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東芝の石窯ドーム ER-D90C と ER-D90B、公式の仕様表を1行ずつ突き合わせると、数値が変わった項目は1つもありません。庫内容量26L、外形寸法480×390×350mm、質量約17kg、オーブン最高温度250℃、年間消費電力量70.4kWh。すべて同じ値です。
それでも東芝は2026年8月に新型を出しました。変わったのは3項目だけで、そのうち2つは毎日のレンジ使用に直結する部分です。ここを知らないまま「新しい方が高性能だろう」と考えると、スペック差のない8千円分を払うことになります。逆に「どうせ中身は同じ」と決めつけると、地味に効く改良を取り逃がします。
この記事では東芝ライフスタイル公式の機能一覧ページを両モデルぶん取得し、行単位で突き合わせた結果をそのまま載せます。あわせて旧モデルの在庫状況も実際に調べました。旧モデルはすでに生産終了品で、流通しているカラーにも偏りが出ています。
Bell
新しいER-D90Cが出たんだよね。でも旧型のER-D90Bもまだ売ってて、8千円くらい安いみたい。僕、正直どっちでもいい気がしてきた。
Kura
その感覚、半分当たってるんだ。仕様表の数字は本当に1つも動いてない。庫内の広さも消費電力もオーブンの温度も全部同じ。
Bell
じゃあ何が新しくなったの? うちなんて朝は冷凍ごはんの温めばっかりで、オーブンは月に1回使うかどうかだよ。
Kura
その使い方なら、むしろ新型の変更点がそのまま刺さるよ。変わった3つのうち2つは、あたためと庫内のお手入れの話だから。
✅ この記事でわかること
- ER-D90CとER-D90Bのスペック・価格を一覧比較(公式仕様表の全項目)
- 2機種それぞれの強み・弱みと、実際の口コミ傾向
- 新モデルで追加された「お急ぎモード」と庫内コーティング変更の中身
- 使い方別に、新旧どちらを選ぶべきかがわかる診断
- 2026年9月時点の実売価格と、旧モデルの在庫・カラー状況
- 購入前に知っておくべき注意点とFAQ
【結論】ER-D90CとER-D90B、どちらを買うべきか
先に結論を書きます。加熱性能で選ぶ理由はありません。オーブンも過熱水蒸気もレンジ出力も、公式仕様表の値は両モデルで完全に一致しています。判断の分かれ目は「毎日のあたためを少しでも速くしたいか」「庫内の拭き掃除をどれだけ気にするか」、そして差額の約8千円をどう見るかの3点です。
※価格帯は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)にもとづく目安です。最新価格は各リンク先でご確認ください。
発売時期と型番の読み方
石窯ドームの26Lクラスは、毎年8月に型番の末尾アルファベットが1つ進むサイクルで更新されています。ER-D90Aが2024年8月、ER-D90Bが2025年8月、そしてER-D90Cが2026年8月です。新旧の間隔はちょうど1年で、この記事で扱う2機種は連続する世代の関係にあります。
| 型番 | 発売時期 | 公式サイトでの扱い |
|---|---|---|
| ER-D90A | 2024年8月 | 生産終了品 |
| ER-D90B | 2025年8月 | 生産終了品(流通在庫あり) |
| ER-D90C | 2026年8月 | 現行モデル |
出典:東芝ライフスタイル公式(ER-D90Cは「New 2026年8月発売」表記、ER-D90Bは「生産終了品」表記)/発売時期は価格.com製品ページで確認
「D90」が示す位置づけ
東芝の石窯ドームは数字の桁数で価格帯が分かれます。D7000/D5000系が上位、D3000/D4000系が中位、D100/D90/D70系が普及帯という並びです。D90は普及帯のなかでも過熱水蒸気に対応する26Lモデルという位置にあり、下位のD70(角皿式スチーム)と上位のD100(30L)に挟まれています。
上位機との差ははっきりしています。ER-D7000CやER-D5000Cが搭載する「ファインeyeセンサー」「すごラクあたため」「シームレスインバーター」といった機能は、D90CにもD90Bにも搭載されていません。スマートフォン連携(IoT機能)も両モデルとも非対応です。つまりこの2機種を比べる場面では、上位機の話は判断材料になりません。
