませたい → PHC-CR20A(ラグ一体型)またはHCM-1809FL-M(木目調)。前者は敷き心地と断熱、後者は手入れの軽さに寄っています
選ぶ順番としては、①暖める面積 → ②カバーを買うかどうか → ③室温センサーが働く部屋かどうか、の3ステップが最短です。特に②を後回しにすると、本体価格で選んだあとにカバー代で予算が崩れます。
もうひとつ、購入前に想像してほしいことがあります。このカーペットを、真冬の毎朝どこに敷いて、春になったらどこにしまうのか。3畳は暖房面としては頼もしい一方、収納場所を確保できていない家庭では、シーズンオフに置き場所で困ることになります。暖かさの計算と同じくらい、片付けの現実を織り込んで決めてください。
※本記事の仕様・数値はメーカー公式サイトおよび取扱説明書の公称値にもとづきます(2026年8月時点)。電気代は公称の消費電力量に単価31円/kWhを掛けて編集部が試算した目安で、実際の金額は契約プラン・使用環境によって変わります。価格・在庫は変動するため、購入前にリンク先で最新の情報をご確認ください。
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