※当記事には広告が含まれています
デロンギのソラーレ IDH15WIFI と MDHS15 は、暖房能力がまったく同じです。どちらも消費電力1500W、広さの目安は10畳〜13畳。公式の取扱説明書に載っている仕様表を並べても、この行に差はありません。
それでも希望小売価格には2ランクぶんの開きがあり、実勢価格でも上位のソラーレが明確に高くなります。上位のソラーレで増えるのは「暖める力」ではなく、扱いやすさと機能です。具体的には本体の軽さ、Wi-Fiとアプリ、カラー液晶ノブ、そしてアロマボウル。この4点が価格差の中身です。
この記事では、デロンギ公式の製品ページと両機種の取扱説明書(仕様表)を突き合わせ、カタログ上の違いを4つに絞って整理しました。あわせて、レンタル利用者や実機レビュー記事に出てくる使用感の傾向もまとめています。
暖房性能で選ぶ記事ではありません。「同じ暖かさを、どれだけ快適に扱いたいか」で選ぶ記事です。置きっぱなしで使うのか、部屋を移動して使うのかで答えが変わります。
Bell
ねえ、同じデロンギで同じ1500Wなのに、値段がぜんぜん違うのはなんで?僕、上の方が暖かいんだと思ってた。
Kura
そこが誤解されやすいところだね。暖房能力の行は取説の仕様表でも完全に同じなんだ。違うのは重さと操作まわり。
Bell
重さって、そんなに変わるの?どうせ置きっぱなしにするし、あんまり気にしてなかった。
Kura
約8.3kgと約12.5kg。4kg以上違う。置きっぱなしなら本当に関係ないよ。だからBellの使い方だと、安い方で困らない可能性が高い。
Bell
おっ、じゃあ僕は勝ち組?……でもアロマが付いてるって聞くと、ちょっと惜しい気もしてきた。
✅ この記事でわかること
- ソラーレ IDH15WIFI と MDHS15 のスペック・価格帯を一覧比較
- 2機種それぞれの強み・弱みと、実際に使った人の評価の傾向
- Wi-Fiアプリ・アロマボウル・カラー液晶ノブで何ができるのか
- 置き方(固定 or 移動)で変わる、あなた向けの1台がわかる診断
- 2026年8月時点の実勢価格帯と、賢い購入タイミング
- 電気代の考え方と、購入前に知っておくべき注意点・FAQ
【結論】ソラーレIDH15WIFIとMDHS15、どちらを選ぶべきか
先に結論をまとめます。暖房能力は互角なので、選ぶ基準は「本体を動かすかどうか」と「スマホから操作したいかどうか」の2点です。この2つがどちらも「いいえ」なら、価格の安いMDHS15で不足はありません。
※価格帯は2026年8月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方)をもとにした目安です。価格は変動します。
3行目は正直に書きます。マルチダイナミックヒーターは、断熱の弱い広いリビングを短時間で暖めるための機械ではありません。実際に使った人の評価でも「寒波の日に単体では追いつかない」という指摘が両機種に共通して出ています。エアコンで一気に暖めてから維持を任せる、あるいは寝室・書斎・脱衣所のような区切られた空間で使う。この前提が崩れると、どちらを買っても不満が残ります。
📌 シリーズ全体を見比べたい方は デロンギMDH+ソラーレ全8モデルの違い|予算別おすすめの選び方 もあわせてご覧ください。
デロンギのマルチダイナミックヒーターで失敗しない選び方
デロンギのヒーターは型番が多く、しかも似た名前が並びます。ソラーレとMDHS15を比べる前に、選ぶときに効く判断軸を4つ整理しておきます。
1. まず「メイン暖房にしない」と決める
マルチダイナミックヒーターは、輻射熱と自然対流で部屋を暖める方式です。温風を吹き出さないので空気が乾かず、ホコリも舞いません。その代わり立ち上がりはエアコンやファンヒーターにかないません。デロンギ公式も「外気温5℃・11畳の居室で室温20℃に達するまで約25分」という試験条件つきの数値を公表しています。これは従来のヒーターに比べて速いという意味であって、エアコン並みという意味ではありません。
実際に使った人の評価でも、両機種に共通して「暖まるまでに時間がかかる」「寒い日は単体では足りない」という指摘が出ます。エアコンで一気に室温を上げてから維持を任せる、あるいは寝室・脱衣所・書斎のような区切られた空間で使う。この使い方に合うかどうかが最初の関門です。
2. 部屋の広さは「10畳」で見る