なぜ数値が据え置かれたのか
2026年モデルで庫内容量も消費電力もオーブン温度も動かなかったのは、この価格帯の基本設計が完成しているからと読むのが自然です。石窯ドーム形状のドームヒーターと1000W出力の組み合わせは、D90Aの世代からほぼそのまま引き継がれています。
そのぶん、C世代の変更点は使い勝手と手入れの側に寄っています。次章の差分表で、何が変わって何が変わっていないかを1行ずつ確認してください。
ER-D90C・ER-D90B スペック差分表
東芝ライフスタイル公式の機能一覧ページと寸法・仕様ページを両モデルぶん取得し、1行ずつ突き合わせた結果です。黄色で強調されている行が、値の変わった項目です。
| 項目 | 🆕 新モデル 東芝 ER-D90C 2026年8月発売 |
📦 旧モデル 東芝 ER-D90B 2025年8月発売・生産終了品 |
|---|---|---|
| 📊 スペック比較(全項目) | ||
| 発売時期 | 2026年8月1年 | 2025年8月 |
| お急ぎモード(手動レンジ600W・500Wの時短) | ●新機能 | – |
| 庫内コーティング | とれちゃうコート(セラミックコート)変更 | 庫内よごれプロテクト |
| 自動メニュー数 | 91+4 | 87 |
| 総レシピ数 | 148+1 | 147 |
| 総庫内容量 | 26L | 26L |
| 外形寸法(幅×奥行×高さ) | 480×390×350mm | 480×390×350mm |
| 庫内有効寸法 | 384×323×215mm | 384×323×215mm |
| 質量 | 約17kg | 約17kg |
| オーブン温度 | 100〜250℃ | 100〜250℃ |
| 過熱水蒸気調理 | 100〜250℃ | 100〜250℃ |
| レンジ最高出力 | 1000W(最大3分) | 1000W(最大3分) |
| センサー | ハイアングル赤外線センサー/温度センサー | ハイアングル赤外線センサー/温度センサー |
| 年間消費電力量 | 70.4kWh/年 | 70.4kWh/年 |
| 表示 | バックライト液晶表示 | バックライト液晶表示 |
| IoT(スマホ連携) | – | – |
出典:東芝ライフスタイル公式 ER-D90C 機能一覧/ER-D90B 機能一覧/各寸法・仕様ページ。価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
🤝 ここは完全に共通です(どちらを選んでも変わらない点)
- 総庫内容量26L・間口39.7cmのワイド&フラット庫内、庫内有効寸法384×323×215mm
- 外形寸法480×390×350mm(幅×奥行×高さ)・質量約17kg・設置は左右3cm以上/上方10cm以上で背面はぴったり置けます
- オーブン100〜250℃・過熱水蒸気100〜250℃・石窯ドームオーブン(上下ヒーター式)
- レンジ最高出力1000W(最大3分)/600W連続・ハイアングル赤外線センサー+温度センサー
- 年間消費電力量70.4kWh/年(区分D)・省エネ基準達成率100%=電気代の差はありません
- トースト6枚切り2枚で6分50秒・手間なしお手入れコース(10分)・庫内乾燥(10分)
- 表示はどちらもバックライト液晶(メニュー名は表示されず番号で選ぶ方式)・スマホ連携は両モデル非対応
スペック表で差がついたのは3行だけです。しかもそのうち自動メニュー数の差は4メニュー分にとどまります。次の章では、残る2つの変更が実際の使用でどう効くのかを見ていきます。
変わった3点を詳しく見る
📊 変更点サマリ
① 「お急ぎモード」の追加:手動レンジ600W・500Wを短縮
ER-D90Cで唯一追加された新機能が「お急ぎモード」です。公式の機能一覧では、あたため機能の項目が「ごはん/おかず/お好み温度/のみもの/ゆで野菜」から「ごはん/おかず/お好み温度/のみもの/ゆで野菜/お急ぎモード」に変わっています。
東芝の説明によれば、手動で600Wまたは500Wを選んだときのあたためを速める機能です。自分で出力と時間を設定するタイプの操作をしたときに、通常より短い時間で仕上がります。1000Wの短時間高出力(最大3分)とは別の仕組みで、こちらは日常的に使う中出力側を速くする位置づけです。
