オーブン機能は使わないから、温めだけのシンプルなレンジが欲しい。でも、すぐに壊れたり温めムラがあるのは嫌だ…
そう考えて東芝の電子レンジを検討し始めたものの、プレミアムモデルの「ER-S10A」とスタンダードな「ER-S6B」、見た目が似ているこの2台で迷っていませんか?
実はこの2台、単なるサイズ違いではありません。「温めの精度」を決めるセンサーの種類や、毎日のお手入れを楽にするコーティングに決定的な差があります。選び方を間違えると、「お弁当が回らず温まらない」「汚れがこびりついて落ちない」と後悔することになりかねません。
結論から言うと
- 一人暮らしで設置スペースが限られるなら「ER-S6B」
- コンビニ弁当をよく食べる方や掃除を楽にしたい方は「ER-S10A」
が最適です。
この記事では、家電のプロが両機種の違いを実機視点で徹底比較。あなたにぴったりの一台を見つけるお手伝いをします。
この記事はこんな人におすすめ
まずは、あなたがどちらのタイプに近いかチェックしてみてください。
ER-S10A(プレミアム)がおすすめな人
- コンビニの大きな弁当や、大皿料理をそのまま温めたい人
- レンジ内部の油汚れ掃除が大嫌いな人
- 「アイスを食べごろに」「バターを溶かす」など温度指定で温めたい人
ER-S6B(スタンダード)がおすすめな人
- 一人暮らしを始める学生や新社会人(予算を抑えたい)
- 難しい設定はせず、ボタン一つで温まれば十分な人

結論:迷ったら「ER-S10A」が間違いなし
もし予算が許すなら、私は断然 ER-S10A をおすすめします。
理由は単純で、「温めの失敗が少ない」からです。安価なモデルだと「一部だけ熱くて他は冷たい」ということが起きがちですが、ER-S10Aは高性能な赤外線センサーで食品の温度を直接測るため、均一に温まります。さらに、庫内が広くて掃除もしやすい。
毎日使う家電だからこそ、この「小さなストレスのなさ」が、9,000円の差額以上の価値を生み出します。ここから詳しく説明していきます。
ER-S10A vs ER-S6B 比較表
まずは主要スペックを一覧で比較してみましょう。特に「センサータイプ」と「サイズ」の違いにご注目ください。
| 項目 | ER-S6B (スタンダード) |
ER-S10A (プレミアム) |
|---|---|---|
| 価格 |
安い! 約23,000円 コスパ最高 |
高め 約32,000円 +9,000円の差 |
| 温め 精度 |
注意 蒸気センサー ラップにコツ必要 |
優秀 赤外線センサー 失敗知らず |
| 広さ 容量 |
狭め 17L 四角い弁当NGも |
広い 23L ワイド 特大弁当も余裕 |
| 掃除 | フラット底面 普通に拭きやすい |
楽ちん コーティング 油汚れを弾く |
| 設置 |
隙間必須 放熱スペース必要 左右・背面あける |
壁ピタ 隙間ゼロOK 奥に押し込める |
| サイズ |
小型 幅45.8cm コンパクト |
大きめ 幅46.8cm 存在感あり |
それぞれの製品の強みを視覚的に比較してみましょう。

※レーダーチャートのスコアは、今回の比較対象との相対的な評価です。他の記事のスコアとは基準が異なる場合があります。
このチャートを見ると、ER-S10A(青色エリア)が「使いやすさ」「機能性」で大きく上回っている一方、ER-S6Bは「コンパクトさ」「コストパフォーマンス」で健闘していることが分かります。
【チャート解説】スコアの違いはここにあります
なぜこれほど性能スコアに差が出るのか、具体的な理由を解説します。
「蒸気」を見るか「温度」を見るか。センサーの質が違う
S6Bは「絶対湿度センサー」で食品から出る蒸気を検知して加熱時間を決めます。一方、S10Aは「8つ目赤外線センサー」で食品の表面温度を直接モニターします。S10Aなら「アイスを-10℃で食べごろに」「バターを溶かす」といった温度指定あたためが可能で、加熱ムラや温めすぎを防ぎたい方に適しています。
S10Aなら「庫内よごれプロテクト」で掃除が劇的に楽
両モデルともフラット庫内でお手入れは簡単ですが、S10Aにはさらに「庫内よごれプロテクト(撥水・撥油コーティング)」が施されています(扉・底面除く)。温め中に飛び散った油汚れも弾くため、サッと拭くだけできれいになります。長くきれいに使いたいならS10Aが断然有利です。
10Aなら「壁ピタ設置」で狭い棚にもスッキリ収まる
一見するとコンパクトなS6Bの方が置きやすそうですが、実は放熱スペースを含めると約60cmの幅が必要になります。対してS10Aは、左右と背面を壁につけられる「壁ピタ設置」が可能なため、本体幅の約47cmさえあれば収まります。結果として、S10Aの方が実質的な設置スペースは約13cmも少なくて済むため、幅の狭い棚やレンジ台を使っている方こそ、S10Aを選ぶのが正解です。(※上方は10cm開放が必要です)
約9,000円の価格差をどう見るか
S6Bは約2.3万円、S10Aは約3.2万円です。S6Bはコンパクトで基本的な温めには十分な性能を持ち、一人暮らしに最適です。S10Aは23Lと広く、コンビニの大きな弁当も入る上、高性能センサーとコーティングで日々のストレスを減らします。数年使うことを考えれば、S10Aの快適さは価格差以上の価値があります。
うーん、温めるだけなのに9,000円も高いのかぁ…安い方じゃダメ?
Bellくん、そこが落とし穴だよ!毎日使うものだからこそ、掃除が楽で大きなお弁当も入るS10Aの方が、結果的に『時間』と『ストレス』を節約できるんだ。3年使えば1日あたりたったの8円差だよ!
東芝 ER-S10A|温めの質を変えるプレミアム単機能
オーブン機能は不要だけど、良いものを使いたい。そんな大人のニーズに応えるのがこの「ER-S10A」です。1000Wの高出力と赤外線センサーで、スピーディーかつ適温に仕上げます。
メリット
- 8つ目赤外線センサー:食品の温度を直接測るため、加熱しすぎや温め不足を防ぎます。
- 庫内よごれプロテクト:壁面がコーティングされており、油汚れもツルッと拭き取れます。
- ワイド&フラット庫内:間口が約39cmと広く、コンビニの特大弁当も出し入れがスムーズです。
デメリット
- 本体サイズが大きめ:奥行きと高さがあるため、設置場所(特に上方放熱スペース)の確認が必要です。
- 動作音:冷却ファンの音が少し気になるという声もあります。
実際のユーザーレビューを分析した結果、以下のような評価が集まっています。緑色が高評価のポイント、赤色が注意すべき点です。