両機種とも広さの目安は「10畳〜13畳」と表記されます。この2つの数字は基準が違うので注意してください。10畳は日本電機工業会の自主基準、13畳はデロンギの自社実験値(新省エネルギー基準・外気温5℃・5面接触という条件つき)です。
つまり13畳は好条件での上限であり、断熱が弱い部屋や外気に面した壁が多い部屋では届きません。購入時は10畳を基準に考えるのが安全です。13畳のリビングで1台に任せるつもりなら、期待を下げておく必要があります。
3. 「動かすか、置きっぱなしか」を先に決める
ここがソラーレとMDHS15を分ける最大の実用ポイントです。質量はソラーレが約8.3kg、MDHS15が約12.5kg。設置幅もソラーレが24.0cm、MDHS15が27.5cmで、ソラーレの方がスリムです。
どちらもキャスター付きなので、フローリングの同じ階で転がすぶんには大差ありません。差が出るのは段差をまたぐとき、階段を上げ下げするとき、シーズンオフに収納場所へしまうときです。12.5kgは持ち上げれば確実に重さを感じます。逆にリビングの定位置から動かさないなら、この差は購入判断に入れなくて構いません。
4. スマホ操作に価値を感じるかを自問する
Wi-Fi対応はソラーレのみです。専用アプリからは運転の開始と停止、温度と電力レベルの調整、スケジュール運転ができます。加えてGPSの位置情報と連動した自動運転、睡眠専門医が監修した温度制御(マイスリープ)、Siriによる音声操作にも対応します。
魅力的な機能ですが、使った人の評価には「アプリでできることが想像より少なかった」「最初の接続設定でつまずいた」という声も混じります。帰宅前に部屋を暖めておきたい、布団の中から消したいという具体的な場面が思い浮かぶかどうかで判断してください。思い浮かばないなら、この機能に費用を払う理由は薄くなります。
Bell
13畳までいけるって書いてあるのに、10畳で考えろっていうのはちょっとずるくない?
Kura
ずるいというより、基準が2種類あるだけなんだ。10畳が業界の自主基準で、13畳はデロンギが自分の条件で測った値。どっちも嘘じゃない。
Bell
なるほど。じゃあうちは6畳の寝室だから、どっちでも余裕ってことか。
Kura
そう。むしろ6畳なら1500Wをフルで使う場面がほとんどない。電気代の面でも寝室向きの使い方だよ。
📌 そもそもオイルヒーターとオイルレスヒーターで迷っている方は オイルヒーターとオイルレスヒーターの違い|電気代・速暖性で選ぶならどっち? が参考になります。
総合スコア&ランキング
公式仕様と口コミ傾向をもとに、5つの評価軸で各機種を10点満点で独自採点しました。これは今回の2機種の相対的な位置関係を示すもので、他の記事のスコアと絶対比較する目的のものではありません。

📊 採点基準
- 暖房能力(適用畳数・最大出力):取扱説明書の仕様表にある消費電力と広さの目安で採点。両機種とも1500W・10〜13畳で同値のため同点
- 設置性(本体質量・設置幅):仕様表の質量と外形寸法の幅で採点。移動と収納のしやすさを評価
- 操作性・スマホ連携:操作部の表示方式、Wi-Fi・アプリ・音声操作の対応可否で採点
- 省エネ制御(AAT・エコ運転):オートアダプティブテクノロジーとエコ運転の搭載状況、電力レベルの段数で採点。両機種とも同等のため同点
- 価格の納得感:同じ暖房能力に対して支払う実勢価格の水準で採点
※スペックはデロンギ公式製品ページおよび各機種の取扱説明書(仕様表)を参照。口コミは価格.comクチコミ・レンタル利用者のレビュー・実機レビュー記事を分析。価格は2026年8月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)。
| 評価項目 | 🏆 ソラーレ IDH15WIFI | 🥈 MDHS15 |
|---|---|---|
| 暖房能力(適用畳数・最大出力) | 8.0 | 8.0 |
| 設置性(本体質量・設置幅) | 9.0 | 6.5 |
| 操作性・スマホ連携 | 9.5 | 6.0 |
| 省エネ制御(AAT・エコ運転) | 8.0 | 8.0 |
| 価格の納得感 | 6.5 | 9.0 |
| 総合スコア(50点満点) | 41.0 | 37.5 |
合計ではソラーレが上回ります。ただしこの3.5点差は、暖房能力とは無関係なところで生まれた差です。設置性と操作性で合計6.0点ぶんソラーレが取り、価格の納得感で2.5点ぶんMDHS15が取り返した結果にすぎません。