効いてくるのは手動あたためを1日に何度も使う家庭です。自動メニューではなく「600Wで2分」のように自分で設定するタイプの使い方をしている場合、その待ち時間が毎回わずかに縮みます。逆に、自動あたためボタンしか押さない使い方なら体感差はほとんど生まれません。ここは自分の使い方に照らして判断してください。
もともとこの機能は上位機に限られていました。それが普及帯のD90にも下りてきた形で、東芝としては買い替え層に分かりやすい訴求点を1つ足したという狙いが読み取れます。
② 庫内コーティングの変更:「とれちゃうコート(セラミックコート)」へ
2つめの変更は庫内コーティングです。仕様表の記載が、ER-D90Bの「庫内よごれプロテクト(扉部、底面を除く)」からER-D90Cの「とれちゃうコート(セラミックコート)(扉部、底面を除く)」に変わりました。
東芝はこのコーティングについて、庫内の壁面と角皿に細かなセラミック粒子を吹き付けたものだと説明しています。効果として挙げられているのは、庫内の天井・背面・側面に汚れが付きにくくなること、そして天井が突起のない丸い形状のため一拭きで拭き取れることです。C世代の製品ページでは、この点が独立した訴求項目として扱われています。
一方でER-D90Bの「庫内よごれプロテクト」については、公式の製品ページにも機能特長ページにも解説が置かれていません。仕様表の1行にあるだけです。そのため「名称が変わっただけなのか、コーティングの材質そのものが変わったのか」を公式情報だけで断定することはできません。この記事では仕様表の記載が変わったという事実と、新モデル側に公式の説明が付いたという事実だけを示します。
ただし実用面での意味ははっきりしています。あたため後に庫内へ水滴や油はねが付きやすいのは、旧モデルの口コミでも指摘されている点です。拭き取りやすさを訴求する新しいコーティングが載ったこと自体は、この不満に対する答えになっています。なお、汚れを浮かせる「手間なしお手入れコース(10分)」と結露を飛ばす「庫内乾燥(10分)」は両モデルとも同じように搭載されています。
③ 自動メニュー数:87→91(総レシピ数147→148)
3つめは収録メニューの数です。自動メニュー数が87から91へ4つ増え、アレンジやバリエーションを含む総レシピ数は147から148になりました。
正直に書くと、この差で機種を決める必要はありません。4メニューの増加は全体の5%弱で、日常的に使うメニューが増えるかどうかは追加された内容次第です。両モデルとも「石窯おまかせ焼き(鶏肉・野菜コース)」「ふっくらパン」「カラッとあたため」「スチームあたため」といった主要な自動メニューは同じように搭載しています。
メニュー数を判断材料にするなら、むしろ操作方式の方が影響が大きいです。両モデルとも表示はバックライト液晶で、メニュー名が画面に出るわけではありません。番号をダイヤルで選ぶ方式なので、実際には料理集を開いて番号を確認する場面が出てきます。この点はC世代でも変わっていません。
スペックが同じなら、新モデルを選ぶ意味はどこにあるか
数値スペックが1項目も変わらない世代交代では、「新しい方を選ぶ理由」は機能表の外側にあります。ER-D90Cを選ぶ価値は次の4点に整理できます。
🛡 販売終了リスクがない
ER-D90Bは公式サイトですでに「生産終了品」に区分されています。流通在庫が尽きれば買えません。ER-D90Cは発売直後で、量販店から専門店まで販路が揃っています。急がずに価格を比べられるのは新モデル側の利点です。
🎨 カラーが選べる
ER-D90Cはブラック(K)・ホワイト(W)とも同価格帯で流通しています。旧モデルは安い価格帯に残っているのがブラック中心で、ホワイトを指定すると価格が上がります。設置場所の色を合わせたい方は新モデルの方が選びやすい状況です。
📅 メーカー保証の起算が新しい
保証期間そのものは新旧で同じ条件ですが、起算は購入日からです。長期在庫の個体を選ぶより、流通が新しい方が製造からの経過が短くなります。10年単位で使う家電では、この差を気にする方もいます。
🧽 庫内の手入れが軽くなる
とれちゃうコートは天井・背面・側面に効きます。旧モデルの口コミでは「あたため後に庫内へ水分が付きやすい」という指摘が出ており、拭き取りの手間を減らしたい方には直接的な改善点になります。