「掃除が楽」「解凍がきれい」といった声が多く、単機能レンジとしての質の高さが評価されています。
こんな人におすすめ
- 料理はしないが、お弁当やお惣菜を美味しく温めたい人
- 庫内の掃除をサボりがちな人
- 予算3万円前後で、長く使える良い製品を探している人
東芝 ER-S6B|必要十分なコンパクト・スタンダード
機能を極限までシンプルにした、使い勝手の良い一台です。単機能レンジの多くが安価なターンテーブル式である中、こちらは使いやすい「フラット庫内」を採用しています。
また、このクラスでは珍しく「最大900W」の高出力(短時間)に対応しており、お弁当の温めスピードも十分です。
メリット
- コンパクト設計:幅45.8cmとスリムで、一人暮らし用の冷蔵庫の上にも置きやすいサイズです。
- 絶対湿度センサー:食品からの蒸気を検知して自動でストップ。分量設定不要で便利です。
- シンプルな操作:ボタンが大きく分かりやすいため、機械が苦手な方でも迷いません。
デメリット
- 庫内が少し狭い:容量17Lなので、大きな四角いお弁当は角が当たって回らない(入らない)ことがあります。
- 細かい温度指定不可:センサーの特性上、「-10℃にする」といった温度指定はできません。
ユーザーの声を分析した結果がこちらです。

「シンプルで良い」「高齢の親でも使える」というポジティブな意見が多い一方、「お弁当が入らない」というサイズへの指摘も見られます。
こんな人におすすめ
- これから一人暮らしを始める学生・社会人
- キッチンのスペースが限られている人
- とにかく操作が簡単なレンジが欲しい人
お弁当が入らないことがあるのは心配だなぁ…
そうだね。もしコンビニの特大弁当をよく食べるなら、数千円出してでもS10Aにするか、お皿に移し替える手間を許容するかだね。
失敗しない選び方のポイント
最後に、単機能レンジを選ぶ際に必ずチェックすべき「センサー」について補足します。
蒸気センサー(S6Bなど)は、食品から出る湯気を感知します。そのため、ラップをぴっちりしすぎると蒸気が出ず、加熱しすぎてしまうことがあります。少し隙間を開けてラップするのがコツです。
一方、赤外線センサー(S10Aなど)は、食品の表面温度そのものを測ります。ラップの有無に関わらず適温で止めてくれるため、失敗が非常に少ないのが特徴です。「温めムラ」を極力減らしたいなら、赤外線センサー搭載モデルを選ぶのが鉄則です。
よくある質問(FAQ)
Q1. トースト(食パン)は焼けますか?
いいえ、両機種とも「単機能電子レンジ」のため、トーストを焼くヒーター機能(オーブン・グリル機能)は搭載されていません。パンを焼きたい場合は、別途オーブントースターを用意することをおすすめします。その分、温め機能に特化しており、操作がシンプルで故障リスクも低いのがメリットです。
Q2. 引っ越しで周波数が変わっても使えますか?(ヘルツフリーですか?)
はい、ER-S10A、ER-S6Bともに「ヘルツフリー」対応です。東日本(50Hz)、西日本(60Hz)のどちらの地域でもそのまま使用できるため、転勤や進学での引っ越しが多い方でも安心して長く使い続けられます。
Q3. 設置する際、壁からどれくらい離す必要がありますか?
ここが見落としがちなポイントです。プレミアムモデルのER-S10Aは、左右と背面を壁にピタリとつけて設置可能です(上方は10cm以上必要)。一方、スタンダードなER-S6Bは、左10cm、右4.5cm、上方15cm、背面10cm以上の放熱スペースが必要です。実は「設置場所が狭い」場合こそ、壁ピタ設置ができるS10Aの方が収まりが良いことがあります。
まとめ
東芝の単機能レンジ、ER-S10AとER-S6Bの違いを解説してきました。最後に要点を整理します。
- ER-S10A:「温め性能」と「掃除の楽さ」重視。コンビニ弁当派や、長く快適に使いたい人におすすめ。
- ER-S6B:「コンパクトさ」と「コスパ」重視。一人暮らしや設置スペースが狭い人におすすめ。
どちらも「温めるだけ」の製品ですが、毎日使うものだからこそ、使い勝手の差は生活の質に直結します。
もし設置場所に余裕があるなら、私はER-S10Aを強くおすすめします。広い庫内と汚れが落ちやすいコーティングのおかげで、「レンジが汚れてイライラする」「お弁当が入らない」といったストレスから解放されるからです。
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