そのため、この順位を「ソラーレの方が良い機種だから1位」と読まないでください。移動しない・スマホで操作しない読者にとっては、6.0点ぶんの加点がまるごと不要になります。その場合の実質的な順位は逆転します。順位を鵜呑みにせず、次の章の各機種レビューで自分に効く項目を確かめてください。
デロンギ ソラーレ IDH15WIFI|軽さと操作系に振り切った上位モデル
ソラーレは、マルチダイナミックヒーターの上位シリーズです。見た目で最も分かりやすい違いは、放熱フィンが露出していない箱型のデザイン。従来のラジエーター型と並べると別ジャンルの家電に見えます。
中身の方針もはっきりしています。暖房能力は据え置きのまま、本体を軽くして操作を作り込んだのがこのモデルです。質量は約8.3kgで、標準機より4kg以上軽くなっています。天面には移動用の取っ手が付き、シーズンオフ用の収納カバーも付属します。
| 発売時期 | 2023年10月(現行カラーのアストログレーは2024年9月追加) |
|---|---|
| 消費電力 | 1500W(最小300W・5段階) |
| 広さの目安 | 10畳(JEMA自主基準)〜13畳(自社実験) |
| 外形寸法 | 長さ52.0×幅24.0×高さ68.0cm |
| 質量 | 約8.3kg |
| 操作部 | カラー液晶ノブ(リングライト4段階・表示向き3方向) |
| Wi-Fi・アプリ | 対応(遠隔操作・GPS連動・マイスリープ・Siri音声操作) |
| アロマボウル | 付属(天面の凹部に取り付け) |
| 保証期間 | 3年 |
| 実勢価格帯 | 6万円台(希望小売価格は9万円台後半・税込) |
出典:デロンギ公式および同機種の取扱説明書(仕様表)/価格は2026年8月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
総合スコア:41.0点/50点
暖房能力 8.0 | 設置性 9.0 | 操作性・スマホ連携 9.5 | 省エネ制御 8.0 | 価格の納得感 6.5
アプリでできることは「操作の代行」まで
専用アプリからは、運転の開始と停止、温度と電力レベルの調整、スケジュール運転ができます。加えてGPSの位置情報でエリアに出入りしたタイミングを検知して自動でオン・オフする機能、入眠後に設定温度を下げて起床時間に向けて上げるマイスリープ機能を備えます。Apple Watchと組み合わせると脈拍と姿勢からマイスリープを起動させることもできます。
ここで期待をそろえておきます。アプリでできるのは「本体のノブでできる操作を、遠くからやる」ことです。暖房能力が上がるわけでも、消費電力が下がるわけでもありません。実際に使った人からも「アプリの機能が想像より少なかった」という声が出ています。帰宅前のオンと布団の中からのオフ、この2つに価値を感じるかが判断の分かれ目です。
アロマボウルは上位モデルだけの装備
ソラーレには天面に取り付けるアロマボウルが付属します。ボウルに水を入れて精油を数滴垂らし、本体天面の凹部にマグネットで固定して暖房運転する仕組みです。MDHS15には付いていません。
ただし取扱説明書には制約も明記されています。暖房運転中はボウルの着脱・注水・オイルの滴下ができず、遠隔操作をするときは使用できません。香りを継ぎ足すたびに運転を止める必要があるため、常時焚き続ける使い方には向きません。加湿器の代わりにもなりません。
※以下は価格.comクチコミ・レンタル利用者のレビューおよび実機レビュー記事を分析した結果です。楽天市場のレビューはまだ集まっていないため、集計値は掲載していません。記事中のワードクラウドは、編集部が読み込んだ口コミの傾向を独自にまとめた要約をもとに言及テーマを集計・可視化したイメージ図で、レビュー原文から自動生成したものではありません。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- 温風が出ないため、肌やのどが乾燥せず、ホコリも舞わないという評価が最も多く挙がっています
- 運転音がほとんど気にならず、寝室に置いても睡眠を妨げないという声が目立ちます
- 洗面所や脱衣所のような区切られた空間なら、短時間でしっかり暖まると評価されています
- フィンが露出しないデザインと軽さから、部屋への置きやすさ・移動のしやすさを挙げる人が多いです