💰 差額 約8千円を払う価値があるか
性能で判断する方には、払う理由がありません。オーブンの焼き上がり・過熱水蒸気・レンジ出力・庫内の広さ・電気代は公式仕様表の値がすべて同一で、8千円ぶんの性能差は存在しないからです。一方、手入れの軽さと在庫の安心感を重視する方には妥当な差額です。庫内を拭く回数が10年間で何百回になるかを考えると、コーティングの改良は金額に見合う可能性があります。
Bell
じゃあ結局、安い旧型でいいってことだよね。焼く力が同じなら僕は迷わないよ。
Kura
そこは意見が分かれるところなんだ。旧型は生産終了で、安い在庫はほぼ黒しか残ってない。白がいい人には最初から選択肢じゃないんだよ。
Bell
あ、色。うち置き場所が白い棚だから、黒だと浮くかも……。そこは考えてなかった。
Kura
型落ちを狙うときは、値段より先に色と在庫を見るのが正解だね。安いのは黒だけ、っていうのは型落ち期にはよくある話だから。
進化幅と価格差の判定
変更点の影響度と価格差の比率から、機械的に判定した結果が次のブロックです。
🎯 進化幅と価格差の総合判定
結論:価格差が小さく進化もあるため、新モデルを選ぶ方がお得です
🆕 ER-D90C(新モデル)を選ぶべき人
- 最新機能を活かしたいユーザー
- 複数年にわたり長く使う予定のユーザー
- 最新モデルであることに価値を感じるユーザー
📦 ER-D90B(旧モデル)を選ぶべき人
- 初期費用をわずかでも抑えたいユーザー
- 在庫がある間に確実に購入したいユーザー(旧モデルは今後入手性が低下)
- コスパを最優先に考えるユーザー
ただしこの判定は「変更点の数」と「価格差の比率」だけを見た計算です。判定の外側にある事実を2つ補っておきます。ひとつは数値スペックの変更が0項目であること。もうひとつは旧モデルが生産終了品で、安い在庫がブラックに偏っていることです。前者は旧モデルを選ぶ理由を強め、後者は新モデルを選ぶ理由を強めます。数字だけで割り切れる比較ではありません。
5軸スコアの内訳
スペックと口コミ傾向をもとに、5つの評価軸で各機種を10点満点で独自評価しました。これは今回の2機種の相対的な位置関係を示すもので、他の記事と絶対比較する目的のものではありません。

📊 採点基準
- 加熱性能:オーブン温度100〜250℃、過熱水蒸気100〜250℃、加熱方式(石窯ドームオーブン・上下ヒーター式)、レンジ最高出力1000Wが公式仕様表で完全に一致するため同点としました
- あたための手軽さ:新モデルのみ「お急ぎモード」(手動レンジ600W・500Wの時短)を搭載する点を加点。センサー構成はどちらもハイアングル赤外線センサー+温度センサーで同じです
- お手入れのしやすさ:庫内コーティングの変更(とれちゃうコート)を加点。手間なしお手入れコース(10分)・庫内乾燥(10分)は両モデル同等のため差は小さめに配点しました
- メニューの充実度:自動メニュー91対87、総レシピ数148対147。差が4メニューにとどまるため配点差は0.5点に留めています
- コストパフォーマンス:スペックが1項目も変わらないまま実売で約8千円安い旧モデルを高く評価しました。この軸だけは旧モデルが上回ります
※スペックは東芝ライフスタイル公式(ER-D90C 機能一覧)・同(ER-D90B 機能一覧)を参照。口コミは楽天市場レビュー・価格.comクチコミおよび実機レビュー記事を分析。価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)。
ER-D90C(新モデル)の詳細レビュー
2026年8月に登場した石窯ドームの普及帯モデルです。基本設計は前年のER-D90Bを踏襲し、あたための時短機能と庫内コーティングを更新しています。26Lの過熱水蒸気モデルとしては標準的な構成で、上位機のような大型液晶やスマホ連携は搭載していません。
| 発売時期 | 2026年8月 |
|---|---|
| 総庫内容量 | 26L(ワイド&フラット庫内・間口39.7cm) |
| 外形寸法 | 480×390×350mm(幅×奥行×高さ)/庫内有効384×323×215mm |
| 質量 | 約17kg |
| オーブン/過熱水蒸気 | 100〜250℃/100〜250℃ |
| レンジ最高出力 | 1000W(最大3分)/600W連続 |
| 自動メニュー数 | 91(総レシピ数148) |
| 庫内コーティング | とれちゃうコート(セラミックコート・扉部、底面を除く) |
| 年間消費電力量 | 70.4kWh/年(区分D・省エネ基準達成率100%) |
| カラー | ブラック(K)/ホワイト(W) |
| 実売価格帯 | 5万円台前半 |
出典:東芝ライフスタイル公式/価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
スコア評価
| 評価項目 | ER-D90C | ER-D90B |
|---|---|---|
| 加熱性能 | 8.0 | 8.0 |
| あたための手軽さ | 8.0 | 7.0 |
| お手入れのしやすさ | 8.5 | 7.5 |
| メニューの充実度 | 8.0 | 7.5 |
| コストパフォーマンス | 7.5 | 9.0 |
| 総合評価 | 8.0 | 7.8 |
口コミの状況
ER-D90Cは2026年8月に発売されたばかりで、楽天市場レビュー・価格.comクチコミともにまだ件数が集まっていないため、この記事にはD90Cの購入者レビューにもとづく記述を載せていません。以下のメリット・デメリットは、公式仕様の内容と、基本設計が共通する旧モデルER-D90Bの実使用傾向にもとづく評価です。使用感については、後述するER-D90Bの章で詳しく扱います。
✅ メリット
- 手動レンジ600W・500Wを短縮する「お急ぎモード」を搭載。手動あたためを多用する家庭ほど効果が出ます
- 庫内コーティングがとれちゃうコート(セラミックコート)になり、天井・背面・側面の拭き取りを訴求しています
- 間口39.7cmのワイド&フラット庫内で、大皿や弁当箱の出し入れがしやすい設計です
- 背面をぴったり付けて設置できるため、奥行きの限られた棚にも収まります
- ブラック・ホワイトとも同じ価格帯で流通しており、設置場所に合わせて色を選べます
- 過熱水蒸気100〜250℃とノンフライ調理に対応し、油や塩分を控えた調理ができます
⚠️ デメリット
- 数値スペックが旧モデルから1項目も向上していません。焼き性能や電気代を理由に買い替える意味はありません
- 表示はバックライト液晶でメニュー名が出ず、番号をダイヤルで選ぶ方式です。料理集を開く場面が残ります
- 予熱した温度より高い温度へ設定し直せません(200℃で予熱後に230℃へ変更できず、庫内冷却が入ります)。部品保護のための仕様で、旧モデルでも同じです
- 250℃を保てるのは約5分で、その後は自動的に200℃へ切り替わります(高温を長時間維持する用途には向きません)
- 加熱方式が上下ヒーター式で、付属の角皿は1枚のみです。上下2段で同時に焼く使い方はできません
- スマートフォン連携(IoT機能)は非搭載です
ER-D90B(旧モデル)の詳細レビュー
2025年8月発売の前世代モデルです。「石窯おまかせ焼き(鶏肉・野菜コース)」が搭載されたのはこの世代からで、新モデルのER-D90Cもこの機能をそのまま引き継いでいます。すでに生産は終了していますが、流通在庫は残っており、新品を新モデルより安く購入できる状態です。
| 発売時期 | 2025年8月(現在は生産終了品) |
|---|---|
| 総庫内容量 | 26L(ワイド&フラット庫内・間口39.7cm) |
| 外形寸法 | 480×390×350mm(幅×奥行×高さ)/庫内有効384×323×215mm |
| 質量 | 約17kg |
| オーブン/過熱水蒸気 | 100〜250℃/100〜250℃ |
| レンジ最高出力 | 1000W(最大3分)/600W連続 |
| 自動メニュー数 | 87(総レシピ数147) |
| 庫内コーティング | 庫内よごれプロテクト(扉部、底面を除く) |
| 年間消費電力量 | 70.4kWh/年(区分D・省エネ基準達成率100%) |
| カラー | ブラック(K)/ホワイト(W)※流通はブラック中心 |
| 実売価格帯 | 4万円台前半(ブラック) |
出典:東芝ライフスタイル公式/価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
口コミから見える実際の使用感