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- リビングのような広い部屋では単体で暖めきれないという指摘が繰り返し出ています
- 外気温が一桁になる日は暖房能力が足りないと感じる人がいます
- 専用アプリの機能が想像より少ない、初回のWi-Fi接続でつまずいたという声があります
- 本体価格の高さと、使い始めてからの電気代の上がり方を挙げる人が少なくありません

✅ メリット
- 約8.3kgと軽く、部屋をまたいだ移動やシーズンオフの収納が現実的にこなせる
- 設置幅24.0cmとスリムで、家具のすき間や壁際に収まりやすい
- カラー液晶ノブで設定内容がひと目で分かり、離れた場所からの操作もリングライトで確認できる
- アプリとSiriで遠隔操作でき、帰宅前に部屋を暖めておける
- アロマボウルが付属し、香りを楽しみながら暖房できる
- 収納カバーが付属するため、使わない季節のホコリ対策がしやすい
⚠️ デメリット
- 暖房能力はMDHS15とまったく同じ。上位モデルだからよく暖まるということはない
- 実勢価格でも標準機より高く、増える装備の大半は暖かさに直結しない
- Wi-Fiの初期設定に手間取る人がおり、アプリでできることも操作の代行にとどまる
- アロマボウルは運転中に着脱・注水ができず、遠隔操作時は使えない
- 最大出力で運転するとブレーカーが落ちたという報告がある(他の家電との併用に注意が必要)
こんな方におすすめです。寝室とリビングを行き来させたい方、女性や高齢の方が1人で動かす前提の方、スマホや音声で操作したい方、収納までを含めて扱いやすさを重視する方。この条件に当てはまるなら、価格差ぶんの価値はきちんと返ってきます。
📌 ソラーレにはWi-Fi非搭載のIDH15もあります。シリーズ内の位置づけは デロンギMDH+ソラーレ全8モデルの違い|予算別おすすめの選び方 で確認できます。
デロンギ MDHS15|同じ暖房力を、抑えた価格で手に入れる標準機
MDHS15は、マルチダイナミックヒーターの標準シリーズにあたるモデルです。白いフィンとマットブラックのフレームという、デロンギらしい見慣れた姿をしています。
装備は素直です。操作は表示と連動したディスプレイノブのみ、Wi-Fiは非対応、アロマボウルもありません。そのぶん価格が抑えられています。ここで重要なのは、削られているのが操作系と付加機能だけで、暖房に関わる部分は上位のソラーレと同じという点です。
| 発売時期 | 2023年9月 |
|---|---|
| 消費電力 | 1500W(1500/1200/900/600/300Wの5段階) |
| 広さの目安 | 10畳(JEMA自主基準)〜13畳(自社実験) |
| 外形寸法 | 長さ51.0×幅27.5×高さ66.5cm |
| 質量 | 約12.5kg |
| 操作部 | ディスプレイノブ(表示と操作が連動) |
| Wi-Fi・アプリ | 非対応 |
| アロマボウル | 非搭載 |
| 保証期間 | 3年 |
| 実勢価格帯 | 4万円台(希望小売価格は7万円台後半・税込) |
出典:デロンギ公式および同機種の取扱説明書(仕様表)/価格は2026年8月時点の楽天市場・Amazonの実売価格(安い方を掲載)
総合スコア:37.5点/50点
暖房能力 8.0 | 設置性 6.5 | 操作性・スマホ連携 6.0 | 省エネ制御 8.0 | 価格の納得感 9.0
省エネの仕組みはソラーレと同じ
節電に関わる装備は上位モデルと横並びです。オートアダプティブテクノロジーは同じく搭載されていて、室温と設定温度の差を計測しながら運転電力レベルを自動調整します。デロンギはMDHS15について、5つの発熱モジュールを32通りの組み合わせで秒単位に切り替えることで無駄な暖めすぎを防ぐと説明しています。
エコ運転も両機種にあります。MDHS15の取扱説明書には「設定温度より自動的に0.5〜2.0℃下げて運転する」と具体的に書かれています。ボタン1つで消費を抑える機能で、上位モデルを買わないと節電できないという構図にはなっていません。
安全装備も削られていない
意外に見落とされますが、安全面も同等です。デロンギ独自の安全プラグ(特許第4209907号)は両機種に搭載されています。壁のコンセント側で異常な発熱が起きたときに通電を遮断する仕組みで、コンセントの老朽化やガタつきによる発火事故を防ぐためのものです。転倒時の自動電源遮断、温度過昇防止装置、チャイルドロック、凍結防止機能も同じく備わります。保証期間も3年で同じです。
※以下は価格.comクチコミ・レンタル利用者のレビューおよび実機レビュー記事を分析した結果です。楽天市場のレビューはまだ集まっていないため、集計値は掲載していません。
✅ 購入者が特に評価しているポイント
- 乾燥しにくく、朝起きたときののどの痛みが減ったという体感の変化を挙げる声が多く見られます
- 設定した温度をよく保つため、暑すぎ寒すぎが起きにくいという評価が目立ちます
- 操作がシンプルで、説明書を読み込まなくても使えるという安心感が支持されています
- 寝室で使っても運転音が気にならず、タイマーで起床前に暖められる点が好評です
⚠️ 購入前に知っておきたい注意点
- 電気代が想定より上がったという声が、不満点としては最も多く挙がっています
- 暖まるまでに時間がかかり、寒波の日は単体では追いつかないという指摘があります
- 約12.5kgという重さと本体幅から、移動と置き場所の確保を負担に感じる人がいます
- フィンのすき間にたまるホコリの掃除が面倒だという声があります

✅ メリット
- 暖房能力・省エネ制御・安全装備が上位モデルと同等で、抑えた価格で手に入る
- オートアダプティブテクノロジーとエコ運転を搭載し、節電機能で妥協していない
- 操作がノブ1つで完結するため、家族の誰でも迷わず使える
- 安全プラグ・転倒時自動電源遮断・チャイルドロックを備え、保証も3年で同じ
- キャスターは折りたたみ式で、収納時に幅を取りにくい
⚠️ デメリット
- 約12.5kgと重く、階段の上げ下げや部屋をまたぐ移動には向かない
- 設置幅27.5cmでソラーレより場所を取り、置き場所を選ぶ
- スマホからの操作に対応していないため、外出先からの操作はできない
- フィンが露出した構造のため、すき間のホコリ掃除に手間がかかる
- アロマボウルは付属しない
こんな方におすすめです。寝室や書斎の定位置に置いて動かさない方、操作は本体のノブだけで十分という方、同じ暖房能力に余計な費用を払いたくない方。移動もスマホ操作もしないなら、ソラーレを選ぶ実用上の理由はほとんど残りません。
📌 同じ標準シリーズのリモコン付きモデルとの比較は デロンギMDHU15とMDHS15の違い|リモコン付きはどっち?、他社のオイルレスヒーターとの比較は MDHS15 vs DHS-1525 vs EHT-M15WS|オイルレス3社の違い をご覧ください。
スペック比較表
| 項目 | 🏆1位 デロンギ ソラーレ Wi-Fiモデル IDH15WIFI |
🥈2位 デロンギ マルチダイナミックヒーター MDHS15 |
|---|---|---|
| ⚡ 基本性能 | ||
| 消費電力 | 1500W最小300W | 1500W最小300W |
| 電力レベル | 5段階 | 5段階1500/1200/900/600/300W |
| 広さの目安 | 10〜13畳10畳=JEMA自主基準 | 10〜13畳10畳=JEMA自主基準 |
| 温度制御 | オートアダプティブテクノロジー | オートアダプティブテクノロジー |
| 暖房方式 | ゼロ風暖房(輻射熱+自然対流) | ゼロ風暖房(輻射熱+自然対流) |
| 🎛 操作・スマート機能 | ||
| 操作部 | カラー液晶ノブリングライト・表示向き3方向 | ディスプレイノブ表示と操作が連動 |
| Wi-Fi・専用アプリ | 対応遠隔操作・GPS連動・マイスリープ | 非対応 |
| 音声操作 | Siri対応 | 非対応 |
| アロマボウル | 付属天面に水と精油を入れて使用 | 非搭載 |
| タイマー | デジタルタイマー | デジタルタイマー |
| エコ運転 | 対応 | 対応設定温度より0.5〜2.0℃下げる |
| 📐 本体設計 | ||
| 外形寸法 | 長さ52.0×幅24.0×高さ68.0cm設置幅がスリム | 長さ51.0×幅27.5×高さ66.5cm |
| 質量 | 約8.3kg | 約12.5kg約4.2kg重い |
| キャスター | 標準装備 | 折りたたみ式 |
| 収納カバー | 付属 | 記載なし |
| 🛡 安全・保証 | ||
| 安全プラグ | 搭載特許第4209907号 | 搭載特許第4209907号 |
| 転倒時自動電源遮断 | 搭載 | 搭載 |