※以下は楽天市場レビュー・価格.comクチコミおよび実機レビュー記事を分析した結果です。記事中のワードクラウドは、編集部が読み込んだ口コミの傾向を独自にまとめた要約をもとに言及テーマを集計・可視化したイメージ図で、レビュー原文から自動生成したものではありません。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- トーストの焼き上がりへの評価が高く、表面が香ばしく中はやわらかいという受け止めが目立ちます
- 焼き芋・クッキー・ピザといった定番のオーブン調理を一台でこなせる点が支持されています
- 庫内が広く大きめの皿を出し入れしやすい設計を評価する声があります
- 価格に対して装備が過不足ないという受け止めが多く、買い替えの満足度につながっています
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- 動作音が以前使っていた機種より大きく感じるという指摘が複数あります
- 扉に緩衝機構がなく、開けるときに手を添えないと衝撃が大きいという声があります
- 液晶にメニュー名が出ないため、番号を調べながらダイヤルを回す操作方式を手間に感じる人がいます
- 自動あたためだけでは加熱が足りず、出力を上げ直す場面があるという報告があります
- あたため後に庫内へ水滴が付きやすいという指摘があります

特に確認しておきたいのが予熱まわりの仕様です。200℃で予熱したあとに230℃へ設定し直そうとしても、210℃までしか上げられず庫内冷却が始まる、という報告があります。東芝によると部品を高温から守るための仕様で、他機種でも同様とのことです。公式の仕様注記でも、210℃以上を指定した場合の予熱温度は200℃になること、250℃を保てるのは約5分でその後は200℃へ自動的に下がることが明示されています。この挙動は新モデルのER-D90Cでもまったく同じで、世代が変わっても解消されていません。高温を長く保つ調理を想定している方は、購入前にこの点を理解しておいてください。
✅ メリット
- オーブン・過熱水蒸気・レンジ出力・庫内サイズが新モデルとまったく同じ性能です
- 年間消費電力量70.4kWh/年も同一で、電気代の面で不利になりません
- 新モデルより約8千円安く、同じ調理性能を手に入れられます
- 「石窯おまかせ焼き(鶏肉・野菜コース)」を搭載し、下ごしらえして並べるだけの自動調理が使えます
- 手間なしお手入れコース(10分)・庫内乾燥(10分)は新モデルと同じ内容で搭載されています
⚠️ デメリット
- すでに生産終了品で、在庫が尽きた時点で購入できなくなります
- 安い価格帯で流通しているのはブラックが中心です。ホワイトを指定すると価格が上がります
- 「お急ぎモード」は非搭載で、手動レンジの時短はできません
- 庫内コーティングは旧世代の仕様のままです
- 検索結果に中古品・店頭展示品が多く混ざります。商品名の表記をよく確認してください
⚠️ 旧モデル購入時の注意
- ER-D90Bは東芝公式サイトで「生産終了品」に区分されています。流通在庫のみのため、購入は早めをおすすめします
- 2026年9月時点で、楽天市場の新品在庫はブラックが中心で6ショップ前後です。ホワイトの新品は数が少なく、最安帯より5千円ほど高くなります
- 検索結果の安い順の上位は中古・店頭展示品が大半を占めます。「【中古】」「展示品」の表記がある商品は新品ではありません
- ER-D90BE5は家電量販店向けのオリジナル型番で、ER-D90Bとは別の商品です。検索結果に混ざるため型番を確認してください
- 保証期間・サポート期間の条件は新モデルと同じです(詳細はメーカーにご確認ください)
差額 約8千円の妥当性を考える
2026年9月時点の実売価格は、ER-D90Cが5万円台前半、ER-D90Bが4万円台前半です。差額は約8千円で、旧モデルを基準にすると約20%の開きになります。※価格は変動します。リンク先で最新価格をご確認ください
この8千円で買えるもの
差額で得られるのは、繰り返しになりますが「お急ぎモード」「新しい庫内コーティング」「自動メニュー4つ」の3点だけです。オーブンの焼き上がりも過熱水蒸気の温度域もレンジ出力も庫内の広さも、そして電気代も1円も変わりません。