| チャイルドロック | 対応 | 対応 |
| 凍結防止機能 | 対応 | 対応 |
| 保証期間 | 3年 | 3年 |
| ⭐ 総合スコア(10点満点) | ||
| 暖房能力(適用畳数・最大出力) | 8.0 | 8.0 |
| 設置性(本体質量・設置幅) | 9.0 | 6.5 |
| 操作性・スマホ連携 | 9.5 | 6.0 |
| 省エネ制御(AAT・エコ運転) | 8.0 | 8.0 |
| 価格の納得感 | 6.5 | 9.0 |
| 総合スコア | 41.050点満点 | 37.550点満点 |
| 👤 おすすめ対象 | ||
| こんな方に | 移動が多い/スマホ操作したい/香りも楽しみたい | 置きっぱなし運用/同じ暖房力を安く/操作はシンプルでよい |
| 💳 価格情報 | ||
| 実勢価格帯 | 6万円台希望小売価格は9万円台後半(税込) | 4万円台希望小売価格は7万円台後半(税込) |
| 🛒 購入リンク | ||
| 販売ストア | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! | 🛒 楽天📦 Amazon🛍️ Yahoo! |
注目比較ポイント|価格差の中身は4つだけ
比較表の行を上から追うと、差が付いているのは限られた場所だけだと分かります。ここでは購入判断に効く4点を順に見ていきます。
1. 質量4.2kgの差は「動かす日」にだけ効く
取扱説明書の仕様表では、質量はソラーレが約8.3kg、MDHS15が約12.5kgです。差は約4.2kg。2Lのペットボトル2本ぶんを超える重さの違いです。設置幅もソラーレが24.0cm、MDHS15が27.5cmで、3.5cmぶんスリムになっています。
この差が効くのは、キャスターが使えない場面に限られます。段差をまたぐとき、階段を運ぶとき、押し入れの上段にしまうとき。逆にフローリングを転がすだけなら体感差はほとんどありません。「動かすかどうか」ではなく「持ち上げるかどうか」で判断すると精度が上がります。
2. Wi-Fiとアプリは「操作の代行」であって性能ではない
ソラーレのみWi-Fiに対応し、専用アプリから運転の開始・停止、温度と電力レベルの調整、スケジュール運転ができます。GPS連動の自動オンオフ、マイスリープ、Siriによる音声操作にも対応します。
繰り返しになりますが、アプリを使っても暖房能力は変わりません。使った人の評価に「アプリでできることが想像より少なかった」という声が出るのは、この期待のずれが原因です。帰宅前に暖房を入れる習慣が実際にあるかどうかで価値が決まります。
3. 操作部の表示方式は「毎日触るかどうか」で差が出る
ソラーレはカラー液晶ノブ、MDHS15はディスプレイノブです。ソラーレは回して選び押して決める方式で、リングライトの明るさを4段階、表示の向きを3方向から選べます。表示情報が多く、離れた場所からでも設定変更を光で確認できます。
一方でMDHS15のシンプルさは弱点ではありません。ノブを回すだけで温度が決まり、タイマーもボタン1つで設定に入れます。使った人の評価では、この分かりやすさ自体が支持されています。逆にソラーレは「操作の作法に慣れが必要」という声もあり、多機能が常に正解とは限りません。
4. アロマボウルはソラーレだけの装備
ソラーレには天面に取り付けるアロマボウルが付属し、MDHS15にはありません。水と精油を入れて暖房運転すると香りが広がる仕組みです。
ただし取扱説明書には、運転中は着脱・注水・オイルの滴下ができず、遠隔操作をするときは使用できないと明記されています。香りを継ぎ足すには運転を止める必要があり、常時焚き続ける使い方はできません。加湿目的にも使えません。「あれば嬉しい」の範囲で評価するのが妥当です。
🤝 逆に、ここは共通です(どちらを選んでも変わらない点)
- 暖房能力:消費電力はどちらも1500W、広さの目安も10畳〜13畳で同じです
- 電力レベル:どちらも5段階(最小300W)で、細かい出力調整ができます
- 温度制御:オートアダプティブテクノロジーを両機種とも搭載しています
- エコ運転:どちらもボタン操作で設定温度を控えめにして節電できます
- 安全装備:安全プラグ(特許第4209907号)・転倒時自動電源遮断・温度過昇防止装置・チャイルドロック・凍結防止機能はすべて共通です
- 保証期間:どちらもお買い上げ日から3年です