この8千円を別のものに置き換えると、耐熱ガラス容器のセットとオーブン用の天板シート、それにレシピ本を1冊買ってもまだ釣りが来る金額です。オーブン調理を本格的にやりたい人にとっては、付属品に回した方が調理の幅は広がります。
逆に、差額を払う方が合理的な場合
一方で次の条件に当てはまるなら、8千円は妥当な出費です。
- ホワイトが欲しい——旧モデルのホワイトは新品の流通が細く、最安帯より5千円ほど高くなります。この時点で差額は3千円程度まで縮みます
- 手動あたためを1日に何度も使う——お急ぎモードの時短が毎日積み重なります
- 庫内の拭き掃除を減らしたい——コーティングは10年使う前提なら効いてくる部分です
- 長期保証を付けて買いたい——保証を扱う量販系ショップは新モデルの方が選択肢が多い状況です
ホワイトを選ぶと差額はほぼ消える
ここは見落とされやすい点です。旧モデルの4万円台前半という価格はブラックの新品在庫が支えている数字で、ホワイトを指定すると4万円台後半に上がります。カラーを揃えたい方にとって、新旧の価格差は表示されている金額よりずっと小さくなります。
💡 判断の目安
ブラックで構わないなら旧モデルER-D90Bが素直な選択です。同じ性能を8千円安く買えます。ホワイトを希望する、または手入れの軽さを重視するなら、実質的な差額は縮むので新モデルER-D90Cを選んでかまいません。「新しい方が焼ける」という理由だけで新モデルを選ぶ必要はありません。
Bell
白を選ぶと差が3千円くらいまで縮むんだ。それなら新しい方でもいい気がしてきた。
Kura
型落ちの値段って「一番安い色」で語られがちなんだ。自分が欲しい色で比べ直すと、話が変わることは結構あるよ。
どれを選ぶべき?——状況別おすすめガイド
とにかく費用を抑えたい方に
ER-D90Bを選んでください。オーブンの焼き性能も過熱水蒸気もレンジ出力も新モデルと同一で、約8千円安く買えます。カラーがブラックで問題ないなら、この選択に迷う理由はほとんどありません。ただし生産終了品なので、在庫が動いているうちに決める必要があります。
白い家電で揃えたい方に
ER-D90Cをおすすめします。旧モデルのホワイトは新品の流通が細く、価格が最安帯より上がります。実質的な差額が縮むうえ、新モデルなら在庫を探し回る必要がありません。設置場所の見た目を優先する方は、素直に現行モデルを選ぶ方が結果的に安く済むことがあります。
レンジのあたためが使用の中心という方に
ER-D90Cが向いています。お急ぎモードは手動レンジ600W・500Wを短縮する機能で、自動メニューよりも手動あたためを多用する家庭ほど恩恵があります。冷凍ごはんや作り置きを毎日温め直す使い方なら、この差は毎日積み重なります。逆に自動あたためボタンしか使わない方には、体感できる差になりません。
お菓子作り・パン作りが目的の方に
どちらを選んでも結果は同じです。オーブン100〜250℃、発酵30〜45℃、天板1枚という条件は両モデルで完全に一致しています。ただし共通の注意点があります。250℃を保てるのは約5分で、その後は200℃に切り替わります。また予熱した温度より高い温度に設定し直せません。高温を長時間維持する本格的なパン焼きを想定しているなら、この2機種ではなく2段調理に対応する上位機種を検討した方が満足度は高くなります。
作り置きをまとめて調理したい方に
この2機種は候補から外して構いません。どちらも加熱方式が上下ヒーター式で、付属する角皿は1枚のみです。庫内を上下2段に分けて同時に焼く使い方には対応していません。一度に大量に焼きたいなら、熱風を循環させる方式を採用する上位モデルの方が適しています。ここで無理に26Lクラスを選ぶと、買ってから物足りなさを感じることになります。
あわせて読みたい
ER-D90CとER-D90Bで決めきれない場合は、ひとつ下のクラス(ER-D70系)や上のクラス(ER-D100系)と比べてみると判断しやすくなります。石窯ドームは価格帯ごとに搭載機能がはっきり分かれているためです。
📚 東芝石窯ドームの他モデルと比べる
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同じ価格帯で庫内30Lのモデルと迷っている方へ - 東芝石窯ドーム全14機種の違い|2026年モデルの選び方
シリーズ全体の位置づけを一覧で確認したい方へ - 日立S7D vs 東芝D90B vs パナMS4D|過熱水蒸気は必要?