つまり暖かさ・節電・安全・保証という「暖房器具としての土台」は完全に横並びです。上の4点だけで選べば、後から「こちらにすればよかった」と後悔する余地はほとんど残りません。
Bell
安全プラグまで同じなんだ。安い方は安全装備を削ってるのかと思ってた。
Kura
そこは削れないよ。特許まで取ってる仕組みで、コンセント側の発熱を止めるためのものだから。安いモデルほど必要とも言える。
Bell
じゃあ僕はもうMDHS15で決まりかな。……でも延長コードで使えないって、地味に困らない?うちコンセント遠いんだけど。
Kura
そこは機種選びの前の問題だね。1500Wは延長コードやテーブルタップだと発熱する。壁のコンセントから直接取れる位置が確保できないなら、買う前に置き場所から考え直した方がいい。
どれを選ぶべき?——状況別おすすめガイド
暖房能力が同じである以上、決め手になるのは暮らし方です。よくある4つの状況で、どちらを選ぶべきかを整理します。
寝室とリビングを1台で回したい方に
ソラーレ IDH15WIFI をおすすめします。日中はリビング、夜は寝室という運用は、ヒーターを毎日移動させることになります。同じ階のフローリングだけならキャスターで足りますが、敷居をまたぐ、カーペットの上を通る、といった場面では持ち上げる必要が出ます。約8.3kgと約12.5kgの差が毎日効いてくるのがこの使い方です。設置幅24.0cmのスリムさも、2部屋ぶんの置き場所を確保するうえで有利に働きます。
寝室に置きっぱなしで、朝の冷え込みだけ和らげたい方に
MDHS15 で十分です。定位置から動かさないなら、重量差も設置幅の差も判断材料になりません。オンタイマーで起床前に運転を始める使い方は両機種とも同じようにできますし、この用途では実際に使った人の満足度が高い部分です。同じ暖房能力・同じ省エネ機能・同じ安全装備を、抑えた予算で手に入れられます。
帰宅時に暖かい部屋で迎えられたい方に
ソラーレ IDH15WIFI が向きます。専用アプリから外出先で運転を開始できるうえ、GPS連動を設定しておけば一定のエリアに入った時点で自動的に暖房が始まります。マルチダイナミックヒーターは立ち上がりに時間がかかる方式なので、この「先に動かしておける」という性質と特に相性が良いのがポイントです。ただし屋外からの操作にはWi-Fiルーターとインターネット環境が必要です。
小さな子どもやペットがいる家庭に
どちらでも構いません。チャイルドロック、転倒時の自動電源遮断、温度過昇防止装置、安全プラグは両機種に共通で搭載されています。温風を出さないので、ホコリやペットの毛を舞い上げない点も同じです。
あえて差を挙げるなら、ソラーレはフィンが露出しない箱型のため、指がすき間に入りにくい構造です。とはいえMDHS15も表面温度が過度に上がらない設計なので、これだけを理由に上位モデルを選ぶ必要はありません。むしろ差額を安全対策のベビーゲートなどに回した方が、実質的な安全性は上がります。
よくある質問(FAQ)
Q. ソラーレとMDHS15で、電気代に差はありますか?
同じ条件で使うかぎり、電気代に差は出ません。消費電力はどちらも最大1500W・最小300Wで、電力レベルも5段階、節電の要となるオートアダプティブテクノロジーとエコ運転も両機種に搭載されています。電気料金を1kWhあたり31円として計算すると、1500Wで連続運転した場合が1時間あたり約46円、300Wまで絞った場合が約9円です。実際にはオートアダプティブテクノロジーが室温に応じて電力を上下させるため、この範囲の中で変動します。
Q. ソラーレにはWi-Fiが付いていないモデルもありますか?
あります。同じソラーレの筐体でWi-Fiを省いたIDH15(IDH15-WG/IDH15-AG)が2024年9月に発売されています。ソラーレの軽さとデザインは欲しいけれどスマホ操作は使わない、という方はこちらも選択肢になります。ただし本記事で比較しているのはWi-Fi搭載のIDH15WIFIです。型番の末尾でWi-Fiの有無が変わるため、購入時は必ず確認してください。
Q. アロマボウルは加湿器の代わりになりますか?
なりません。アロマボウルは香りを広げるための装備で、部屋の湿度を上げる目的の機能ではありません。デロンギの取扱説明書にも、水と精油を入れて天面の凹部に取り付ける使い方だけが記載されています。乾燥が気になる場合は別に加湿器を用意してください。なお、暖房運転中はボウルの着脱や注水ができません。