他社の同クラスも含めて検討したい方へ
よくある質問(FAQ)
Q. 旧モデルのER-D90Bはいつまで買えますか?
A. ER-D90Bは東芝公式サイトですでに「生産終了品」に区分されており、新たな出荷はありません。今流通しているのは販売店の在庫のみです。2026年9月時点では楽天市場に新品が数ショップ残っていますが、ブラック中心で数は限られます。購入を検討しているなら早めに判断してください。
Q. 新モデルと旧モデル、電気代に差はありますか?
A. 差はありません。年間消費電力量は両モデルとも70.4kWh/年(区分D)で、省エネ基準達成率も100%で同一です。オーブン・グリルの消費電力1350W、レンジの消費電力1430Wも同じ値です。電気代を理由に新モデルを選ぶ必要はありません。
Q. 旧モデルの保証・修理サポートはいつまでですか?
A. メーカー保証の条件は新モデルと同じで、起算は購入日からです。修理に必要な部品については、東芝はオーブンレンジの補修用性能部品を製造打ち切り後8年間保有すると公表しています(補修用性能部品の保有期間について)。ER-D90Bは2025年8月発売で生産終了したばかりのため、修理を受けられる期間はまだ十分に残っています。
Q. 中古のER-D90Bを買っても大丈夫ですか?
A. 新品の購入を強くおすすめします。ER-D90Bを検索すると、価格が安い順の上位を中古品・店頭展示品が占めます。これらはメーカー保証の扱いが新品と異なり、庫内の使用感や付属品の欠品も判断できません。差額は数千円程度なので、新品在庫があるうちに新品を選ぶ方が安全です。
Q. 新モデルER-D90Cの値下がりを待つべきですか?
A. 石窯ドームの26Lクラスは毎年8月に世代交代しており、発売直後から徐々に価格が下がる傾向があります。急ぎでなければ数か月待つ選択もあります。ただし待っている間に旧モデルの在庫は減っていきます。「安く買う」ことが目的なら、値下がりを待つより今の旧モデルを買う方が確実です。
Q. ER-D90BE5はER-D90Bと同じものですか?
A. 違います。ER-D90BE5は家電量販店向けのオリジナル型番で、通販の検索結果にER-D90Bと混ざって表示されます。購入時は商品名の型番を最後まで確認してください。同様にカラー記号は(K)がブラック、(W)がホワイトです。
Q. トーストや焼き芋は焼けますか?
A. どちらのモデルでも焼けます。トーストは6枚切り2枚で6分50秒(約4分50秒で裏返し)、冷凍トーストは8分20秒です。途中で裏返す操作が必要で、全自動ではありません。焼き芋やクッキー、ピザといったオーブン調理も両モデル同じ条件でこなせます。
Q. 設置にはどれくらいのスペースが必要ですか?
A. 両モデルとも外形寸法は480×390×350mm(幅×奥行×高さ)です。設置は左右3cm以上・上方10cm以上あければよく、背面はぴったり付けて置けます。奥行きの浅い棚にも収まりやすい設計です。なお本体奥行にハンドルは含まれないため、実際の出っ張りは表記より少し大きくなります。
まとめ
ER-D90CとER-D90Bの比較は、シンプルな結論に落ち着きます。
- 数値スペックの差はゼロ。庫内容量26L、外形寸法、質量、オーブン250℃、過熱水蒸気、レンジ1000W、年間消費電力量70.4kWh/年——公式仕様表の値はすべて同一です
- 変わったのは3点。お急ぎモードの追加、庫内コーティングのとれちゃうコートへの変更、自動メニュー87→91です
- 差額は約8千円。焼き性能で選ぶなら旧モデル、手入れの軽さと在庫の安心感なら新モデルという分かれ方をします
- 色で結論が変わります。旧モデルの安さはブラックの在庫が支えています。ホワイトを希望するなら差額はぐっと縮みます
- 旧モデルは生産終了品です。迷っている時間そのものが選択肢を減らします
スペックが動かない世代交代では、カタログの数字より自分の使い方のどこに手間を感じているかが判断材料になります。庫内を拭くのが面倒だと感じているなら新モデル、レンジとオーブンが動けば十分だと思うなら旧モデル。半年後に毎日使っている自分の姿を思い浮かべて、どちらの不満が小さいかで決めてください。
Bell
うーん、まだ決めきれないな。値段なら黒の旧型、見た目なら白の新型。どっちも正解に見えるんだよ。
Kura
それでいいと思うよ。ここは好みが分かれるところだから。ただ1つだけ言うと、旧型は在庫が減るのを待ってはくれないんだ。
Bell
じゃあ今週末までに棚の色を測ってくる。それで決まらなかったら、たぶん白にするよ。
免責事項
- 本記事の価格は2026年9月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)です。価格は変動するため、購入前に必ずリンク先で最新価格をご確認ください
- スペック情報は東芝ライフスタイル公式サイトの機能一覧・寸法/仕様ページを出典としています。仕様は予告なく変更される場合があります
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