Q. 部屋がなかなか暖まらないのですが、故障でしょうか?
方式上の特性である可能性が高いです。マルチダイナミックヒーターは輻射熱と自然対流で暖める方式のため、温風を吹き出すヒーターに比べて立ち上がりに時間がかかります。デロンギは外気温5℃・11畳の居室で室温20℃に達するまで約25分という試験値を公表しています。効果を高めるには、窓際や外気に触れる壁際に置いて冷気の侵入を止めるのが有効です。ドア付近に置くと暖気が室外へ逃げやすくなります。
Q. 延長コードやテーブルタップで使えますか?
使えません。取扱説明書では、定格15A(100V)のコンセントを単独で使用するよう明記されており、延長コードやテーブルタップの使用は禁止されています。1500Wは家庭用コンセントの容量をほぼ使い切る消費電力です。設置場所を決めるときは、壁のコンセントから直接電源を取れるかどうかを先に確認してください。この点は両機種に共通します。
Q. 保証やアフターサービスに違いはありますか?
ありません。どちらもお買い上げ日から3年間の保証で、保証対象は本体です。補修用性能部品は最終輸入日を起点に6年間保有されると案内されています。保証期間が過ぎた後の有償点検についても、どちらの取扱説明書にも同じ案内が記載されています。
Q. 13畳のリビングで1台だけで足りますか?
条件次第です。13畳という数字はデロンギの自社実験による値で、新省エネルギー基準の住宅・外気温5℃・5面が外気に接するという条件のもとで測られています。日本電機工業会の自主基準では約10畳までとされているため、購入時は10畳を基準に考える方が安全です。実際に使った人からも、広い部屋では単体で暖めきれないという指摘が出ています。リビングで使うならエアコンとの併用が現実的です。
Q. 使わない季節はどう保管すればいいですか?
本体を十分に冷ましてから、電源コードをコードホルダーに強く巻きつけないように収納します。ソラーレには収納カバーが付属するため、ホコリを避けたまま保管できます。MDHS15にはカバーの付属がないため、収納場所によっては別途カバーを用意すると管理が楽になります。なおMDHS15は約12.5kgあるので、押し入れの上段など高所への収納は避けた方が安全です。
まとめ
デロンギのソラーレ IDH15WIFI と MDHS15 の比較は、次の6点に集約できます。
- 暖房能力は完全に同じ。消費電力1500W、広さの目安10畳〜13畳、電力レベル5段階まで横並びです
- 省エネ機能も安全装備も保証も同じ。オートアダプティブテクノロジー、エコ運転、安全プラグ、チャイルドロック、3年保証はすべて共通です
- 違いは4つだけ。本体の質量と設置幅、Wi-Fi・アプリ、操作部の表示方式、アロマボウルの有無です
- 質量差は約4.2kg。ただしキャスターで転がすぶんには体感差が小さく、持ち上げる場面がある人にだけ効きます
- アプリは操作の代行にとどまります。帰宅前のオンと外出先からのオフに具体的な使い道があるかで価値が決まります
- どちらもメイン暖房には向きません。エアコンとの併用か、寝室・書斎・脱衣所での使用が前提です
Bell
よし、僕は寝室に置きっぱなしだからMDHS15にする。……と思ったけど、来年引っ越すかもしれないんだよね。
Kura
引っ越しは1回きりの話だから、そこは理由として弱いかな。それより新居の間取りが分からないうちは、決め打ちしない方がいいと思う。
Bell
えー、じゃあ結局どっちなの。決めてよ。
Kura
決めないよ。ここは好みが分かれるところだから。ひとつだけ言えるのは、暖かさで迷う必要はないってこと。そこは同じなんだから。
最後に判断の目安を1つ。この冬、このヒーターを何回持ち上げるかを想像してみてください。ゼロなら、増える装備の半分は使われないまま終わります。何度も思い浮かぶなら、軽さは毎日効き続けます。
免責事項
本記事に記載のスペックは、デロンギ公式サイトおよび各機種の取扱説明書(仕様表)を参照しています。価格・在庫状況は2026年8月時点のもので、変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。口コミ傾向は価格.comクチコミ・レンタル利用者のレビュー・実機レビュー記事を編集部が読み込んで分析したものであり、レビュー原文の転載・個別の再構成は行っていません。電気代の試算は電力量料金を1kWhあたり31円として計算した目安であり、契約プラン・使用環境により変わります。本記事にはアフィリエイトリンクを含みます。
Supported by Rakuten Developers


コメント